流行の渦が人のココロに及ぼす影響

Webニュースをみていると、

韓国では、

 

“身長を伸ばす”ための

ビジネスが流行

 

しているらしいです。

 

 

 

 

器具を使って、

上からベルトで

 

吊るされて、

その姿勢を

 

保ちながら歩く

練習をしてみたり、

 

 

 

小児科医の診断を

受けながら、

 

毎日、自宅で

ホルモン注射を

 

打ってまで子供の身長を

伸ばすために、

 

投資しているという記事が

紹介されていました。

 

 

 

ちなみに、

費用は、

 

67万円/1か月

かかるそうです。

 

 

 

 

 

なぜ、

 

韓国で“身長”ビジネスが

過熱しているのか、

 

読み進めてみると、

“就職する時に有利だから”

 

 

とか、

 

 

“親が子供の頃に

身長のことで悩んでいた”

 

 

という理由だそうで

 

 

韓国社会では、

見た目(ルッキズム)や

 

学歴、職業スペックにおいて、

特に過剰なビジネスが

 

展開されていて、

多くの人達はその渦に

 

巻き込まれています。

 

 

 

 

このような現象は、

韓国ほど

 

過熱していませんが、

日本でも薄めた形で

 

起きています。

 

 

 

先日、

 

ルッキズムと摂食障害;

524

あの子の方が細い、

 

で日本でも発生している

ルッキズムがもたらす弊害に

 

ついて書かせて頂きました。

 

 

 

 

学歴についても、

職業スペックについても、

 

日本でも明らかな差別が

まだ社会の中に在ります。

 

 

 

 

このような現象を

引き起こす人の

 

ココロの動きについて、

お話ししたいと思います。

 

 

 

 

先日、

 

掲載させて頂きました

日本でのルッキズム影響は、

 

若い女の子を

摂食障害

 

(健康被害がある)に

まで追い込んでしまう

 

影響力を持っています。

 

 

 

 

 

では、なぜ健康被害を

及ぼすほど影響を

 

もってしまうのか、

という疑問が

 

出てくると思います。

 

 

 

 

これは、

 

“差別する側”

 

 

“差別される側”

 

 

 

に分かれて、

もうどうしようもない

 

運命ではなく、

異常ともいえる努力を

 

重ねれば、

“差別する側”

 

回れるからです。

 

 

 

 

 

その異常ともいえる努力は、

差別される側に

 

立った時に感じる

 

 

 

“恐怖心”

“劣等感”

“屈辱感”

 

 

 

が想定でき、

それから逃れるために、

 

想像を絶する

継続的な努力が

 

出来る訳です。

 

 

 

 

 

このような

ココロの動きは、

 

韓国、日本を問わずに、

ルッキズム界隈に限らず、

 

日常生活を

送っていれば出会います。

 

 

 

 

 

集団の中で、

少数名だけ違うとか、

 

持っていないとか、

のメンバーがいれば、

 

そのメンバーは

異端児と見なされます。

 

 

 

 

異端児達は

他のメンバーから

 

“同じじゃない”

という理由で、

 

関係がうすくなったり、

無視されたり、

 

嫌がらせされたり、

もします。

 

 

 

ですので、

 

異端児と

見なされてしまったメンバーは、

 

“同じ”にするか、

出来なければ集団を

 

退去するか、

選択に迫られます

 

 

 

上述しました、

 

若い女の子を

例に挙げれば、

 

 

目指すべき外見、

ファッションは、

 

海外ファッションショー

 

 

TGC

(東京ガールズコレクション)、

関西コレクション

 

 

などのランウェイを

モンローウォークしている

 

モデル達を神格化して、

 

 

着ている服装、

履いている靴、

メイク道具

 

 

まで購入して

揃えています。

 

 

 

憧れの

外見になって

みたいという欲求

 

 

美容カースト上位に

君臨して“差別する”

 

ためです。

 

 

 

 

集団心理として、

集団の中で異端児という

 

存在を互いに

足りないところを

 

補完する材料

(お互いの個性を尊重する)

 

ではなく、

 

異端児の

個性・特性を無くして、

 

集団内を同じにして

安心・安全を

 

感じたい欲求の方が

強いです。

 

 

 

 

ですが、

 

メンバーが

みんな同じ器質で、

 

個性、特性がないので

あれば、

 

マネージメントは楽ですが、

時代の変化についていけず、

 

離散します。

 

 

 

 

人間を巻き込む

“流行という渦”

 

が集団心理に

及ぼす影響、

 

 

その渦に

巻き込まれてしまった

個人への影響は、

 

 

時に、

意識的ではなくなり、

 

狂信的、妄信的で

人間を狂乱、

 

神格への崇拝へと導き、

残念ながら

 

ますます無意識に

なっていきます。