印象×回数=記憶

みなさんはご自身の記憶力に

自信がありますか?

 

結構、覚えているので、

自信がある、という人と

 

すぐに忘れてしまうので、

自信がない、という人に

 

分かれると思いますが、

ご自身が興味関心を

 

持っている分野では、

刻銘に、詳細に覚えて

 

いらっしゃるかもしれませんね。

 

人間の記憶は、

表題に書きましたように、

 

印象×回数で決まります。

 

一番身近な事例で言えば、

テレビコマーシャル:

 

TVCMがそうですよね。

印象的なフレーズ、

 

印象的な俳優、

演出(印象)があって、

 

必ず、一定期間

繰り返し放映される(回数)、

 

TVCM中に商品名を

連呼してみたり、

 

キャッチィーなフレーズに音階を

付けて、耳に残るようにしてみたり、

 

TVCM作成側の

人間の記憶メカニズムに

 

基づく工夫が散見されますよね。

 

 

この記憶のメカニズムは、

受験勉強を通して

 

経験された方や資格試験などで

経験された方など、

 

場面は様々ですが、

記憶を強化するために、

 

記憶対象を回数を重ねて、

覚えた経験がある方も

 

多いのではないか、と思います。

 

そして、

 

記憶対象が必要じゃなくなって、

回数を重ねなくなった時、

 

呆れるぐらいに

何も覚えていない

 

経験もあるかもしれません。

 

受験勉強や資格試験など

がいい例で、試験が終わって、

 

その試験に合格してしまえば、

試験前ほど盛んに回数を

 

重ねる習慣付けがなくなり、

やがて全く回数を

 

重ねることがなくなって、

記憶していたことさえも

 

忘れてしまうことは、

みなさん、

経験されたことあると思います。

 

 

みなさんが大切に持っている

考え方や思いも

 

全く同じ事が言えます。

 

まずは、根源となる

家族で、父親、母親が

 

大切にしている考え方や思い

の影響をまともに受けます。

 

これは良くも悪くもです。

 

例えば、

 

“電車の優先席には、座るな、

お年寄り、身体が不自由な人に

ゆずりなさい”

 

と電車に乗るたびに、

親から言われ続けて回数を重ねて、

 

この親が大切にしている考え方を

裏切るようなことがあれば、

 

親からは

“お前は家族メンバーではない”

 

という脅しを受けて恐怖心が

煽られることで、

 

印象も強くなっていきます。

 

そして、

 

このような“脅し”を

受けたことがある人は、

 

二度と“脅し”を受けないように、

恐怖対象からの回避行動として、

 

自主的にその行動を

行うようになって、

 

仕舞には意識しなくても、

その行動が出来るように

 

なってしまいます。

 

 

別の事例では、

子供が親の感情の

 

はけ口になっていて、

親が子供に

 

ずっと嫌みや自己肯定感が

下がる言葉をぶつけ続ける

 

場合も同じことが起きます。

 

このような場合は、

親は子供に対して、

 

“あんたは何をやらしても、

ダメな子”

 

“しっかりしなさい

(しっかりしていない子はダメな子)”

 

“ちゃんとしなさい

(ちゃんとしていない子はダメな子)”

 

など、子供の自己肯定感を

下げる言葉を、四六時中、

 

子供にぶつけ続けることで、

親の感情のごみ箱役を

 

やっている子供達が多くいます。

 

この事例でも、

印象×回数=記憶の法則は、

 

適応されますから、

子供達は一番影響力がある

 

親から自己肯定感が下がる言葉を

ぶつけられ続けて、

 

無意識にまで記憶されるようになり、

の言葉に

 

まるで洗脳されていくような

生き方になっていきます。

 

いつの間にか、その思い込みが、

ご自身の生きる

 

/能力・才能を制限する

ようになってしまいます。

 

 

親から

“何をやらしても、だめな子”と

 

言われ続けた子供達は、

自分の事を

 

“何をやらしても、

周囲に迷惑をかけて、

しょっちゅう間違いをする”

人間だ、

 

と自分自身のことを

記憶しているので、

 

一生懸命に、

周囲の人達の顔色を伺って、

 

社会/他人とつながって、

孤立しないように、

 

“私は何をやらしても、

ダメな子なので、

 

いつも周囲の人達の顔色を

伺って、失敗しないように

 

しないといけない”

 

と思って、

常に緊張している状態でいます。

 

そして、周囲の人間関係で

うまくいかないことが起きると、

 

“私が悪い”

 

“私さえ我慢すれば、

全て丸く収まる”

 

として、自責の念が絶えません。

 

最後に

お示しした事例のような

 

お悩みを持っている方々は、

多くなっているように感じます。

 

では、どのようにして、

この問題・課題を

 

乗り越えればいいのか!?

 

印象×回数を生まれてから、

家族内で刷り込まれて、

 

無意識に反応するまでに

記憶させていましたが、

 

経時的に、無理・疑問を

感じるようになってきます。

 

本来ならば、

その場、その場で

 

表現されるべき感情があるのに、

ないものとして表現しないから

 

身体反応

(帯状疱疹・突発性難聴・

過敏性大腸炎・不眠など)

 

として表現され始めます。

 

それでも、誤魔化し続けると、

ますます悪化して、

 

安静を余儀なくされるかもしれません。

 

(無理・疑問を感じない内は

、何をやっても変化しません)

 

その経験をして初めて、

心理カウンセリング/セラピーを

 

受けることに興味・関心が

出てくるかもしれませんね。

 

あなたの中にあって、

あなたの行動を制限している

 

無数の記憶、

心当たりはありませんか?

 

その記憶による自動反応を

失くして、あなたの生き辛さを

 

解消してみませんか?

 

 

心理セラピーで対処できる

可能性があります。

 

あなたの勇気をお待ちしています。