思い込み

毎年、寒い季節になると、

“暖かいセーターとか

 

コートとかないかなぁ~”

とよく考えます。

 

 

最近は寒い日が

続きますから、

 

余計に考えたり、

Webショッピングモールで

 

さがしてみたり、

街を歩いていても、

 

行き交う人達の服装にも

ついつい注目してしまいます。

 

先日、グレー色のセーターが

欲しくて、いつも衣料品を

 

買っているお店には

お気に入りなものはなくて、

 

初めて

“ユニクロ(UNIQLO)”

 

購入したんです。

 

 

ユニクロは、サラリーマン時代、

ビジネス・マーケティングを

 

勉強するため、

ケーススタディとして

柳井 正社長が

 

“どのような発想力をもって、

市場を創り上げてきたのか”、

 

“柳井社長の何が

他の経営者と

違っているのか”

 

など、

 

よくビジネス書を

読んだものでしたが、

 

ユニクロ製品を

購入するのは

 

今回が初めてでした。

 

なぜなら、

 

“価格は確かに

安いけど、品質は

大丈夫なのか?”

 

という問いが

いつも私の内に

あったんだと思います。

 

大学生時代の友人達が、

実際に使ってみた

 

ユニクロ製品の

“品質の低さ”

 

を笑いに変えて

自慢げに話していた

 

記憶があるんです。

 

それ以来、

 

私の内では、

“ユニクロ製品は

品質が悪い”

 

というなんとなく

固定観念が

 

出来上がってしまった

のだと思われます。

 

私のユニクロの事例のみならず、

皆さん、ある物に対して

 

何かしらのイメージ・思い込みを

持っているものだと思います。

 

例えば、

都道府県でいえば、

 

“東京といえば・・・”

“大阪といえば・・・”

“福岡といえば・・・”

 

とそれぞれに持つイメージが

全く異なっていると

思います。

 

個人の体験・経験に

基づいたイメージや

 

最も信用できる

情報筋からのイメージで

 

あったりすると思います。

 

その過程を何度も何度も

繰り返していると、

 

あたかも本当のように、

真実のように信じ込んでいる

 

自分自身に

出会えるかもしれません。

 

固定観念と

呼ばれるものですね。

 

人間の行動を

支配している

 

プログラムにも

同じことが言えると

 

思います。

 

“私って、・・・・

なんです。”

 

“私って、・・・・

が嫌なんです。”

 

“私って、・・・・

に自信がないんです。”

 

って

億万回もご自身に

 

諭してきたの

かもしれませんね。

 

このメカニズム自体、

人間の本能として、

 

“守る”(自己防衛本能)を

持っている限り、

 

至って自然に

行われていることだと

 

思います。

 

強烈な感情動揺

体験をすれば

 

記憶として残り、

再度、同じ体験・経験

 

をしないように、

感情動揺を回避するための

 

プログラムを創り上げて、

その状況に二度と

 

出会わないように

しようとする。

 

全て全自動に

行われているので、

 

意識的にされることがなく、

何度も何度も

 

繰り返すことによって、

無意識的に

 

潜在意識にため込まれて、

人間の行動を

 

無意識の内に

支配していく

 

プログラムが無数に

存在します。

 

そしてそのプログラムは、

どんな時にも人間を

 

安全・安心できるように

全自動運転で導いてくれます。

 

ですから、

 

とても便利なのですが、

リアルタイムに

 

発生している現実と

想像・妄想・イメージの

 

区別ができない

脳の特性から

 

イメージするだけでも

身体反応が発生します。

 

事例としては、映画鑑賞が

挙げられます。

 

スクリーンに

映し出されている映像は、

 

現実に目の前で

起きていることではないのに、

 

手に汗握ったり、

感動して涙を流してみたり、

 

ドキドキしてみたり、

悲しみに

 

打ちひしがれて

涙してみたり、

 

以前に無意識的に

刷り込んでしまった

 

プログラムが

正常に作動した証拠で

 

あるといえます。

 

そして、

 

このイメージを持って、

五感を働かせて、

 

感情・身体反応にまで

影響を与えるシステムを

 

結果として自分自身を

責めるために

 

使用させている方々を

職業柄よく見ます。

 

 

“私って、人付き合いが苦手”

 

“私って、何をするにも

自信がない”

 

“私が頑張らないと、

うまくいかない”

 

“私って、

人から嫌われる”

 

“私って、何のために

生きているのか

わからない”

 

などをプログラムとして

持っていますから、

 

イメージ通りの現実を

引き寄せて、そして、

 

“やっぱり、その通りだった”

ってさらに強く思いこむ。

 

このプロセスを繰り返して、

さらにさらに自分を追いこんで、

 

責めていく、この生き方、

とてもしんどいですよね。

 

苦しいですよね。

 

ほとんどの人達が

この刷り込んでしまった

 

プログラムを性格だから

仕方ないと諦めて、

 

誤魔化して生きて、

一生を終えてしまう

 

この物質世界で、

今、悩み、苦しんでいる人

 

だけが改善できる

可能性を持っています。

 

“そんな簡単に、

改善できるのか!?”

 

っていう声が聞こえてきそうですが、

改善できます。

 

身体反応が発生する

メカニズムは、

 

上記の通りですから、

これを理解して心理療法を行えば、

 

多少なりとも生き易い人生を

送ることが出来ると思います。

 

生き辛さを感じている方、

一度、ご相談ください。

 

お待ちしています。