不安・恐怖心は妄想だらけ

今、Webニュースでも

オミクロン株の急激な

 

感染速度に危機感を煽る

報道がなされています。

 

東京には、緊急事態宣言が

まだ発令されていませんが、

 

まん延防止等重点措置が

導入された自治体もあります。

 

 

今、

飲食店やイベント会社では、

 

“また、元通りなのかよ!?”

“また、営業時間短縮

なのかよ!?”

 

など、

前回の緊急事態宣言中

 

営業時間短縮、

5名以上での会食禁止、

イベント開催人数の制限、

イベント開催自体自粛、

 

など様々な制限による

人流の滞りがひっ迫して、

 

大変な状況にも関わらず

国からはすずめの涙程度の

 

給付金しかもらえない

状況がイメージされて、

 

凄く嫌で、腹立たしく、

お先真っ暗な不安を

 

抱いていることと

思われます。

 

 

そしてまた同時に、

その不安(恐怖心)を契機に、

 

新たなアイデア

 

(お持ち帰り・

デリバリーサービス)を

 

考案される方々も

いらっしゃいますが

 

少数派であると

思われます。

 

 

 

この状況下で、

上記のように、

 

ネガティブなイメージを

抱いてしまう人達がいます。

 

 

人間が本能としてもっている3大欲;

 

①食べる

②まもる

SEXする、

 

のうち、

まもる:防衛本能;防衛機制

 

呼ばれる本能が作動していると

考えられる訳です。

 

 

 

近い未来に、

不安・恐怖を感じる

 

状況が訪れると予測して、

不安(恐怖心)を作り出して、

 

その時に備える、

準備をすることで、

 

予測通りに、

その心配した状況が

 

現実化しても憂うことなく、

対処ができるようにする

 

素晴らしい能力なのですが、

悪いイメージを

 

持ってしまいますと、

それに対応する

 

身体反応

(呼吸が浅くなり、

血中酸素飽和度が下がる、

心拍数が上がる、

血圧が上がる)

 

などが

人間にとって不快なうえに、

 

気持ちが下がってしまって、

目先の事しか見えない、

 

視野狭窄が起きてしまって、

ますます全体的に物事が

 

捕えられないことによって、

不安(恐怖心)がさらに煽られる、

悪循環が起きてしまいます。

 

 

実際に起きた現象として、

20203月~6月頃にかけて、

 

 

トイレットペーパー、マスク、

女性生理用品などの紙製品、

レトルト食品、インスタント食品

 

 

などの買い占めが

全国のスーパーマーケットで

発生しました。

 

その現象が報道されると

さらに拍車を掛けて、

 

売り切れが続出して、

再販の目途が立たない状況で

 

あったことを記憶されていると

思います。

 

 

 

これらは

上記でお示ししたように、

 

近い未来に、

 

“マスクをはじめとする

紙製品がないと、

とても不便な状況を

体験してしまう”

 

、“非常事態になって、

先に買い占めをされたら、

後からは買えないから

今のうちにあるだけ買っておけ”

 

などの不安(恐怖心)を

煽られた人々が殺到して

 

購入した結果、買い占め、

品切れ状態が起きた訳です。

 

 

 

ではその際に、

 

当初、

予測されたかもしれないような

 

何人ものの人が亡くなるような

絶望的な、壊滅的な状況が

 

発生しているか、

というとそんな深刻なことは

起きていない訳です。

 

 

一部の買い占めによって、

日用品が手に入らない状態で

 

あるならば、

それなりにその状態に

 

対応してきたのが

現状である訳です。

 

 

一時的に不安・恐怖心を

煽られた人達は、その瞬間、

 

理性を失ってしまい、ご自身が

抱いている不安・恐怖心の

 

元凶から凄い勢いで

離れようとする、回避行動を

起こす防衛機制が働く訳です。

 

 

このように、人間が不安・恐怖からの

回避行動を行動動機としている

現象は他にもたくさんあります。

 

 

元来、人間の本能として、

不安・恐怖を感じ取れる能力は、

大変重要なものです。

 

 

危険な行為、

危険な場所、

危険な人間関係

 

 

などからずっと身を

守ってくれている訳です。

 

 

不安・恐怖を感じるセンサーが

適切に作動して、窮地に陥らずに

済んでいる訳です。

 

 

ただ、その不安・恐怖を

感じるセンサーが過剰に

 

反応してしまうと、身体反応は

人間にとって、とても不愉快な

 

ものですから、一刻もはやく

その渦中から脱したいと思うのが

人間というものです。

 

 

ですから、

渦中にいる時には、

 

理性的に思考を使って

考えることは

 

ほぼほぼ不可能である

と思います。

 

 

しかし、その不安・恐怖心の

元凶を正しく理解した上で、

 

その状況を受け入れた時に、

その不安・恐怖心の

 

ほとんどが作り出されたもので

あることに気付けます。

 

 

不安・恐怖感情は、

人間を対象に近づけない、

 

ことを役割として

果たしてくれているので、

 

不安・恐怖の身体感覚は

不快ですが、受け入れて上げると、

 

終わっていきます。

役割を終えたからです。

 

 

しかし、今までに、

不安・恐怖を本当は

感じていても、

 

“怖くなんかない!”

 

って反抗的に決断をして、

本当の感情を

誤魔化している方々が多くいます。

 

そうすると、

 

不安・恐怖を感じる

センサー感度は、

 

ますます鋭くなって、

他愛もない、

 

ほんのちょっとしたことで

不安・恐怖を感じてしまいます。

 

 

その不安・恐怖を誤魔化すと、

さらにセンサー感度が上がり、

悪循環を繰り返していく訳です。

 

 

この状況がひどくなってしまうと、

外出できなかったり、

 

他人の輪に入れなかったり、

日常生活を送るのに

 

支障をきたしますので、

不安・恐怖心が強い

 

 

という方は是非、ご相談ください。

 

あなたの勇気をお待ちしています。