秋祭り!ハイテンション!

つい先日まで、

残暑が厳しいと

 

思っていましたが、

めっきりと秋の気配ですね。

 

朝晩は20℃以下になって、

寒く感じて、ヒーターを

 

出してしまった方も多い、

と思います。

 

そんな中で、全国的に

行われるようになったのが、

秋祭り。

 

そして、秋祭りといえば、

どんな秋祭りを

連想されますか?

 

関東で多いのは、

お神輿をかついでいる姿が

イメージされますね。

 

私の生まれ故郷;大阪では、

圧倒的にだんじりなんです。

 

私が住んでいた地域でも、

この時期になると、

 

10チームほどのだんじりが

勇壮で、華麗に、決められた

 

コースを疾走している姿が

かっこよく、私も一度だけ

 

地元チームのだんじりを

ひいたことがあります。

 

 

祭りばやしで、

小気味いい太鼓の音、

威勢よく鳴る鐘、

 

そして、

 

チームメンバー全員での掛け声、

全てが融合した時、

 

“血が騒ぐ”身体感覚を

記憶しています。

 

みなさんも“血が騒ぐ”感覚

経験したこと

 

あるんじゃないでしょうか?

 

例えば、

 

ご自身が大好きなアーティストの

コンサートに行かれた時、

 

大好きな俳優が

出演している舞台挨拶と

上映会に行った時、

 

注目している講演家の

講演会に参加した時

など、

同じように“血が騒ぐ”経験

されているかもしれませんね。

 

この現象は、

人間はイメージと音によって、

 

身体感覚に凄く影響を

受けているし、

 

影響を受けている人達の

集団の中にいると、

 

知らない間に影響を

受けているということです。

 

私自身が経験した

だんじりを実際引いた時、

 

はじめに衣装(ユニフォーム)に

着替えます。

 

ステテコ/ももひきを履いて、

地下足袋を履いて、

 

腹巻をして、

丸首シャツ

 

(地元では、ケイシャツと

呼ばれていました)

 

を着て、

 

チーム全員お揃いの

はっぴを着て、

 

頭に鉢巻をすれば、

外目には、だんじり引手の

 

出来上がりですし、

この格好を鏡で見て、

 

イメージを明確にし、

太鼓や鐘が勇ましく鳴っている

 

祭囃子を聞くと、

理性的で冷静ではなく、

 

感情的で、攻撃的で、

/不快の法則で行動を

 

してしまう自分自身に

気がついたかもしれません。

 

ちょうど、

 

“チームの一員と認められて、

気が大きくなった”感じです。

 

そして、チーム全員が

そのような思考/感情状態に

 

なっていきますので、

周囲の大人達が

 

今やってしまえば、

完全に一般常識違反になる

 

ような行動も、秋祭り期間中は

昼間からお酒の力も

 

あってそこかしこで

見受けられたと思います。

 

完全に

メージと音による

 

“まつりモード”に浸ってしまって、

血が騒いでしまった結果、

 

通常ならば、

論理的で、冷静な方々が

 

秋祭りの間だけ、

祭りムードに支配されてしまった

 

人達が多く見受けられる訳です。

 

 

これと同じようなことが、

大好きなアーティストの

 

コンサートや舞台芸術を

鑑賞した際、

 

生で聞く肉声、

大掛かりで身体まで

 

振動で震える音響セット、

演者と聴衆の一体感などを

 

身体まるごと体験すれば、

これもイメージと音によって

 

“血が騒ぐ”感覚になり、

普段の会話では使わない

 

ハイテンションモードで、

時に奇声を上げても、

 

恥ずかしくもなんともない

状態になっている聴衆が

 

出来上がっていく訳です。

 

私の事例で、

 

だんじりをひいている時

普段の時

 

大好きなアーティスト、俳優を

生で感じている時

普段の時、

 

対比してみれば、

はっきりとテンションの違いを

 

認識出来ると思いますが、

変化したのは

 

“目から取り込む

イメージと祭囃子の

音やアーティストや

俳優の肉声”

 

があったこと、

 

そして

 

“それに魅了された

ファンの方々が周囲に

いたこと”

 

であり、

体現している本人の本質は

 

何も変化していません。

 

日常生活の中で、

効果的にイメージと

 

音を使用して、

意図的に身体感覚を

 

変化させている場面は

多くあります。

 

 

例えば、

 

テレビCMがありますよね。

定期的に動画イメージと

 

そのイメージを印象付ける音楽が

セットで放映される、

 

その度に、

“血が騒ぐ”身体感覚が

 

誘発されてしまいます。

 

印象×回数の法則で、

個人的に関心がある

 

特に記憶に刷り込まれて、

いつの間にか条件反射に

 

までなっていきます。

 

上記は、

イメージと音によって、

 

人間がハイテンションになる

良い効果として、

 

ご紹介してきましたが、

実際に、日常生活の中では、

 

ネガティブな思い込みを

作っている場合が多く、

 

まったく意図的でなく、

無意識の内に、

 

動画/静止画のイメージと

音を取り込んでしまっている

 

時があります。

 

これらは、ほとんどの場合、

皆さんの行動を

 

制限する/苦しめる

思い込みの源になっていると

 

考えられて、

イラショナル

 

もしくは

リミティングビリーフ/思い込みと

 

呼ばれています。

 

あなたを苦しめている

イラショナル

 

もしくは

リミティングビリーフ/思い込みは、

 

どのようなイメージと音で

出来上がっていますか?

 

そのイメージの中にいる

登場人物は誰ですか?

 

 

この辺りが、あなたの本質的な

お悩みを解き明かす

 

入口になります。