よくやっている投影 前編

最近は心理学についての

読み物が沢山出版されたり、

 

雑誌のコラムで

連続掲載されたりして、

 

だんだんと身近なものと

なりつつあります。

 

 

 

 

 

 

 

極端に深い内容ではなく、

初めて読む人でも内容が

 

理解出来るように、

表現を容易にしてくれている

 

ものもありますよね。

 

 

 

 

 

 

そして、

 

その内容の中に

出てくる単語として、

 

“投影(とうえい)”

があります。

 

 

今日は、

この投影について、

お話したいと思います。

 

 

 

 

 

まず、

 

心理学での投影を

 

調べてみると、

自己の内面にある

 

感情や欲求を、

自分ではなく他者に

 

属するものと捉える

心理的な防衛機制です。

 

 

 

 

簡単に言うと、

自分が受け入れられない

 

感情や性質を、

他者に当てはめて

 

解釈することで、

自分自身を守ろうと

 

するココロの働きです。

 

 

 

 

日常生活で

よく出会う投影の

 

パターン4をご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

①抑圧(禁止・封印)

していることの投影

 

 

 

 

Aさんは、ご自身のなかで、

周囲の人達に対して、

 

『〇×△な自分は持っているけど、

周囲に表現すると良くない』

 

という思い込みを

持っていたとします。

 

 

 

すると、

 

この〇×△に当てはまる

他人が目について、

 

実害がないにも関わらず、

イライラしたり、

モヤモヤしたりします。

 

 

 

 

〇×△に当てはまる

言葉としては、

 

 

 

“だらしない”

“きちんとしてない”

“怒りっぽい”

“いい加減”

“嘘を付く”

“人をバカにする”

“下品”

“不潔”

“場の空気が読めない”

“自分勝手”

“わがまま”

“人を振り回す”

 

 

 

 

周囲に

上記のような振る舞いを

 

する他人が現れた時、

投影に気付ければ、

 

自分自身に対して

禁止していることに

 

気付けます。

 

 

 

 

 

自分自身の内側を

見直す基になる情報で、

 

怒りの原因や気がかりに

なっていた原因がわかって、

 

禁止事項を

緩められる

 

切っ掛けになります。

 

 

 

 

 

②過去の親兄弟姉妹を投影

 

 

 

何か気に入らないこと

があると大声で

怒鳴る父親/母親

 

 

 

 

 

事ある毎に反対され

続けてきた父親/母親

 

 

 

 

すごく自分勝手で

寄り添ってもらえなかった

父親/母親

 

 

 

 

 

踏み込んで

かばってくれなかった

父親/母親

 

 

 

 

などを会社での

上司や彼氏/彼女に

投影して、

 

 

 

 

 

“また怒られるかもしれない”

 

“また気持ちに

寄り添ってもらえない”

 

“もっと、私をかばって”

 

と思う投影や

本当は親に対して、

 

 

 

“認められたい”

 

 

“承認して欲しい”

 

 

 

 

という感情があるのに、

会社の上司や彼氏/彼女

 

(全く別人にも関わらず)に、

その感情が満たされることを

 

求めてしまう投影だったり、

 

 

 

 

弟や妹が

手間の掛かる存在で、

 

もしくは病弱で

お世話をしていたので、

 

大人になった

今でも周囲にかわいそうと

 

思われる人を見つけ出して、

過去の弟や妹を

 

投影することがあります。

 

 

 

この先、長くなりますので、

 

後編として明日投稿します。