こじらせ一所懸命頑張る方へ

以下に、記載させて

頂いています

 

“頑張る”の意味合いは、

 

“異常なまでに頑張る”

“自己犠牲が過ぎるほど、頑張る”

 

ことを意味しています。

 

ある一定の期間だけ、

一生懸命に頑張らないと

 

いけなかったけど、

その期間が過ぎれば、

 

自分自身を大切にして、

休むことができる、

 

ような正しい頑張りを

意味している訳ではありません。

 

留意して、お読み頂ければ、

幸いです。

 

 

以前に私が勤めていた会社には、

とても真面目で、誠実で、

 

一生懸命に働く人達が

多くいました。

 

私も含めて、完璧を求めて、

自分が任せられた領域に

 

尽力している方々を

多く見かけました。

 

いつも、

 

“一生懸命で、

完璧を目指して、周囲の人から

 

頼りにされて、他人には頼らない、

甘えない”を目指して、

 

行動を起こして

いらっしゃる方々を、

 

多く見るように感じます。

(過去の私がそうでした。)

 

 

周囲から頼りにされていて、

自分の仕事以外にも、

 

安請け合いしてしまう

場合もあります。

 

私のところに

相談にいらっしゃる方は、

 

“今までずっと頑張り

続けていたけど、

もう身体がついていかない、

頑張れないから、

恐怖心を感じる”

 

とか、

 

“一生懸命に、完璧を

目指して頑張っているけど、

全く埋まらない空虚感を

感じている”

 

とか、

 

“本当は誰かに面倒を

見て欲しいと思っているけど、

結局、面倒を見る役に

なっている”

 

とか、

 

“仕事チームで、

一生懸命に頑張っていない

チームメンバーがいると、

激怒してしまうので、

人間関係が崩壊して

しまいそう”

 

などのご相談を頂きます。

 

 

上記のような、

頑張り続けていることで、

 

一定の安心感を得ている、

頑張っているけど、

 

本当は誰かに構って

欲しいと思っている、

 

頑張っていない

周囲の人達に

 

怒りをぶつけてしまう、

このような現象、

 

みなさんの周囲でも

見たことあるんじゃない

 

でしょうか?

 

もしくは、みなさんご自身が

体験したことないでしょうか?

 

この種のお悩みは、

真面目で、

 

謙虚が美徳とされる

日本人には多いと思います。

 

特に、対人援助職

(医師・看護師・

カウンセラーなど)に

 

就いている方々にも

多く見受けられると思います。

 

では、なぜこの種の

お悩みを持っている方々は、

 

限界がきているにも関わらず、

“頑張ること”を

 

止められないのでしょうか?

 

この種のお悩みを

持っている人は、

 

間違いなく幼少期、

家族との間で作り上げた

 

マイルール:思い込みを

持っていらっしゃいます。

 

 

このお悩みを持っている人は、

長男、長女であることが多くて、

 

幼い頃からずっと

 

“お兄ちゃんなんだから、

お姉ちゃんなんだから、

我慢して”

 

“お兄ちゃんなんだから、

お姉ちゃんなんだから、

しっかりしなさい”

 

“お兄ちゃんなんだから、

お姉ちゃんなんだから、

/妹の面倒をみなさい”

 

などと言われ続けていて、

その通りにやってみたら、

 

両親が凄く喜んでくれた、

両親から

 

“あなたは本当に

手のかからない子だ”

 

と言われて、嬉しかった、

などの経験/体験を通じて、

 

“頑張っている時の

自分自身は認められるけど、

 

頑張っていない時の

自分自身は認められない”

 

これはまず自分自身が

自分自身に対して思いますし、

 

周囲の他人が

私のことを評価する時も

 

同じことを考えている、

と思い込んでいます。

 

ですから、

 

頑張っていない自分

イコール

ダメな自分、認められない自分

 

ということになって、

そのままの状態でいる

 

ことが怖くて、

その不安・恐怖を

 

解消するために、

ずっと頑張り続ける

 

ことになります。

 

体力的にしんどくても、

ココロが傷ついていても、

 

我慢して頑張り続ける

ことになります。

 

頑張り続けることが、

一種の不安解消行動に

 

なってしまっている訳です。

 

頑張る事を止めることは、

不安・恐怖がたまることを

 

意味するので、

その不安/恐怖を抱えたままでは

 

耐えきれないので、

解消するために、

 

“頑張る”という行動を

起こして、

 

“頑張っている自分は

認められる”

 

という状態にいて、

安心したいので、

 

頑張る訳です。

 

結果的に、

この頑張り続ける人達は、

 

不安・恐怖から行動を

起こしていますが、

 

頑張り続けることが出来るので、

結果が出て、周囲の人達から

 

称賛されて、承認されます。

 

つまり、頑張り続けている

ご本人にしてみれば、

 

“頑張る事”

イコール

他人から称賛・承認を

得られる”

 

という、思い込みを

作り上げてしまう訳です。

 

そして、周囲からの期待が

どんどん大きくなっている

 

妄想に取り付かれて、

 

“もっと、もっと頑張らないとダメだ

と、強く思い込んで、

 

“少しは休みたい”と思ってい

る自分自身を抑え込んで、

 

さらにさらに頑張り続けます。

 

最終的には、

 

身体的不調

(私の場合、

原因不明の全身激痛)、

 

うつっぽい、無気力など、

頑張り続けられない状態に

 

なってしまいます。

 

ちょうど、

身体がシャットダウンした感じ、

 

ブレーカーが落ちてしまった

感じになります。

 

 

では、

 

この異常なまでに頑張り

続けてしまう、

 

自己犠牲が過ぎるほど、

頑張り続けてしまう、

 

この状態を快方に

向かわせる方向性として、

 

“頑張っていない自分自身も

認められる”

 

という一言に尽きます。

 

人間は、

良い面もあれば、悪い面も

あります。

 

その良い面、悪い面は、

時代、状況、

 

関わっている人達によって、

変化しますよね。

 

ですから、

本当は良い面も悪い面もなく、

 

全てがその方が

表現している個性である、

 

ということを

理解することです。

 

“頑張っていない自分”も

一つの個性ということで、

 

そのままの状態を

容認していくことが

 

快方に向かう道筋です。

 

ひとりでは難しいと思う方、

是非、ご連絡頂ければと思います。

 

あなたの勇気をお待ちしています。