
皆さんは
“ラン活”という言葉、
聞いたことありますか?
ラン活は、お目当ての
ランドセルを
購入するための
活動のことです。
来年、新小学一年生で
入学する子供達のために、
ランドセルを購入するために
行われるもので、
人気のランドセルは
あっという間に完売に
なってしまいますので、
情報収集、
資料請求、
子供の好みの色、
デザイン確認、
使いやすさ、
耐久性、
展示会に参加、
実際に試着、
予算を考慮して、
来年購入する、
という一連の流れを
友人に教えてもらいました。
そして、
価格帯ですが、
一番購入される価格帯は、
65,000円以上
33.3%、
全体の半数以上が
55,000円以上の
ランドセルを購入、
なかには高級ブランドが
販売している300,000円の
ランドセルもあったそうです。

この件をうかがって、
“ランドセルを購入するだけで、
すごく過熱してないか?”
って思いました。
私の小学校時代を思い出すと、
男の子は黒、女の子は赤、
そして
たまに兄弟姉妹のおさがりを
使っている友達もいましたよ、
皆さんはどうでしたか?
友人に、
“兄弟姉妹のおさがり”を使えば、
節約できていいんじゃないの?
って聞いてみたら、
“いじめの対象に
されるから、
絶対に止めた方がいい”
と返答をされました。
値段の高低は、
何で決まるのか、
調べてみると、
高級ブランド品は別として、
使われている素材が
合成皮革、牛革、馬革
それも一枚革かどうかで、
価格の高低が決まる・・・・って、
小学生5~6歳で、
革の良し悪しの
分別が付くはずがない、
このラン活は、
子供を中心に
その父親・母親、
おじいちゃんおばあちゃんを
巻き込んだ、
心理劇だと思います。
なぜ、
そんな高額で、
購入するまでに
手間が掛かるランドセルを
1年も前から購入するための
活動が始まるのでしょうか?

要因は様々ありますが、
一因として
“未完了の感情を
完了させるため”
です。
言葉だけでは、
抽象的なので、
もう少し具体的にお話しますね。
ランドセルが必要な小学生の
親世代そして
祖父祖母世代、
自分達が果たせなかった思いを
子供や孫を通じて、
達成することで、
当時のそのまま未完了の感情を
完了させるということです。
例えば、
当時、
親の言う事をよく聞いて、
我がままを言わずに、
しっかり者で、
ご近所からも
評判が良かった子供が
親から
“高いランドセル、少し我慢してね”
って言われれば、
そして、少し抽象度が上がって、
只々、
親から子供らしく
振る舞うこと、
感情を表現することを
禁止されていて、
親の言う事を
嫌だと言わずに、
聞いてきた報酬として
愛情をもらっていた
(条件付きの愛情)ので、
本当は悲しい、
納得がいかない、
けど、その要望を
飲み込むしかなかった。
本当の気持ちはあるけど、
条件付きだけど
愛情をもらうために、
飲み込むしかない、
そのような感情は、
未完了の感情と呼ばれます。
そして、この子供の頃に
我慢してため込んでしまった
未完了の感情は、
死ぬまで表現される機会を
待っています。

ですので、
自分自身ではなく、
たとえ子供や孫のイベントであっても、
自分の未完了の感情を
完了させるために、
ラン活に参加したんです。
この未完了の感情を
子供や孫を使って、
完了させる事例で
わかりやすいのは、
子供が小さい頃から
有名幼稚園、
小学校などの
英才教育に熱心で、
遊ぶ時間が無くなるまで、
学習塾やピアノ、
英語、スポーツなどを習わせて、
全てにおいてトップを
目指させる
親、祖父母が
果たせなかった思いを
達成させている、
なんて聞いたことないですか?
未完了の感情に話を戻すと、
これがあると人生;
日常生活を送る際、
悪影響を及ぼすことがあります。
その未完了の感情を
完了させるために、
お話聞きますよ。