恐怖症について

Webニュースで、

とある芸人さんが

 

絶対受けない仕事がある、

という記事がありました。

 

特に、

若手お笑い芸人さんであれば、

 

無理をしてでも、

前に出て、

 

“テレビに映りたい”

“目立ちたい”

 

と思うのは、

当然だと思っていたのですが、

 

そんな中でも、

“絶対に受けられない仕事”

 

がある、ということに驚きました。

 

 

内容を読み進めてみると、

 

“小学校の帰りに

野良犬に追いかけられて、

 

23キロに渡って…(中略)

長時間追いかけられた”

 

それが、

犬恐怖症になってしまった、

 

というものでした。

 

その恐怖症を持っているので、

動物を絡む内容の企画は、

 

受けないというより

受けられない状態なのだそうです。

 

このように、

恐怖症は、時に、人間の行動を

 

制限してしまいます。

 

皆さんは何か恐怖症は

お持ちですか?

 

 

私の事例で言えば、

私も上記、芸人さんと同じく、

 

犬恐怖症を持っていました。

 

原因も全く同じで、

小さい頃に

 

追い掛け回されたからです。

 

今はサイズの大小、

犬種に関わらず、

 

怖くなくなりました。

 

そして恐怖症は、

様々な対象物に

 

対して恐怖症になる

可能性があり、

 

よく聞くものとしては、

 

高所恐怖症、

雷恐怖症、

ゴキブリ恐怖症

 

があり、

 

他にも、

 

対人恐怖症、

身体醜形恐怖症

(自分が自分自身の

事を醜いと

思い込んでいる状態)

 

などがあります。

 

本当に、報告されている

恐怖症を見ると、

 

恐怖を抱く対象物は、

多岐に渡ります。

 

それで、

恐怖症に対して、

 

心理カウンセリングを用いて、

アプローチすることができます。

 

ただ、恐怖症になった時の

記憶がはっきりしているものは、

 

確実に全快させることが

できます。

 

気が付けば、

何となく恐怖症になっていた、

 

という場合は、

前者に比べて、

 

少しだけ時間が掛かります。

 

 

それでは、

どのようにして恐怖症に

 

アプローチをするのか、

記憶がはっきりしている場合

 

 

いつの間にかなってしまった場合

に分けてお伝えします。

 

    恐怖症になった時の

記憶がはっきりしている場合

 

この方法では、

“アソシエーション”

 

 

“ディソシエーション”

という状態に

 

なれることが重要です。

 

“アソシエーション”とは、

当事者意識のことで、

 

記憶を思い出した時に、

“対象物を自らが見ている状況”を

 

イメージしている状態のことで、

 

“ディソシエーション”とは、

傍観者意識のことで、

 

“対象物を自分が見ている状況を

スクリーンで鑑賞している自分”を

 

イメージしている状態です。

 

記憶が思い出される時に、

“アソシエーション”が得意な人

 

 

“ディソシエーション”が得意な人

がいて、

 

両方とも出来ないという人は

ほぼいないと思います。

 

特に、難しいことではなく、

日頃から何の気なく

 

使っていると思います。

 

それで、

“怖い”と感じる時を

少し詳細に分解してみると、

 

必ず、“アソシエーション”の

状態である、ということです。

 

思い出した記憶で、

目の前に恐怖を感じる

 

対象をイメージして、

“怖い”と思って、

 

身体がすくむ、

身体が震える、

 

と思います。

 

 

この

 

“アソシエーション”の当事者意識を

“ディソシエーション”の傍観者意識

 

変えて、

その恐怖症になった時の

 

記憶を思い出してみると、

体感がガラッと変化します。

 

このプロセスで

一番大切な過程は、

 

“ディソシエーション”の傍観者意識で

居続けられるか、

 

どうかが大変重要になります。

 

やっていると、

必ずといっていいほど、

 

いつの間にか

“アソシエーション” の当事者意識に

 

引き込まれてしまいます。

 

“アソシエーション” の当事者意識に

引き込まれれば、身体反応として、

 

“怖い”を感じて、

身体をすくむ、

身体が震える、

が起きますよ

 

    系統的脱感作法

 

“系統的脱感作法”

という言葉は聞きなれず、

 

難しいイメージをもってしまうと

思いますが、

 

“系統的”は、

段階的に時間をかけて、

 

“脱感作”の意味なんですが、

まず“感作”は反応するということ、

 

“脱感作”は、反応を脱する、

しないようにする、

 

という意味で

段階的に時間を掛けて、

 

反応をしないようにする、

という方法です。

 

概して、

あなたの描き出す

 

イメージ・想像と

実際に起きていることの

 

ギャップを埋めていく

工程になります

 

    ②方法は、

手順が多少複雑になるのと、

 

恐怖心を1人で扱うには、

限界がありますので、

 

心理のプロと一緒にやった方が

スムーズに進むと思います。

 

 

日常生活を制限してしまう

可能性がある恐怖症、

 

心理的にアプローチする

方法はありますので、

 

諦めないでくださいね。