人格を着替える

“人格”っていう言葉、

日常会話では

あまり使わないですよね。

 

 

 

でも、

 

皆さんの日常生活で、

誰かと面会した時

 

 

 

 

 

 

ひとりでいる時

でも、人格が

 

 

 

入れ替わっていることに

気付いていますか?

 

 

 

例えば、

 

会社に行って、

 

 

上司と話す時、

同僚と話す時、

後輩と話す時、

取引先と話す時、

顧客と話す時、

 

 

 

家に帰って、

 

 

 

夫・妻と話す時、

子供と話す時、

ご近所と話す時、

 

 

 

これ以外にも、

 

 

 

コンビニで店員に話す時、

自分で自分に話す時、

 

 

その時に最適な人格が

最前面に出てきてませんか?

 

 

 

 

 

同じ人でも、

時と場合によって、

真逆の対応をされた時には、

 

“あの人は二重人格だ”

 

 

という言葉、

使ったり、

聞いたことありませんか?

 

 

 

 

人格って、

対面した人に対して

 

最適な人格が最前面に

出てくるので、

 

最適化は

しょっちゅう

起きているんですよ。

 

 

人格を

“装着”した瞬間、

 

 

 

感情の起伏が激しくなったり、

なくなったりしませんか?

 

 

凄くキレやすくなったり、

冷静で穏やかだったり、

 

 

 

使う言葉も

かなり荒い言葉だったり、

丁寧な言葉遣いだったり、

 

 

 

自分では気が付かないけど、

少し猫背になったり、

ピンと背筋が伸びたり、

 

 

 

呼吸が浅くなったり、

腹式呼吸が出来ていたりします。

 

 

 

これら全て全自動で

最適化されていて、

 

 

自分自身が意識して、

最適な人格を

 

 

呼び起こした

訳ではないです。

 

 

 

 

 

人間個人の中に、

いろいろな人格を

 

 

持っていると

思いますが、

 

 

その中で

 

 

よく“装着”する人格

そうではない人格

 

 

があります。

 

 

 

日常生活を送るにあたって、

よく“装着”する人格は、

 

 

おそらく56種類ぐらいで

それ以外の人格は、

 

 

 

非日常な体験をした時に

ひょっこり

現れるかもしれません。

 

 

 

このシステム自体、

生態システムとして

とても優れていますよね。

 

 

だって、

全自動で最適な人格が

 

最前面に

出てくる訳ですから

 

 

 

それで、

 

 

上述した

 

 

よく“装着”する

人格を毎日、毎日、

ひたすら繰り返して、

“装着”してみると、

 

 

 

その人格を

“装着”している状態を

 

 

自分自身だと

思い込んでしまって、

 

 

脱ぎたいと思っても

脱げなくなったり、

 

 

 

終いには、その人格が

独り歩きを始めて

しまいます。

 

 

 

そして

そのことに

 

気が付いていない

人間が多い、

 

 

つまり、

 

自分が自分自身を

コントロール

するのではなく、

 

ある一(いち)人格が

コントロールしていて、

 

そのことに

気が付いていない

状態です。

 

 

主人格はあなたで、

人格は副人格です。

 

 

では、

 

どうすれば

主人格であるあなたで

 

 

 

居ながら、人格を道具として

使えるのか、

という疑問に対する回答は、

 

 


感情に巻き込まれないこと、

 

 

特に、

 

不安・恐怖、

嫌悪、

悲しみ

怒り、

 

この4つの感情に

巻き込まれないことです。

 

 


人格はあくまでも道具です。

 

 

 

 

使いこなせるようになれば、

格を着替えることが

出来ますよ。

 

 

 

人格を“装着”して、

自分自身を社会に対して

 

 

 

表現している実感が

持てるようになります。

 

 

 

無用なトラブルに

巻き込まれなくなりますよ。