人間の欲求との付き合い方

Webニュースで、

“人生で最も後悔した

 

買い物TOP10

という興味深い見出しが

 

ありました。


私自身もサラリーマン時代に

 

相当無駄使いをしたなぁ、

欲求をむさぼり、

 

その度に散財していたなぁ、

と今になって思います。

 

 

ちなみに、

ランキングTOP10というのが、


①ギャンブル 

②自動車・バイク 

③金融投資 

④衣類・装飾品 

⑤ダイエット等の美容関係 

⑥お酒 

⑦異性関係 

⑧タバコ 

⑨スキルアップのための勉強 

⑩マイホーム 

 

そして少数意見として、

 

クレジットカードの年会費、

若い頃の生命保険料 

アイドル追っかけ経費

 

などが挙げられていました。

ちなみに、皆さんはいかがでしょうか?

 

この最も後悔した品目を

よく観察してみると、

 

人間の欲求として、

お金持ちになりたい、

 

綺麗、美しいと他人から

承認されたい、

 

高揚感・快感に溺れたい、

 

酩酊状態になり、

ストレス状態から

開放されたい、

 

などにあてはまると思います。

 

もっと突き詰めると、

 

安心安全な状態でいたい、

承認されたい、

快感に溺れたい

 

となってくる訳です。

 

このアンケート結果は、

人間の欲求の根源である

 

“快・不快の法則”

 

(人間は快の刺激を求めて、

不快な刺激を回避

もしくは解消するために

行動する)

 

にそのまま当てはまりますよね。

 

 

人間の行動を決める基準は、

もっとも動物的な動機が

 

最優先されることが多く、

利己的な快・不快であり、

 

それに次いで、

 

好き・嫌い、

 

その次に、

 

得か、損か、

 

という段階をふんでいて、

様々な課題・問題を

 

乗り越えた人は、

利己的ではなく、

利他的な考え、

 

どうすれば周囲の人達は

幸せになるのか、

 

どうすれば誰もが

生き易い世の中になるのか、

 

という基準をもっています。

 

先に提示した、

 

快・不快レベル、

好き・嫌いレベル、

 

損・得レベルで

生きている人達からすれば、

 

利他的に、

自己犠牲している人達は

 

とても不思議に

見えるかもしれません。

 

そして、

 

無駄使いTOP10

人間の欲求の特徴を

 

よく観察してみると、

 

“感覚が満たされた

瞬間があっても、

 

本人が気付くまで、

際限なく求め続ける”

 

ということです。

 

もう少し具体的な事例で、

食欲を例にとって

 

説明してみると、

人間誰しも、

 

“お腹が減った”という

空腹状態を感じます。

 

ですから、

お腹を満たす食べ物の事を

 

考えて、何食べようか、

試行錯誤しますよね。

 

その後、

目的の食べ物にありついて、

 

食べると満腹中枢が

刺激されて、ある一定以上には

 

食べられない状態、

満腹状態になりますよね。

 

しかし、朝・昼・晩と規則正しい

食事リズムを持っていなくても、

 

時間が経てば、

再度、“お腹が減った”空腹状態を

 

体験して、

また、同じ行動を繰り返す、

 

ということはみなさん

体験されていると思います。

 

 

上記の

 

“人生で最も後悔した

買い物TOP10

 

でランキングされたもの全て、

食欲と同じ、人間が持つ欲求を

 

根源としているので、

みなさんが現実に

 

体験されるのは、

食欲を満たす時と全く同じで、

 

その行為をやっている最中、

もしくは

 

目的物を所有した瞬間は、

欲求が満たされるので、

 

それ以上を求めるようなこと

はない訳ですが、

 

時間が経過すると、

食欲でいうところの

 

空腹状態になるので、

再度、惜しみなくお金を使ってしまい、

 

気が付けば

“人生で最も後悔した買い物”

 

になってしまう訳です。

 

あとで、後悔するぐらいなら、

お金を使わなければ

いいのに・・・!?“

 

という声が聞こえてきそうですが、

欲求が湧いてきている時に、

 

その欲求を抑え込んで

我慢できる人間はいません。

 

一時的に抑え込めたとしても、

時間が経てば反動として

 

爆発してしまうことはよくあります。

 

ですから、適切に、

ご自身が持っている欲求は、

 

満たしてあげる機会が

必ず必要です。

 

 

例えば、

 

緊張を強いられる仕事、

サークル活動のリーダー的立場、

家事/育児、

自己研鑽、

 

などがあって、

ご自身が本当にやりたいことに

 

集中したい状態があっても、

人間の欲求を

 

匂わせる雑念やイメージが

いわゆる余計が寄り道を

 

誘惑してくることが

ありますよね。

 

その際、過度に禁欲になって、

その欲求を無視することや

 

逆に欲の渦に溺れてしまうこと、

つまり極度のやり過ぎは

 

どんな事例においても、

最悪です。

 

人間が持っている欲求を

うまく満たしてあげながら、

 

本当にやりたいことに

集中できる状態を

 

作っていくことです。

 

上記で提示させて

頂きました欲求が

 

持っている特性を

理解して、

 

①感覚が満たされた

瞬間があっても、

本人が気付くまで、

時間を経て際限なく

求め続ける

 

②過度に禁欲になって、

その欲求を無視すること

逆に欲の渦に

溺れてしまうこと、

 

つまり極度のやり過ぎは

どんな事例においても、

最悪

 

 

ご自身がやりたいことに

集中できる状態を

 

実現させるためには、

一見、無駄に思えるような

 

欲求を満たしてあげる

時間をとってあげる

 

必要性があり、

やりたいことに

 

集中するためです。

 

やりたいことに集中できる

環境を作成して、

 

やりたいことを成就させることで、

幸せで、楽しい人生を

 

生きる方々が増えることを

願って止みません。