新たな波が来た時に

近所のスーパーマーケットでは、

レジ;精算方法が大きく

 

 

変化して、3ヵ月ほどが

経ちました。

 

 

以前は、各商品についている

バーコードをスキャンして、

 

 

合計金額をその場で

レジ担当者に手渡す、

 

 

もしくは、そこでクレジットカード決済で、

通過したら清算済の

 

 

商品を袋詰めにする、

 

よく目にする流れから、

 

 

最新式は清算専用ブースが

複数別にあって、代金は

 

 

購入者自身が現金か、

クレジットカードかをタッチパネルで

 

 

選択して、清算をする形態に

変化しています。

 

 

 

この変化に戸惑っている

利用者(多くは主婦層)の

 

 

方々は、かなり少なく

なってきましたが、

いまだに見かけます。

 

 

この新しい波が来た時、

変化が起きた時の

 

 

対応に関して、

時に戸惑う時が

ありますよね。

 

 

例えば、会社で

OA化(オフィス・オートメーション)が

 

 

声高に言われて、

一人に一台PC

 

 

与えられて、手書き書類が

激減しましたよね。

 

 

 

 

ただ、それと共に、

ワード、エクセル、パワーポイントなど

 

 

のソフトがうまく使えこなせない

PC素人おじさん達を

量産しました。

 

 

 

文明の波を

うまく使いこなせない、

 

 

うまく新しい波に

乗りきれない人達は、

 

 

“戸惑い”から

恐怖や怒りの感情を

 

 

持つことが多く、

うまく使いこなせている

 

 

人達と良い人間関係を

築けないかもしれません。

 

 

物事を習得する際、

必ず習得期間が必要です。

 

 

稀に、初めてふれるものでも、

非常に器用に

 

 

使いこなしてしまう方が

いらっしゃいますが、

 

 

極々少数派だと

思います。

 

 

そして、この習得期間は、

個々人によって

 

 

かなり差異があると

思われます。

 

 

習得期間は、

自分が思うように

 

 

操作できないので、

“ストレス”が溜まって

 

 

イライラするかもしれませんが、

その期間が終わって、

 

 

サクサク操作できるようになったら、

まさに“使いこなしている”状態に

 

 

なって、以前と比較して

飛躍的に生産性が

向上している訳です。

 

 

この際、習得期間が長く、

うまく出来ない状態が続くと、

 

 

どうしてもトライすることが

嫌になります。

 

 

出来ていない状態を

受け入れることが出来ず、

 

 

 

 

イライラしたくないので、

トライすること自体を

止めてしまいますから、

 

 

ますます“使いこなしている”状態

からは遠ざかってしまいます。

 

 

 

また、習得期間を費やして、

習得したとしても、さらなる新しい波が

 

 

来て、その習得したものを惜しみなく、

手放さないといけない時が来ます。

 

 

その時、

惜しみなく手放す人達

 

 

手放さず過去に執着する

人達とに大別されると

思います。

 

 

これは、私自身の

経験からですが、

 

 

加齢とともに、惜しみなく

手放すことが難しくなって

いったように感じます。

 

 

これは、習得期間中に、

苦しみや痛みを感じていたけど、

 

 

我慢してやり続けた、もしくは、

習得したことによって、

 

 

多くの成功体験

(快感回路を刺激された)を

 

 

したことによって

、新たな;未知の領域に

 

 

進むことに、恐怖心を感じ、

それに加えて、新たな

 

 

習得期間に入ると

慣れない訳ですから、

 

 

以前よりパフォーマンスが

落ちてしまう現実を突きつけられ、

 

 

さらに恐怖心を感じさせられて、

元通りに戻ってしまうことが

多いと思います。

 

 

そして、このようなプロセスは、

技術革新の波だけでなく、

 

 

私達の日常生活で、

“新しい波”は

常に起きています。

 

一番顕著なのは、

人の価値観、判断基準

であると思います。

 

 

 

ある出来事が発生した時、

私達は過去の判例に基づいて、

 

 

その出来事の良い/悪い、

/不快を

価値判断しています。

 

 

この価値判断の

基になっているのが、過去、

 

 

その価値判断を習得して、

それに基づいた行動によって

得た成功体験です。

 

 

この成功体験に基づいた

価値判断基準を、

 

 

時代と共に変化している

趨勢に気付かずに使い続けると、

必ず問題/課題が発生します。

 

 

“謙虚が行き過ぎて、

我慢することが美徳である”という

 

 

 

価値観は、昔、

日本ではとても重用されたと

 

 

思いますが、やり過ぎれば

、ストレスフルになって、

病気になりかねません。

 

 

 

“目立たないことが、安全である”とい

価値観は、ある時において

 

 

正しいでしょうし、成功体験を

したのだと思いますが、

 

 

自己主張を失くしてしまうと、

無意識的に、多勢に

 

 

流されてしまいます。

“自分”というものが

無くなってしまいます。

 

 

目指す姿は、

 

“その価値判断に従ってもいいし、

従わなくてもいい”

 

状態です。

 

 

言葉で表現されると、

凄くシンプルですが、

 

 

実際に一人で

その状態になることは、

難しいと思います。

 

 

 

自分が大切にしてきた

習得したもののせいで、

 

 

日常生活を送ることに

支障をきたしている方、

 

 

一度、私に連絡をください。

 

あなたの勇気をお待ちしております。