今日、外出した際、
滅多にのらない先頭車両に
乗ってみる
気になったんです。
もちろん、先頭車両ですから、
一番前には
運転手さんがいました。
そして今日は、
その後ろの窓ガラスに、
まるで背後霊のように
“ベッタリ”食い入るように、
操縦の一挙手一投足を
マネしている
“鉄道ヲタク”の
おじさんがいました。
とても夢中で、
楽しそうでした。
この現代には
映像技術が発達して、
VR:
“ヴァーチャル・リアリティー”
(疑似体験であるが、
まるで本物と遜色ない
体験が出来る技術)
なるものが考案されて、
医療分野、服飾分野などを
はじめとして
多くの分野で活用されて
、
さらなる発展を
遂げている途上である
と思いますので、
機会を選べば
かなり高品質疑似体験が
出来るようになってきました。
10年ほど前、まだ
VR:
“ヴァーチャル・リアリティー”
がそれほど発達していなかった
と思います。
その状況下で、“鉄道ヲタク”達は、
より実践に近い体験をしたくて、
車掌帽子、白い手袋、
鉄道会社の制服を
着用して、鉄道博物館や
交通科学館に
置いてあった
運転シュミレーターに
夢中になったり、
家庭用ゲームで
電車運転体験ゲームが
発売されると、
なるべく実物に
近い運転用ハンドルに
改造して楽しんでいた
人達がいました。
そこまでして、
“鉄道ヲタク”の皆さんが
求めていたもの、
それは感情的経験により
快感・恍惚感などであり、
感情(快感)回路を
形成しているのではないのか、
と思うのです。
このVR:
“ヴァーチャル・リアリティー”
を利用して、感情回路の
形成強化をしているメカニズムが
盛んに現代社会には
利用されていると考えます。
例えば
・映画:
リアルタイムに発生していない
映像を見て、感情が
動かされる。
登場人物に成りきる
・コスプレ:
お目当てのキャラクターの
服装、髪型、
アイテムなどをマネして、成りきる
・服飾関連:
人気俳優/女優が
身に着けていたアイテムが売れて、
街に同じアイテムを持って、
成りきった人達が溢れる
・聖地巡礼ツアー:
人気映画の撮影場所を
めぐるツアー、
そのシーンを回想して成りきる
このVR:
“ヴァーチャル・リアリティー”
を利用して、感情回路の
形成強化に関しては、
心の悩みを
持っている方々にも
作用していると思います。
ただ、心の悩みを
持っている方々は、
この感情回路を使って、
快感ではなく、
恐怖心、悲しみ、
怒り、嫉妬、恨みなどを
作り出していることが
問題になったりします。
個人の持っている
イメージや思考が
その個人の行動や
感情を決めてしまったり、
その逆で、
その行動や感情が
イメージや思考を
決めてしまったり、
イメージ・思考・感情・
行動・欲求には
密接に関連していて、
私達が知らない間に、
行動や思考習慣に
大いに影響を
与えていると思います。
そして、
イメージ・思考・感情・
行動・欲求を使って
自分自身の行動規範
(行動規範とは、
ある状況において、
どのような言動が適切か、
行動するか・しないか・
すべきか・すべきでないか、
そして、そのような
言動の基になる望ましい
または避けるべき
人格特性の基準です。)
は、
幼少期の成育環境で
学習されると
言われています。
例えば、小さい時に、
長男/長女で、
弟/妹の面倒を
見ていた時に、
お父さん/お母さんから、
“しっかり者だ”
“手間のかからない子だ”
と褒められ、
弟/妹達のために、
何かを我慢することで
お父さん/お母さんから、
愛情/承認を
もらっていた人は、
幼少期に
これらの体験を
感度も何度も体験し、
感情回路の形成を
強化し続けた結果、
成人した後でも無意識
(メカニズムを学習した時
の登場人物とは
異なっていて、
VR:
“ヴァーチャル・リアリティー”
にもかかわらず)に、
我慢をし続けて、
弱い立場の人達を
助けないと気が済まない、
子供っぽい人を
見るとムカつく、
人前ではしゃげない
などの症状が
現れ続けます。
そして、
この症状のために、
人間関係が
しんどくなることもあります。
ただ、
たとえしんどくなったとしても、
当人は
そのイメージ・思考・感情・
行動・欲求の
メカニズムに自分が
支配されていることに
全く気付いていない
状態です。
別の例示では、
小さい時、両親ともに
仕事が忙しくて、
滅多に構ってもらうことがなく、
たまに家に帰ってきても
“疲れているから”
と言われて、
全く相手に
されない状況が
続いた人は、
幼少期に
これらの体験を
感度も何度も体験し、
感情回路の形成を
強化し続けた結果、
“私は存在する意味がない”
“自信がない”
“大切な人は、必ず、
私の前から去っていく”
“私は他人から蔑まれるべき存在、
いじめられて当たり前”
“大人は信用できない”
などの内部対話を
当然もってしまいます。
そして、
成人した後でも無意識
(メカニズムを学習した時
の登場人物とは異なっていて、
VR:
“ヴァーチャル・リアリティー”
にもかかわらず)に、
人と交流することを避ける、
私は嫌われ者だと自覚する、
自殺企図が止まらない、
自信がないなどの症状を
持ってしまいします。
共通しているのは、
過去の幼少期の
記憶情報
(イメージ・思考・感情・
行動・欲求)を
未来に貼り付けて、
現在、それを体験する
というものです。
記憶情報は全て
VR:
“ヴァーチャル・リアリティー”
であり、現在、起きていること
ではありません。
しかし、人間は過去に
作成した感情回路が
関連する記憶情報なのに、
都合が悪い身体反応や
感情の起伏が
生じることで、
生き辛さを感じることがあります。
この記憶情報を
ビリーフと読んだり、
プログラムと呼んだりしますが、
心理療法を用いることで、
必ず、是正することが出来ます。
そして、私はあなたに、
この是正する過程で、
本当のご自身に
出会うということとは
どういうことなのか、
本当の幸せとは、
どういうことなのか、
意識的にご自身の人生を
生きることとはどういうことなのか、
気付ける機会を
差し上げられます。
もし興味関心がありましたら、
私にご相談くださいね。