
表題の件を調べてみると、
日本特有の
現象なんだそうです。
研究者曰く
“同調圧力は、
令和になりそれが
タテ(秩序)ではなく
ヨコ(正義)から
発生している”
と言われています。
私もサラリーマンを
やっていた時代に、
業界風土、企業文化という
同調圧力を
凄く感じていましたし、
悩まされていました。
今も日本中の
あらゆるところで、
発生している
この同調圧力で、
自分自身を
見失ってしまっている方に向けて、
日本社会を蝕む
同調圧力の概要について、
お話ししますね。
同調圧力は、
日本社会で
存在していたものですが、
色濃く顕在化したのは、
コロナ禍だと思います。
営業している飲食店は
嫌がらせやWebでさらされ、
マスクの有無で
電車内ではけんかが
起きていました。
周囲と同じ言動を
強制することは
同調圧力と呼ばれ、
日本では学校や会社など
あらゆる場所で
観察できると思います。

研究者は、
同調圧力が
発生する原因は
3つあると指摘しています。
① 閉鎖性:
日本は島国であり
他国に比べて移民も少ない。
さらに企業では終身雇用、
年功序列、企業別組合があり、
転職による移動がしづらく、
閉鎖性が強くなります。
学校においても、
部活など教科以外の活動が
学校単位で行われています。
そのため、
生活のすべてを
学校に依存し、
人間関係も固定される
傾向にあります。
このような閉鎖的な組織や
集団が日本のあらゆる
場所にあります
② 同質性:
日本は他国に比べて
異民族の割合が低いです。
そのため、宗教や価値観、
文化に大きな違いがなく、
同質性が高くなることは
ご理解頂けると思います。
“同じ日本人”という
意識があるので、
共有すべき約束事のハードルが
自然と高くなります。
海外の電車内で
通話している人を見ても
何も思いませんが、
国内で同様の光景を
目にすると気になってしまうのも、
同じ日本人という意識があり、
規則遵守の期待値が
上がってしまうからです。

③ 個人の未分化:
海外では個人ごとに
仕事を割り当てられることが
ほとんどですが、
日本では課やチームで
行うことが多いですよね。
各人の業務分掌が
明確に決まっていれば、
定時で帰りづらい
こともないですし、
休暇も好きにとれるはずです。
さらに、学校では
運動会や組体操、
給食当番など
共同作業が強いられ、
連帯責任として
部活動チームが
大会への出場ができない
ケースも多い。
PTAや町内会も
基本全員参加で、
筋書きされた会議進行に
異議を唱えれば
異端児として見られること、
経験ありませんか?
このように組織だけ
ではなく社会的に、
個人よりも全体を
重視する傾向が
日本は強いです。
長くなるので、
同調圧力②で
お話したいと思います。