![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/i6437c7d425c1dc9f/version/1592677450/image.jpg)
東京都は
コロナ事案について、
6月12日0時から
ロードマップをステップ3に
移行しました。
そのような中で、
新宿・歌舞伎町で
集団感染が
確認されました。
12人が同じ
ホストクラブの
従業員だった
ということです。
その後の歌舞伎町は、
「歌舞伎町一番街」
入り口周辺は人が
まばらなものの、
人気ホストクラブが並ぶ
通称「ホスト通り」では、
冒頭のように
コロナ禍以前と
そう変わらない
光景が繰り
広げられていたそうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/i159ffd2bae0b0b3b/version/1592677450/image.jpg)
緊急事態宣言発令後、
キャバクラやスナックなど、
男性が通う
「夜の店」は
軒並み
休業状態でしたが、
あるホストクラブ関係者は
「うちは看板を暗くして
営業しています」
と
声を潜め、
この店のように、
外からは
わからないように
営業を続けた
ホストクラブは
多いのだそうです。
それは
「感染してもいいから
ホストクラブに
通い続けたい」
という
女性たちが
いるからです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=526x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/i6df52f8713c1dc17/version/1592677450/image.jpg)
Webニュースから抜粋、
~・~・~・~・~・~・
マユミさん(仮名)は、
緊急事態宣言が
出てからも
歌舞伎町に通い続けて、
“こんな時だからこそ、
担当ホストを助けて
あげなきゃいけない”と
思ったんです。
普段だったら、
私よりお金を使う
“姫
(ホストクラブに通う客)”
も、私より綺麗で
華やかな
姫もたくさんいる。
でも、彼女たちは感染を
避けてお店に来なくなる。
そんな中で
私が頑張れば、
担当ホストにとって
特別になれる
と思ったんです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/i61af614084655708/version/1592677450/image.jpg)
1回10万円
いかないくらいを
目処に、
とにかくたくさん
通えるよう頑張った。
“担当ホストから
『オレのために頑張って
くれてありがとう。
こういう大変なときに
助けてくれるのが
“本当の姫”なんだよ』
と言われたときは、
涙が出ました。
感染することは
怖くありません。
感染も厭わないという
覚悟を持って
担当ホストに
会いに行っていますから」
~・~・~・~・~・~・
これは、コロナ騒動で
浮き彫りになった、
ホス狂い
(ホストクラブ通いに
狂っている女性)
の実態の一面。
新型コロナウイルス感染の
危険性があるが、
むしろその環境は
彼女達を
燃え上がらせた
結果となって、
コロナでむしろ売上げが
上がった店舗も
あったそうです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/i565c267e1d5d884e/version/1592677450/image.jpg)
なぜ、このようなことが
発生するのか、私は
依存症専門
カウンセラーでも
あるので、
少し考えてみました。
今回、コロナ騒動によって、
“ホス狂い”
の一部が
公にされましたが、
私はこの“ホス狂い”
の女性達は、
ある意味
人間関係依存で、
常に空虚感を
感じていると考えます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/ia3229b30c4f2fe9d/version/1592677450/image.jpg)
担当ホスト達は、
短い時間かも
しれないけれど、
非現実的な空間、
身だしなみが
きっちりした
いわゆる
イケメンホストからの
御姫様級のエスコート、
超絶楽しい会話、
最上級の顧客満足を
狙った接客をお客様に
提供する対価として、
高額な報酬を
得る訳ですが、
わざわざホストクラブに
“通う”ということは、
旦那様や彼氏など
の男性には
できない付加価値を
ホスト達は
提供していると
想定できます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/i2a9b2fdc6a0ad1d3/version/1592677450/image.jpg)
ホストクラブを純粋に
楽しむ女性ではなく、
“ホス狂い”と
なる女性達は、
おそらく、
(無意識的に)
自己重要感/
肯定感が低く、
いつも頑張っていないと
ダメな感じがしていて、
信頼/信用
している人が
ほぼいない。
さらに、
(無意識的に)
酷くなると、
生きていること
自体に意味を
見出すことが出来ず、
生きることが辛い、
消えてなくなりたい、
居なくなりたい、
と思っている
かもしれません。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=470x1024:format=jpg/path/s0b36d9a57dc41126/image/i384b280969a9c96e/version/1592677450/image.jpg)
高額なお金さえ払えば、
幻想かもしれないけれど、
“担当ホストとの関係性”
を維持することができる、
お金さえ払っていれば、
“もう見捨てられることない”
と思える依存的関係性
なんだと思います。
“ホス狂い”の女性達は、
最初は1回に
数万~数十万円ほど
使うところから始まり、
無意識的な欲求;
私を無条件に受け入れて欲しい、
私の存在を認めて欲しい、
私が“生きてていい”と
認めて欲しい、
私を大切に扱って欲しい
などが満たされていく
実感があった時に、
終いには、
1回に
100万円~200万円を
担当ホストに貢ぐようになり、
ごく普通の昼職では
まかないきれなくなり、
夜職や性風俗で
働くということが
常態化しているようです。
では、なぜ、
そのような“ホス狂い”の
女性達が
“作り上げられる”のか、
という疑問がありますが、
私の関わった
クライアント様の
事例を基に
説明したいと思います。
なお、この事例公開に
ついては、ご本人の同意を
頂いていることは
もちろんですが、
プライバシーに
配慮して
再構成したものであり、
特定のケースとは
無関係です。
次号へつづく