
前号で、
女子柔道 阿部詩選手の
復活優勝から捲土重来ストーリーについて、
ご紹介していました。
その
捲土重来;
一度、どん底を味わった人が、
再起して、勢いを取り戻す、
そのストーリー展開は、
“ヒーローズ・ジャーニー”と
命名されており、
ハリウッド映画だけでなく、
人気漫画ストーリーだけでなく、
人間の一生を反映している
人生脚本である、
と言われています。
そのヒーローズ・ジャーニーは、
8つのステップ
①天命
②旅の始まり
③境界線
④メンター
⑤悪魔
⑥変容
⑦課題完了
⑧故郷に帰る
になっているので、
私の事例を使って、
ご紹介します。

① 天命
人との出会い、
不運な事故、
内側に聞こえてくる声などを
切っ掛けに
使命・天命を見つける
私、サラリーマン時代に、
残業時間
200時間超/1ヶ月、で
働いていた繁忙期の
38歳のある朝、身体中に
激痛が走って、
立ち上がれなくなりました。
それまでは、
優秀なスーパーサラリーマンを
必死で演じ続けていました。
そんな時に、
もともとは
自己啓発・ビジネスツールとして
NLP(神経言語プログラム)を
学んでいましたが、
心理療法の要素も
十分に含んでいて、
激務の身体を癒す意味もあり、
気付けばなんとなく興味を持ち始め、
目に見えない世界
(運・氣・エネルギーなど)にも、
関心を持ち始めました

② 旅の始まり
天命を受け入れることが
出来ず、葛藤や戸惑いが
起きるが、
新しい一歩を踏み出す
当時、医療機器総合メーカ-の
輸入部門にいて、
心臓不整脈治療機器に
関わる仕事をしていました。
多忙でしたが、
仕事の質
(新製品導入・
交渉のため海外出張、
学会参加、
最先端治療マーケティング)、
賃金
(約年収1,000万円)ともに、
満足していたので、
NLPを通じて、
垣間見えるココロの世界には、
今思えば気付かない振りを
していたと思います。
だんだんと激務に
身体が付いていかなくなり、
最終的には5年間、
何度も同じ病状が繰り返し、
と同時に会社での
出世競争から外されました。
この時、会社に残って、
たとえ窓際でも
定年まで12年働けば、
退職金が満額もらえて・・・
と思っている自分
と
“直感として、
降りてきたメッセージが、
(多くの魂が存在する中で、
心理カウンセラーは)
お前の役目だから”
という直感に似た言葉を
信じている自分、
日を追うごとに、
後者のメッセージが
私の中で
大きくなっていきました。

③ 境界を超える
最初の試練に遭遇
本当に新しい世界へ
踏み出す勇気や覚悟が
あるか試される
私には、小さい頃から父に
言われてきた言葉があります。
それは、
“東証一部上場の会社に
入ったら、将来安心だ”
というものです。
心臓不整脈業界で
ありがたいことに、
より高い賃金を提示されて、
将来に対して先行投資ができ、
さらに進展する可能性がある
外資系企業から
ヘッドハンティングは
ありましたが、
父の言葉が
どこかで響いており、
丁重にお断りしました。
そして、
“やらなかった
後悔はしたくない、
やりたいことやってみよう”
という思いが強くなって、
辞めることを決心して、
上司と面談する時間を
決めるメールを送り、
直接、
上司に、
「年度末いっぱいで辞めます」と
伝えたのですが、
その瞬間、
上司は
「そうですか、そうなんですね・・・」と
いったまま、ただ泣いてくれました。
私ももらい泣きしました。
父の言葉を超えた、
勇気が、覚悟が
決まった瞬間でした。
その後、
人事部長や事業本部長との
面談はありましたが、
全て順調に進み、
離職妨害など
一切ありませんでした。

④ メンター
師匠、メンターといった
サポーターとの出会い
上述したNLPトレーナーか
ら物質世界では、
全く気付けない
世界の存在や
禍福一如の概念などを
教えて頂き、
自分が必死になって着ていた
優秀でなければいけない、
完璧でなければいけない、
強くなければいけない、
一生懸命頑張らないといけない、
などの思い込みを
緩められたと思います。
Part3(最終章)に続く