東京オリ/パラリンピックの
開催について、様々な意見が
飛び交っていますよね。
そんな中で、プロスポーツが
昔からある野球や
ゴルフだけでなく、
サッカー;Jリーグ、
バスケットボール;Bリーグ
などが整備されて、
次に、プロ化を目指す
女子サッカー、
女子バスケットボール
など、いろいろ団体が
盛んに活動を行って、
プロ化に向けて
頑張っていますよね。
今日、たまたま目にした
Webニュースで
“スポーツ界でも毒親”
という見出しが目に入りました。
内容を読んでみると、
“夫がベンチにいることが
増えた娘に対し
「先発で出られないなら
サッカーをやめろ」
となじった。
なかなか試合に出られない
わが子に苛立つようだ。
練習や試合を見に行っては
帰宅した娘に「もっと走れよ」と
説教三昧。
「自主練しろ」
「朝練やったのか?」と
厳しく迫り、
「試合に出られないならやめろ」と
言い放つ。
「練習や試合の前夜になると眠れない
と泣いて訴えます。このままでは
娘が壊れてしまう」”という記事でした。
別の親の事例では、
“もともと男の子は
厳しく育てるものだ
という人でしたが、
ことサッカーになると特に
攻撃的になる”
“プロを目指さないなら
やる意味がない。
親が高い金を出している
意味がない”
などと子供を罵り、
それを止めようとした母親には、
“おまえは自分の子どもの将来を
本気で考えてやっているのか!”
っていう調子で、
離婚問題にまで
発展してしまったそうです。
学校の教育に関して、
有名難関高校・大学を
目指す過程で
一部“教育虐待”が
なされていることは、
聞かれる話ですよね。
学校の勉強以外にも、
進学塾での勉強、宿題など、
家でも勉強することを
強制されて、
いわゆる“過保護・過干渉”状態に
なってしまっている。
親;当事者は、
“子供のために、
子供の将来を思えば・・・”
というセリフが聞かれましたが、
アスリート育成においても、
子供が親の期待に
添わない結果であった場合、
躾と称した厳しい態度や
罵詈雑言で、子供を
支配していく親がいまだに
存在するということです。
たしかに、
考えてみれば、親世代において、
クラブ活動を通じて
スポーツに触れる過程で、
“体育会系”という言葉が
残っているように、
体罰やしごきが当たり前のように
行われていたと思います。
教育虐待についても、
同じく“体育会系”の流れで、
子供が目ぼしい成績を
取れなかった時には、
やはりスパルタ式と称した
鉄拳制裁や精神的暴力・罰を
与えることで子供の
自由意思を奪っていたと思います。
スポーツにしても、
勉強にしても、
親世代はまたその親から
全く同じように、親の期待に
添わなければ、
恐怖感情を煽ることで、
“やりたくもない努力を
強いられていたのだ
と思います。
これは世代間連鎖
と呼ばれるものであり、
親世代が叶わなかった
夢・理想をその子供を
使って果たそうとする訳です。
親世代のココロにある
空虚感があることで、
”劣等感“”虚無感“を強く感じて、
これを解消するために、
”自己顕示欲“
”承認欲“
”名誉欲“
などが無性に
掻き立てられます。
この欲望を掻き立てられた
親達自身は、
厳しいトレーニングを
受けてスポーツで名を
馳せることも、勉強して
有名難関高校・大学に
合格することも
今さら出来ません。
ですので、親達自身の中にある
“劣等感”“虚無感”が
満たされることはありません。
その“積年の恨み”である
親の“劣等感”や“虚無感”を
解消するために、
子供達を使って恨みを
晴らそうとする場合が
あるんだと思います。
そして、
スポーツにしても、
勉強にしても、
親のすさまじい圧力の中、
子供達が目標を達成しても、
喜んでいるのは親だけで
子供達は疲れ切って、
自ら考える思考力を
奪われた状態になっているし、
子供達が目標を
達成できなかったら、
一生、罪悪感を背負って、
自己重要感が低い状態に
なっていくものと思います。
そして、この子供達が
親になった時、また同じ現象が
繰り返されることだと思います。
子供達はあなたの積年の恨みを
晴らすための道具ではありませんよ。
それは、学歴においても、
スポーツにおいてもです。
毒親をやめたい、
心当たりのある方は、
私に相談して下さい。
あなたの勇気をお待ちしています。