お願いだから承認してよ

若年層を中心に

インターネットやSNS

 

当たり前のように使われて、

人間の生活に

 

影響を及ぼす

情報源になっていることは

 

みなさんも

実感されている

 

と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな中で、

取り出された

 

“承認欲求”

 

という言葉、

聞いたことありますか?

 

 

 

 

 

 

 

承認欲求とは、

 

他人から認められたい、

 

自分を価値ある

存在として認められたい

 

という基本的な

心理的欲求のことで、

 

人間が誰でも

持つ欲求です。

 

 

 

 

承認欲求を

もっていること自体は、

 

別に悪い事では

ありませんが、

 

過剰になった時に、

周囲の人達を

 

傷つけてしまったり、

自分で自分を

 

傷つけてしまったりして、

自分の人生を

 

生きられていません。

 

 

 

 

 

例えば、

 

 

SNSFacebook

InstagramLINEで、

毎日投稿して、

 

 

 

内容が過剰だなぁ

 

(高級有名ホテルで

ランチ/ディナー、

 

夏に向けては

プールサイドで

バチバチにキメて、

 

 

パリピの集まりに

参加して目立つ、

 

 

高級ブランド品/高級車と

一緒に写真撮影、

 

 

 

ハイソを装っている感)、

 

 

 

と感じる投稿

みたことありませんか?

 

 

 

 

Tiktok

加工アプリを

使って、

 

やたら目を大きくしたり、

小顔効果をつかったり、

美顔効果を駆使して、

 

 

 

 

自分の写真を

“盛って”奇跡の一枚

投稿して、

 

 

 

沢山の“いいね”

もらうことに懸命な人、

見たことありませんか?

 

 

 

周囲の人達から

認められたいから、

 

 

時に、

悪意のある人に

 

利用されたり、

搾取されたりします。

 

 

つまり、

 

自分自身で

判断することは止めて、

 

全て周囲の人達に

服従しようとします。

 

 

周囲の人達からの

評価が全てになってしまって、

 

 

自分が好きな事

 

 

やりたい事

 

がわからなくなって

しまいます。

 

 

強い自己否定を

持っているので、

 

自分のことが嫌いです。

 

 

 

なぜ、

 

このような行動を

とってしまうのでしょうか?

 

    周囲の人達からの

承認や評価でしか、

自分を認めることができない

 

 

 

 

自己否定が強いために、

評価基準を

 

外部に委ねてしか、

自分を認識

出来なくなっている状態です。

 

 

外部ばかり意識が

向いているので、

 

嫌われないように、

機嫌を損ねないように、

 

ひたすら自分を失くして、

周囲に合わせることを

 

意識します。

 

 

 

このことによって、

周囲の人達から、

 

“役に立つ存在”であると

認識されれば、

 

強い自己否定をする

自分自身に

 

向き合わなくて済むので、

ますます自分を失くして、

 

周囲の人達に

服従することが

 

止められなくなります。

 

 

もっと認められたい、

もっと注目されたい、

 

に歯止めが

効かなくなってくる訳です。

 

 

 

 

承認され続けることが

自分自身の自己否定を

感じなくて済む

 

 

自分という存在を

感じることができる

 

唯一の方法だと

思い込みを

 

もってしまう訳です。

 

 

   否定されたり、

卑下されたり、

見捨てられ恐怖

 

 

 

 

 

周囲の人達に

ずっと意識が

向いているのは、

 

 

否定されたり、

卑下されたり、

 

見捨てられたりすることが

とても怖いからです。

 

 

 

ですから、

周囲の人達に対して、

 

 

“優秀でいい子”を

演じてみたり、

 

 

皆が嫌がる役割を

率先して引き受けることで、

 

 

周囲の人達から

認められようとする訳です。

 

 

ココロの根底には、

“孤独の恐怖”があって、

 

幼少期の成育環境が

良くなかったことで、

 

無条件では、

誰も承認してくれない、

 

誰ともつながっていない

感覚を持っています。

 

 

 

  承認されたという

成功体験

 

 

 

自分を失くして、

 

“認められたい”

“注目されたい”

“褒められたい”

 

 

などの感情から、

ひたすら周囲の人達に

 

意識を

向け続けてきたことが

 

うまくいって、

結果として

 

承認された

成功体験が

 

皮肉なことに、

さらにそのような行動を

 

強化してしまいます。

 

 

 

私が出会った

実例ですが、

 

やたら周囲の人達に

マウントを取りに

 

来る人がいました。

 

 

 

 

繁忙期でも、

 

“私はフェリークルーズで

お休み頂きます”

 

 

とか、

 

 

“私が覚えられないのは、

あなたの教え方が悪い”

 

 

とか、

 

 

“あなた、使えないわね!”

 

 

 

とか、

 

 

口に出して言うので、

周囲の人達は、

 

どうしても話さないと

いけない時は、

 

腫物に触る感じで

接する以外、

 

近づかない状態でした。

 

 

 

 

問題が起きると、

全て他責で

 

“私は悪くないの”

繰り返していました。

 

自分の価値を

周囲の人達に証明し

 

続けなければ、

不安・恐怖で

 

生きていけない、

と感じている訳です。

 

 

 

それでは、

 

このような症状を

持っている人は、

 

 

ずっと周囲の人達に

焦点が向いてきた

 

結果として、

承認欲求が

 

強くなり過ぎている訳ですから、

 

自分の欠乏感

(悲しさ、寂しさ)、

 

不完全感に意識を

向けて、

 

否定し続けてきた

自分自身を

 

まずは受け止めてあげることが

大切ですね。