“嵐”活動休止にみる集団(個々人)に働く力

ネットニュース、

スポーツ新聞

 

など情報媒体を賑わせた、

 

ジャニーズ事務所 

“嵐”の活動休止発表。

 

1999年にデビュー以来、

CD売り上げ記録、

 

コンサート観客動員記録、

アジアツアー成功

 

など輝かしい実績に加えて、

メンバー5人それぞれ

 

主演の映画やドラマで、

“味”のある演技を

 

披露して世間から

高評価を得て、

 

テレビ番組では

冠番組を持つほどに

 

人気がある“嵐”。

 

盛隆を極めたと

言えると思います。

 

その人気アイドルグループが

2年後に

 

活動休止をするという発表で、

衝撃を受けた方も多い

 

のではないかと思います。

 

少し気になって、

ジャニーズ事務所所属グループが

 

盛隆を向えた後、

その後どうなっていったか、

 

調べてみました。

 

記憶にあるところから言うと

 

・“たのきんトリオ”→解散

 

・“シブがき隊”→解散

 

・“少年隊”→現存

 

・“THE GOOD BYE

→活動休止

 

・“男闘呼組”→メンバー1

素行不良、脱退、解散

 

・忍者(少年忍者)→解散

 

・“光GENJI”→解散、

元メンバーによる薬物依存、

スキャンダル多々

 

・“SMAP”→メンバー1名脱退、

その後3名が脱退して解散

 

・“平家派”→解散

 

・“CHA-CHA”→解散

 

・“TOKIO”→メンバーによる

未成年飲酒問題

 

・“KinKi Kids”→メンバー1

突発性難聴を患う

 

・“V6”→現存

 

・“タッキー&翼”→メンバー

それぞれ芸能活動引退と

メニエール病、突発性難聴を

発症。解散

 

・“NEWS”→当初、9名編成で

あったが、メンバーの脱退が

続き、未成年飲酒問題で休止。

 

・“関ジャニ∞”→メンバー1名脱退。

その後、現存

 

・“KAT-TUN”→メンバー3名脱退。

薬物事件も・・一時、活動休止であった

 

・“Hey Say JUMP”→

メンバー1名脱退

 

・“King & Prince”メンバー1

パニック障害発症を患う

これらの現象を見てみると、

なんとなく傾向は

 

見えてくると考えます。

 

1999年以降、

ジャニーズ事務所で

 

プロデュースされた

グループの共通点は、

 

当時としては驚異的な人気を

博していましたが、

 

その後、必ず、

メンバーの脱退犯罪

 

病気が明るみに出て、

解散をしているという

 

ところです。

 

では、“なぜ、

国民的アイドルグループ、

 

スーパーアイドルグループなど

評されたグループが

 

立ち行かなくなるのでしょうか?

 

まず、思い浮かんだのは、

ヒンドゥー教;三神一体

 

(トリムールティ)の

ブラフマー神、ヴィシュヌ神、

 

シヴァ神;三神です。

 

それぞれ、

“創造”“維持”“破壊/再生”

 

を担当して、人間個人の活動、

人間集合体の活動は、

 

全て、この

 

“創造”“維持”“破壊/再生

 

を繰り返してきたものだと

認識できると思います。

 

今回の“嵐”の場合も例外なく、

“創造”“維持”“破壊/再生”

 

の過程にあると言えると思います。

 

もう少しわかりやすい事例として、

SONY

元東京通信工業は、

 

1950年代、

最初、真空管電圧計の

 

製造・販売から会社が

起業されて、その後、

 

日本初のテープレコーダー・

トランジスターラジオの

 

生産・販売で

大成功を収めました。

 

オーディオ製品では、

1979年発売、

 

若者向けの

携帯型カセットテーププレイヤー

 

WALKMAN”は

爆発的大ヒット商品になり、

 

日本国立科学博物館に

重要科学技術史資料として

 

登録されており、

『音楽リスニングを大きく変えた』

 

と評価されています。

 

きらびやかな業績の一方で、

1970年代には、

 

家庭用VTRの普及を目指して、

小型化・低価格化を図った

 

ビデオカセット規格

“ベータ”を発表、

 

その後、家電業界で

日本ビクターが開発した

 

VHS”と激しい規格争いを

行ったが、“VHS”勢に

 

軍配が上がったり、

家庭用ゲーム機事業に

 

参入するため、

ソニー・コンピューター・

 

エンターテイメントを設立して、

Play station”を発売、

 

ソフトウエア供給会社との

ソフト開発に関する

 

ロイアリティなど

業界旧制度を駆逐して、

 

当時、業界を牛耳っていた

任天堂、セガを追いやったが、

 

その後、

 

ソフトウエア開発の方向性を

見誤って、任天堂に

 

王座を明け渡してしまった。

 

 

2000年初頭には、

 

SONY Shock”;

SONY神話崩壊

 

日本の成長を支えてきた

ハイテク企業のシンボルであり、

 

国際的な高い技術力と

競争力をもち、

 

世界に広く認められた

「超ブランド企業」との

 

認識が強くあったが、

以前ほど、イノベーティブな

 

製品が発表されなくなり、

営業利益額が

 

同社従来予想を

1000億円下回る大幅な赤字

 

となってしまった。

 

この日本を代表する

企業にしても、

 

ジャニーズ事務所グループにしても、

創造”“維持”“破壊/再生”

 

が作用していると思われます。

 

ゆっくりと進化していく過程で、

 

必ず必要な

過程としてある“破壊”

 

この過程は、

あとで振り返ってみれば、

 

“確かに、あの時、しんどかったし、

苦しかったけど、

経験・体験してみてよかった”

 

となる訳ですが、

実際、当事者として、

 

その体験をしている

真っ最中は

 

“早く好転しろ”

“逃げたい”

“なんで、私だけが

こんな酷い目に・・・”

 

なんて考えるんだと思います。

 

では、

なぜ、進化する過程において、

 

“破壊”が必要なのか

という疑問が

 

湧いてくるかもしれませんね。

 

私が思うに、

“過去に対する

執着(成功パターン)を

手放す”

 

という

 

意味で、“破壊”が必要

なのだと思います。

 

あなたの中にある、

もしくは集団が築き上げてきた

 

成功パターンを持っていると、

時流から置いて行かれる

 

状況になってしまう。

 

これでは、その他大勢と

同じで自然淘汰され、

 

無意識的にされてしまうから、

成功パターンを

 

捨てざるを得ない、

とても辛く、苦しい状況が

 

作り出される

 

盛隆を築いた快感体験が

忘れられず

 

その成功パターンを

何度も何度も使い続けると、

 

最終的には無意識的に

その成功パターンを

 

使ってしまって、

“なぜ、自分個人が、

 

集団がうまくいかないのか”が

理解できない状態に

 

陥れられます。

 

無意識的に、

成功パターンの奴隷

 

になってしまっている訳です。

 

だから、

“破壊”は、絶対に必要

です。

 

もう今の自分には、

過去の成功パターンは

 

必要なく、

 

新たな自分自身を

作り上げていく

 

時期であると

意識的になるため

 

にです。

 

個々人にも、

集団にも新陳代謝が、

 

必ず必要ということに

なります。

 

成功パターンは、成功した際の

良いイメージと

 

その時に感じた感情・感覚と

共に記憶されていると思います。

 

 

その成功パターンを

捨てる訳ですから、

 

とても抵抗があって、

怖いのは当然だと思います。

 

お一人でやるには、

“荷が重い”と思われる方、

 

一度、私に相談してください。

お待ちしていますね。