毒親育ちの子供達へ 4/4

毒親育ちの子供達へ 1/4

では

毒親のイメージについて、

 

 

 

毒親育ちの子供達へ 2/4

では

毒親の特徴について、

 

 

 

毒親育ちの子供達へ 3/4

では

子供に及ぼす影響について、

 

 

書かせて頂きました。

 

 

 

 

 

そしてこの最終号では、

毒親育ちの子供達の

 

対処法について書きました。

 

 

 

 

 

それでは、

毒親に育てられた人達が

 

どのようにすれば、

解決に向かえるのか

 

についてお話します。

 

 

①無理に親を許そうと

しなくていい

 

 

ご自身が成人後や

家庭を持って、

 

経済的に余裕が

出来た時に、

 

自分のココロと

向き合う時間が

 

あるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

幼少期から

ずっと愛情を注がれた、

 

大切にされた記憶がなく、

 

 

 

“こんな親の元に

生まれてなければ、

違った人生を

送れていたのに”

 

 

と憎しみの気持ち

あると思います。

 

 

 

その気持ちを

そのまま認めて

あげて下さい。

 

 

 

無理に許そうとすると、

余計に苦しくなりますので、

 

 

憎しみ、許せない気持ちが

あることを

 

そのまま認めてください。

 

 

 

 

 

②親はきっと変わってくれると

期待することを止める

 

 

 

 

 

 

いままで通り、

 

 

親の愚痴の聞き役

 

 

感情をぶつけられる

サンドバック役、

 

 

親に金銭を与える

ATM役、

 

 

 

など

親にとって都合のいい子供で

居続けていれば、

 

 

“いつか親も気付いてくれて

変わってくれる”

 

と思いますが、

 

 

変わりません。

 

 

期待することよりも

ご自身の人生を

 

楽しく、幸せに生きることに

意識を向けてください。

 

 

 

 

③自分自身の存在、

やりたい事、

好きな事を否定せずに

受け入れる

 

 

 

 

幼少期から

ずっと親から

 

否定され続けてきたので、

まず自分自身の存在を

 

認めることが最も重要です。

 

 

 

 

“私なんか

生まれてくるんじゃなかった”

 

 

とか

 

 

“何かが出来る

自分は存在してもいいけど、

何も出来ない

私には存在価値がない”

 

 

と思い込んでいるので、

 

 

“何が出来ても、

出来なくても、

私は存在していい”

 

 

 

“ありのままの自分を

表現してもいい”

 

 

“誰かの期待に応えるために、

生まれてきたのではない”

 

 

 

など口に出して言ってみて、

身体の内側の反応を

 

確認してみてください。

 

 

 

 

④身体に溜まっている

強烈な怒りを処理する

 

 

 

 

幼少期からずっと我慢を

させられてきたので、

 

理不尽に思ったこと、

嫌だったこと、

 

納得がいかなかった

ことがあって、

 

その都度、

 

怒りの感情を

感じていましたが、

 

表現をせず、

ふたをしてきたと思います。

 

 

 

ですので、

記憶;イメージとともに、

 

誘発される怒りの感情を

体の外に出す、

 

怒りの感情を

表現させてあげる

 

機会を持ってください。

 

 

 

 

 

⑤強迫的に可哀そうな人を

見つけて役立つことを止める

 

 

 

 

親、他人の役に立つことで

自分自身の存在を

 

 

実感してきているので、

過剰なまでに、

 

 

他人の役立つことを

当然としていますが、

 

 

自己肯定感が低く、

自己否定も強いので、

 

 

他人からは

 

 

“使い勝手がいい、

単なる便利屋”

 

 

としてしか

みなされていません。

 

 

 

これを続けていても、

自分がすり減って、

 

他人から

搾取され続けるだけなので、

 

自分自身で止める

決断をすることが大切です。

 

 

 

 

⑥課題の分離:

親の問題を背負わない

 

 

 

 

親が持っている問題は、

親が解決するべき問題です。

 

 

子供が肩代わりする

ものではありません。

 

 

課題を分離して、

明確にして、

 

子供が親の代わりに

苦心する必要性は

 

全くありません。

 

 

自分の欲求、

やりたい事、

好きな事に

 

 

沿って人生を生き始めると、

今まで、

 

親の顔色、

周囲の人達の顔色に

 

ひたすら気を使って、

それに沿った生き方でしたので、

 

すごい抵抗を感じたり、

強烈な恐怖を

 

感じるかもしれません。

 

 

 

その時は、心理療法家に

相談してみてください。