“寄らば大樹の陰”?

 

よらばたいじゅのかげ:

身を寄せるならば、

大木の下が安全である。

 

 

同じ頼るならば、

勢力のある人のほうが

よいというたとえ。

 

 

 

昨年末、

“オリエンタルラジオ 

中田敦彦・藤森慎吾 

吉本興業を退所”という

 

 

ニュースの見出しをみて、

すごく驚きました。

 

 

ただ、2020年、これ以外にも

印象的だったのが

 

ジャニーズ事務所 

手越 祐也さん、

長瀬 智也さん、

中居 正広さん

 

などが退所されて、

芸能/モデル事務所を退所、

 

 

もしくは活動休止の

決断をされた芸能人が

 

 

多く見受けられた

1年であったと感じました。

 

 

 

私自身、“時代の潮流が

変化してきている”、と

感じていました。

 

 

私の就職時を

思い出してみると、

 

“なるべく、資本金が

大きい会社で、

株価の高い会社”

 

 

いわゆる大企業、

東証一部上場企業を

 

 

 

選んで、就職活動を

行って、その企業に

就職できれば一生安泰で、

 

 

豊か/幸せになれる

イメージがありました。

 

 

私が

前職務めていた会社は、

とても優良企業であって、

 

 

収入、待遇、

福利厚生などに

 

 

おいても、私にとって

申し分ありませんでした。

 

 

内心、

やっぱり、

”寄らば、大樹の陰”

 

 

って、正しかったと

確信していたと思います。

 

 

それと同時期に、

30歳代に差し掛かった時に、

 

 

ベンチャー起業ブームが起こり、

数々の成功した

 

 

ベンチャー起業家が

雑誌や書籍、

 

 

自己啓発セミナーなどで、

ご自身の武勇伝を

熱弁されていたと思います。

 

 

 

その頃から少しずつ、

潮流は変わりつつあったと

思いますが、

 

 

やはり、

主流は

 

 

“寄らば、大樹の陰”

あったと感じていました。

 

 

その当時は、

有名商社や大企業で

 

 

高い報酬を得ていた

いわゆる“勝ち組”と

 

 

呼ばれた人達、

もしくは就職した後、

 

 

頭角を現して

アメリカ有名大学の

 

 

経営大学プログラム;

MBA(経営学修士)へ

 

 

派遣されて、

学位取得後、帰国して

 

 

成功を収める人達は、

企業戦士から

 

 

憧れの的になり、

当時の私もそのような

 

 

人財になりたい、と思って

目指した記憶があります。

 

 

 

やはり

 

 

“寄らば、大樹の陰”的な

思想があり、有名企業、

 

 

大企業に就職することが

一生を保証するものと

 

 

思われていた反面、

起業からほんの数年で

 

 

株式公開、M&Aから

時代の寵児と呼ばれる

 

 

起業家達もまた憧れの的

になっていたと思います。

 

 

上記の例でいえば、

 

お笑い帝国

“よしもと興業”、

 

 

男性アイドル

芸能事務所

“ジャニーズ事務所”、

 

 

 

両者、その業界においては、

他の追随を許さない

 

“巨人”

 

で、私の紹介した

例でいえば、

 

 

“東証一部上場の

大企業、一生安泰”に

 

 

相当する

位置づけである

思います。

 

 

 

人間は興味関心があって、

利害が一致する集団に

属するものだと思います。

 

 

集団に属するメリットは、

 

“仲間がいることで、

全てのことに

精通してなくてもいい”

 

 

 

“自分の専門性を

発揮できる”など

 

数え上げれば

きりがないと思います。

 

 

また、反面、デメリットとしては、

 

“集団の秩序を乱すと

罰則がある

 

“同調圧力に

屈しなければならない”

 

 

“忖度しなければならない”

などがあると思います。

 

 

 

昔は圧倒的に

正しいと思われていた、

 

“大きな集団に属する”ということが

SNS(ブログ、フェイスブック、

You tubeInstagramLineなど)が

 

 

 

発展し、利用者が

爆発的に増加し、個人が

 

 

大切にしている情報を

発信出来るように

 

 

なってきたことで、様々な

規制されるルールがある

 

 

大きな集団に属する

必要性がなくなってきたと

思います。

 

 

 

このコロナ禍において、

長期間に渡ったことで、

 

 

今までの生活スタイル、

今まで大切にされてきた、

 

 

大きな集団にとって

有利なルールの価値が

劇的に変化してきたと思います。

 

 

ですから、

 

今までのように、

 

“多数派の意見に

従っていれば、間違いない”

 

 

その多数派を肯定する

意見をさも自分の

 

 

意見のように

正義として

 

 

振りかざしているだけでは、

乗り越えられない

 

 

問題/課題が

多くみられるようになってきた訳です。

 

 

 

ご自身の思考力を使って、

 

“出来る/出来ない”の

判断基準から、

 

 

“やりたい/やりたくない”かに、

移行させる必要があり、

 

 

時流に流されて、

“大きな集団”に居続けると、

 

 

問題/課題がさらに悪化するものと

思われます。

 

 

今までのように、

 

“大きな集団”に属し続けるために、

集団の中で異端児と思われないように、

 

 

自分を偽り続ける

生き方をしなくてもよい

ようになってきた訳です。

 

 

とはいっても、

コロナ禍だからと言って、

 

 

いきなり生活スタイル、

従うルールを変えろと

 

言われても、

かなり抵抗があると想像します。

 

 

 

 

 

 

 

これは、

今までに生活環境によって、

 

 

ご自身に刷り込んでしまった

“思い込み(ルール)”があり、

 

 

その“思い込み(ルール)”を

破って、新しいことを

 

 

やろうとする時、

不安・恐怖に襲われるので、

 

 

また元に戻ってしまうとい

過程を繰り返してしまうことが

人の常です。

 

 

心当たりがある方々は、

私に相談してください。

 

 

あなたの勇気をお待ちしています。