人間関係イライラする人に

よく伺うお話として、

周囲の他人、

 

例えば、

 

会社の同僚や

上司、後輩、

 

PTAのママ集団、

 

ご近所さん、

 

同好会

 

など集まりで

多くの人と交流を

 

持つ時に、

人間関係に苦労なさる

 

お話を伺います。

 

 

私が会社員時代に

聞いていたのは、

 

“会社では、売上げ・利益が

全て、生産性と結果が

出せない奴はクビだ”、

 

という意見に対して、

 

“今までに長年にわたって

繁栄してきた企業は、

例外なく従業員を

大切にしている”

 

など、資本主義社会に

乗っ取っていれば、

 

前者の意見は正しいと

言えますが、

 

資本主義という

考え方を外して、

 

人間の普遍的価値という

観点では、前者の意見よりも

 

後者の意見の方が

正しいと思われる方も

 

多いのではないでしょうか?

 

お子さんをお持ちの

お母さんの集まりで、

 

“子供達が自由に、

幸せに時間を

過ごせる学校で

なければならない”

 

という意見と、

 

“受験/進学に

必要なことが

全て教えられ

なければならない”

 

この2つの相反する意見でも、

健やかに、自主性を

 

重んじるのであれば

前者が正しいでしょうし、

 

有名校への進学

が最も高い優先順位であれば、

 

後者の意見は、

正しいということになります。

 

人間のココロに関することや

少しスピリチュアルの

 

お話が出てくると、

 

“人間は天命/使命を

もって生まれてきている、

その天命/使命に沿って

生きることが最も幸せで、

日々、日常生活で

課題/困難に出会うのは、

その天命/使命を

思い出すためだ”

 

という意見が多くの方々に

信じられていたり、

 

霊的に力がある人は、

確信をして、

 

当たり前のように

お話しされているのは、

 

読んだり、聞いたりしたこと

あるんじゃないでしょうか?

 

 

 

これとは全く反対で、

 

“人生は所詮、

壮大な暇つぶし”

 

という方々がいらっしゃいます。

 

天命/使命なんか、

どこに書いてある、

 

証拠はどこにある、

などと思考があって、

 

仮設に過ぎないこと、

目に見えないことは

 

一切信じない方々が

一定数いらっしゃいます。

 

こうやって、見てくると、

意見が対立した時に、

 

人間は自分が属している

グループが絶対に正義だ

 

と信じてやまないので、

合意することはありません。

 

いがみ合い、憎しみ合い、

けなし合い、

 

お互い自陣の正当性を

主張して、相手の間違いを

 

指摘するので、いい加減、

その人間関係には

 

疲れてきますよね。

 

これらの現象は、

皆さんの周辺で散見できますし、

 

皆さんご自身が身を

もって人間関係に

 

疲れる体験を

されていたのでないか、

 

と思うのですが、いかがでしょうか?

 

 

でも、なんでこんなことが

起きるのか、

 

これが解明できれば、

人間関係に関する

 

お悩みを軽減できます。

まず、それぞれ対立する

グループ構成員は、

 

それぞれの主張/意見が

絶対に正しいと思っています。

 

それは、各個人が体験を

通じて作り上げた思いこみ、

 

もしくは信頼できる

情報筋の主張/意見を

 

そのまま鵜呑みに

している訳です。

 

さらに、“自己同一化”という現象も

起きていて、

 

意見の価値と意見の持っている

ご自身の人間としての価値を

 

同じであると認識されている

方々がいます。

 

ですから、

対立する側からぶつけられる

 

意見は、

本来、意見と意見の対立なので、

 

“議論”と呼ばれるものなのに、

意見の価値とご自身の人間としての

 

価値を同一視しているので、

対立する意見がいつの間にか、

 

人間としても価値を

否定されているように

 

感じる訳です。

 

 

それで、自分自身の

人間としての価値は、

 

否定されたくないので、

生きるため/生き抜くために

 

必死に抵抗する訳です。

 

本来の目的は、

相反する意見を

 

持っているグループが

“議論”することで、

 

お互いがお互いを補いあって、

よりよい結論を

 

導き出すためのはずが、

意見の価値と自分の価値が

 

同じと見なしてしまう、

“自己同一化”現象が

 

起きることで、激しい抵抗に

出会います。

 

この時、

激しい抵抗を受けると、

 

それをさらに大きな力

(罪悪感を与える、

恐怖心を煽るなど)で

 

制圧しようとしますが、

制圧された側では

 

憎しみ、妬みなどのエネルギーが

蓄積されてしまい、

 

今後を見越しても

良い状態ではありません。

 

ですので、

対立する意見を

 

持っている人達に出会った時、

大切なのは、冷静でいること、

 

そして、

“自分達が絶対正義”

 

という考えを一旦、

脇に置いておいて、

 

対立する意見を

理解しようとすること、

 

して、本来の目的である、

よりよい結論を導き出すために、

 

お互いの足りないところを

補い合うために、

 

“議論”をしているということを

念頭に置いておくという、

 

間違っても、相反する意見を

徹底的に叩き潰すことではない、

 

ということを常に意識を

持っておくことがとても大切です。

 

そうは言っても、

自己同一化の影響で、

 

“自分の持っている意見が

絶対に正しい”

 

と思っている人は、

相反する意見が現れると

 

猛烈に否定したくなります。

 

この反応によって、

より生き辛い/苦しい

 

人間関係の渦中に

置かれてしまいます。

 

心理カウンセリングによって、

この反応を軽減させること

 

が可能です。

 

お心当たりの方は、

是非、ご連絡ください。

 

 

あなたの勇気をお待ちしています。