くつろげない人へ

お正月休みが明けて、

成人の日も過ぎて、

 

気付けば

もう1月も中旬ですね。

 

皆さんにとって、

今年のお正月休みは

 

いかがだったでしょうか?

 

お正月休みといえば、

情報番組でも、

 

Webニュースでも

必ず流れるニュースとして、

 

故郷帰省がありますよね。

 

この帰省に際して、

伺うお悩みというのが、

 

“特に帰省先では

くつろげない”

 

というものです。

 

例えば、

 

旦那側の実家に

帰省したお嫁さん

 

その逆で

 

お嫁さん側の実家に

帰省した旦那さん、

 

そして、

 

たまに伺うのが、

生家である実家に

 

帰省しているにも関わらず、

全く落ち着かない、

 

くつろげない、

とお悩みをお話して

 

頂くことがあります。

 

 

みなさんは経験された

ことがありますか?

 

このお正月休みで、

滅多にいかない

 

パートナーの実家に

滞在してみて、

 

“何か落ち着かない”

 

“何かしないといけない

ように感じる”

 

“役割を果たせていない

感じがする”

 

 

などの思い込みを

もってしまって、

 

リラックスできない時間を

過ごしてしまったという

 

経験がある方々、

いらっしゃるのでは

 

ないでしょうか?

 

 

そのような感覚を

お持ちの方は、

 

おそらく、

会社や学生時代にも、

 

集団の中にいると同じような

 

“万全とした不安を感じる”

 

“リラックスできない”

 

“くつろげない”

 

感覚をお持ちだった

かもしれません。

 

もしくは、条件付きで、

他人の役に立っていると

 

実感出来る時は

落ち着いていられるけど、

 

そうでなかったら、

不安/恐怖心/罪悪感が

 

溢れてきて、その気持ちを

解消するために行動を

 

起こしてしまう、

表向きは

 

“みんなの役に立てて

うれしい”

 

ですが、本当は

 

“みんなの役に立たなければ、

自分自身の価値はない”

 

という強い自己犠牲があり、

過剰な奉仕

 

(ご自身では過剰とは

思っていない)を

 

止められない、という方が

いらっしゃいます。

 

これは、

 

子供の躾けが厳しい親、

もしくは自身に厳しく、

 

全くくつろがない

親を見ていて、

 

“くつろぐことは良くないこと”

“努力なくして成功なし”

 

といった価値観を

幼少期の成育環境で

 

獲得した方が多いです。

 

休むことなく、

いつも忙しそう、

 

大変そうな親の姿を見て、

 

“自分だけくつろい

ではいけない”

 

と決心してしまった方々

が多いと思います。

 

この思い込みを作成した際、

だらだらとくつろいでいると

 

親から“だらだらするな”と

怒られたり、

 

嫌な顔をされたことから、

だらだらとくつろぐと

 

何か怖い事が起きる、

という思い込みを

 

強い感情体験と

共に幼少期に

 

作ってしまった訳です。

 

 

それと、いつも一生懸命で、

忙しそうで、大変そうな親が

 

働いている姿を見ていると、

くつろいで休んでしまうことに

 

罪の意識を感じてしまって、

くつろいで休むことが

 

出来なくなってしまう

こともあります。

 

ですので、どんな状況下でも、

 

ご自身がくつろぎたい、

ゆっくり休みたい、

何も考えず羽根を伸ばしたい、

 

と思った時に、

できるようになるためには

 

上記に

お示ししたくつろいだ時に

感じる

 

不安感/恐怖心/罪悪感

に向き合う必要があります。

 

また、

 

この不安感/恐怖心/罪悪感に

向き合わなくていいように、

 

無意識的に居場所/役割を

見つけて、

 

もしくは作り出して、

向き合わない方々も

 

いらっしゃいます。

 

過剰なまで自己犠牲をして、

他人に奉仕をする方々が

 

それにあたる可能性が

ありますね。

 

“くつろげない”方々にとって、

この思い込みを効力のない

 

ものにするためには、

まずは“くつろげない”というのは、

 

思い込みであると

気が付くことです。

 

“性格だから治らない”

 

“ずっと、こうだったから 

今さら変わらない”

 

とか、思う必要はありません。

 

 

上記で説明差し上げましたように、

幼少期に作成した思い込みなので、

 

最初は恐怖心や罪悪感が

湧き上がってくると思いますが、

 

行動をしてみる、

つまり“くつろいでみる

 

行動をやってみることです。

 

そして、昔のように、

くつろいだからといって

 

誰にも怒られない、

誰も嫌な顔をしない、

 

ということをだんだん

と慣れさせていくと

 

克服することが出来ます。

 

同じく、

 

“居場所/役割がなくても、

自分には価値がある”

 

と内面に声掛けをしてあげて、

“くつろげない”という状態は、

 

思い込みだと思考的に

距離を置くことができれば、

 

その思い込みに対する

反応が弱くなっていきます。

 

反応が強い時というのは、

思い込みと同化していて、

 

恐怖心/罪悪感に

巻き込まれている状態です。

 

ですので、“くつろげない”状態は

思い込みだ、と冷静に

 

はっきりした意識で、

客観視できれば

 

身体反応は

ずっと薄まっていきますよ。

 

ひとりで出来ないという方

はご連絡ください。

 

 

あなたの勇気をお待ちしています。