
どうも、皆さん、こんにちは。心 Works learning 福井です。
連日、良いお天気が続きますよね。外を少し散歩するだけでも、
かなり気分も変わりますよね。
1日にほんの少しでいいから、その時間をご自身のために使う、って
意図してみると、感じられる世界が変わってきますよ。
さて、未だに収束する気配を見せない、
日本大学フェニックス対関西学院大学ファイターズ 大学対応アメリカンフットボール
定期戦で起きた、日大選手の関学大選手に対する明らかに悪質なタックルが
発端で、日大チームの監督とコーチの選手指導のやり方が問題視されていますよね。
ざっくり言うと、
日大元監督曰く“試合で出たければ、俺(監督)の言う通りにしろ、さもなければ、辞めろ!”
といったところですよね。独裁、専制政治を連想させます。
この日大選手は、おそらく運動能力に長けていて、大好きな
アメリカンフットボールができる日大フェニックスに入部できたこと自体は、
アメリカンフットボール選手を志すアスリートにとっては、エリートコースであったと思います。
願わくば、日大フェニックスで実績を残して、
さらなる高みである本場NFLで、日本人初・・・のような夢を描いたかもしれません。
その願望につけ入るように、日大運営陣が選手を、“恐怖を使って洗脳”して、
今回の悪質なタックルを発生させたと私は思います。
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産経ニュースより以下抜粋
日大選手:・・・・私は(内田)監督に対して
直接『相手のクオーターバックを潰しに行くんで使ってください』と伝えました」
「監督からは『やらなきゃ意味ないよ』と言われました。・・・・・
コーチからは『思い切り行ってこい』と言われました。
・・・・・・その後、試合前の整列の時に、コーチが近づいてきて
『できませんでしたじゃ、すまされないぞ。分かってるな』と念を押されました」
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選手は、日大フェニックスという共同体;チームに所属しているので、
その共同体からの影響は不可避であったと想像できます。
チームを運営するために“明文化されたルール”、
もしくは“暗黙のルール”に無理やり従わされていたと想像します。
もし、そのルールを破ろうものならば、チームメンバーから除籍、迫害されてしまうという“恐怖”が、
常に付きまとっていた訳です。
これと同じような事例は、今までの歴史上でも発生しています。
例えば、第2次世界大戦中のドイツ国防軍(ナチス統治下)は占領した
ヨーロッパで、反ナチ、レジスタンス、スパイ、ユダヤ人を
“恐怖”(深夜から夜明けにかけての予期せぬ突然の逮捕、厳しい訊問や残酷な拷問、
劣悪な待遇や拘禁などで知られ、ヨーロッパ中を震え上がらせた)
をもって取り締まった秘密国家警察ゲシュタポでも言えますし、

私が体験したところで言いますと、前職;新人営業マン時代、
営業所では、
“お前、今日、この製品を売るまで帰ってくるな!”
“一軒でも多く飛び込みをやってこい!”
“所長より早くかえる(帰宅する)な!”“
先輩社員のヘルプ業務は喜んで受けろ!”
など数多く”恐怖”感情を煽り立て、ココからは“暗黙のルール”ですが、
売れない状態が長く続くと、“お荷物営業マン”として
人間としての価値まで否定され、最終的には、営業所に帰ってくると、
机の上に転職雑誌が置いてあって、
“お前、それ見て、適当にどっか(他社に)行ったら!?”と戦力外通告を受ける、という体験をしました。
確かに、大勢の人間をある決まった方向に、強制的に向かわせる時に、
“恐怖”感情を煽ることは支配者からすればとても便利な道具です。
だから、現代でも日常生活あちらこちらでもよく見受けられます。
そして、今回、私はどの報道、ニュースを見ても、
首謀者とされる日大フェニックス元監督について、情状酌量の余地ないとされています。
これについては、私も同意しますが、では、この元監督がなぜこのような
暴挙に走ってしまったのか、心理についても考えてみました。
日本大学アメリカンフットバール部フェニックスは、
日本選手権(社会人チーム1位対学生チーム1位)
優勝 4回
学生日本一 21回
関東学生リーグ 優勝 33回
という輝かしい成績であり、いわば“常勝軍団”勝つことが
当たり前に約束されているチームであることは戦績から見て取れます。
元監督はこの常勝軍団を総指揮した際、もちろん、大学運営側からは
結果を残すことを強迫的に要求される状況下で、
結果;実績を残す元監督に対して、周囲はその実績をもてはやし、過剰な評価/承認をもって、中央集権が進み、やがて独裁者に
仕立て上げられていった可能性が考えられます。

最初は元監督もアメリカンフットボールを
愛する一人のプレーヤーだった。
ところが、日本大学アメリカンフットバール部フェニックス;
常勝軍団で在り続ける
ストレス、学外、世間一般からの下馬評、期待などに応え続ける重圧、
この常時、物凄いストレス、重圧の矢面に立たされて、そして期待に答え続けなければならなかった。
期待に答えられないかもしれない、という恐怖に打ち勝たなければならなかった。
そうでなければ、“誰も評価/承認してくれない”と思わされていたと推測します。
ですから、
悪質タックルを実行した日大選手も、この元監督もまた恐怖感情に弄ばれた被害者の一人だったのかもしれません。
恐怖感情は人間に生存欲求がある限りと共に、常にあります。
あなたはどんな外部情報に過剰反応して、ご自身を怖がらせていますか?
あなたは、どんな過剰な妄想(思い込み)をして、ご自身を怖がらせていますか?
日常生活を送るに際して、支障をきたす恐怖感情、私と一緒に乗り越えてみませんか?