
学校、仕事場、
コミュニティで、
あなたが
取りまとめ役やったりすると、
必ずといっていいほど、
確認メールに対する
返信がなかったり、
既読スルーしてくる人、
いませんでしたか?
それを指摘すると、
皮肉を吐いて、
期日からかなり遅れて、
返信されたこと
ありませんか?
自分に時間がなくて、
”本当に申し訳ないけど”、って
前置きして頼んだ
タスクや仕事だけ
やってくれなかったこと
や
それを指摘すると、
次の日から挨拶を
無視されたりしたこと
ありませんか?
周囲の人達の反応を
見ていると、
どうやら私の時に限って、
上述のような
“嫌がらせ反応”が
起きている、
気がしているが、
気のせいかもしれない
モヤモヤした気持ちを
経験したことありませんか?

そして、最後に当事者に、
“なぜ、嫌がらせをするの!?”
って聞いてみても、
“そんなつもりじゃありません”
とか、
“それは単なる被害者意識で、
自意識過剰ですよ。”
って返答される
かもしれません。
直接的に、
怒りをぶつけて、
攻撃をしてくる訳ではなくて、
あなたがきっと困る状況に
なることを予測して、
その困る状況になるように
行動することを、
ココロの世界では、
“受動攻撃
(じゅどうこうげき)”と
呼ばれます。
怒りや不満を
直接的に
表現するのではなく、
間接的な行動や態度で
相手を困らせる行為です。
表面上は協力的だったり
無関心に見えますが、
内面では
敵意や抵抗感を
抱いています。
やられた経験に
心当たりがなくても、
周囲の人にやってしまった
経験があるかもしれません。

私がサラリーマン時代に
見聞きした、
受動攻撃のケースですが、
ある女性社員がいました。
とても真面目で、
淡々と仕事をこなしている
印象でした。
ただ、
ものすごく“我”が強い
ところがあって、
その部分については、
頑固で周囲の人達との
折り合いが
つかなかったです。
そして、ある時、
上司がその女性社員に、
製品担当として
欠落している部分を
指摘して、改善を求めると、
“私の何がいけないんですか!?”
“具体的な指示をしないのに、
その言い草はなんですか!?”
って激怒して、
上司を詰めて、
メンタルクリニックを受信して、
適応障害・円形脱毛症・
突発性難聴の
診断書を会社に提出。
私がこんな状態になったのは、
“全てあの上司が悪い”
“人財を活かせない
上司が悪い”
と責め立てたことがありました。

これ以外にも、
女性社員の間で、
A子さんとB子さんの
折り合いが悪く、
A子さんは、周囲の人達に
B子さんの悪口を
吹聴していました。
悪口の内容は、
事実に基づかないもの
もありました。
“B子さんって、
社外では素行が悪くて、
金銭感覚もおかしいし、
不安・恐怖心を煽って、
他人を陥れようとするよね”
って感じです。
A子さんに
声掛けられた人達は、
A子さんの言ったことを
信じ込まされて、
B子さんを共通の敵として、
集団で詰めた、
というケースがありました。
A子さんは、
直接、
自ら手を下していないので、
受動攻撃です。

なぜ、
このような“受動攻撃”が
起きるのか?
これは、上述しましたように、
対象となる人に対して、
自分の感情や要求を
言葉を使って
表現できない人達が
取る行動です。
事例①に提示しました
女性社員のように、
とても真面目で、
たんたんと仕事を
こなしている反面で、
凄い我慢していたり、
ストレスを抱えていたり
している訳です。
ですから、
一見、おとなしそうに
見えますが、
中身は腹黒い人が
多いと思います。
これは、
普段は“良い人”の仮面を
被っているからです。
では、
このような人に出会ってしまったら、
どのように対応
すればいいでしょうか?

これは、
“冷静”でいることが
最も重要です。
なぜなら、
受動攻撃を仕掛けてくる側は、
あなたを怒らせて、
感情を揺さぶることを
目的に攻撃を
仕掛けてくる訳ですから、
あなたが怒りにのってしまうと、
仕掛けた側は
大成功な訳です。
だから、
その策略には乗らずに、
冷静で居続けることが
大切です。
そして、
もしあなた自身が
受動攻撃を
気付かないうちに
やってしまっていることに
気付いたら、
“本当は、その怒り、
誰に対しての
ものなのか!?“って、
内側に聞いてみることが
有効な方法です。