認知の歪み

皆さんは

“認知の歪み”という

 

言葉を

聞いたことありますか?

 

 

 

 

 

ココロの世界では、

認知行動療法という

 

治療法があるので、

この治療法について、

 

学んだことがある人なら

”認知の歪み“

 

きっと聞いたことあると

思いますが、

 

ココロの世界に

触れたことがない

 

方にとっては、

なじみがない

 

言葉かもしれませんね。

 

 

 

 

 

認知の歪みについて、

実例で説明しますと、

白黒思考があります。

 

 

 

会社で同僚に

挨拶したにも関わらず、

返答がなかったので、

 

 

 

“同僚はきっと

私を嫌っているに

違いない”

 

とか、

 

“あの人の視線から

感じるのは、

私はきっと嫌われている”

 

とか、

 

 

“今日もミスってしまった、

やっぱり私はダメ人間”

 

 

とか思ってしまう、

100%以外

全部認めない思考で、

 

 

白黒思考

0/100(ぜろひゃく)思考

 

と呼ばれるもので、

中間がないのが特徴です。

 

 

白黒思考以外にも、

認知の歪みについて、

ご紹介します。

 

 

 

マイナス思考:

 

 

“ほめられなかった

ということは

良くなかったんだ”

 

とか、

 

“反応が思ったより

薄かったから、

やらない方が良かった”

 

とか、

 

“買った時は気に

入っていたけど、

やっぱり隣の商品の方

がよかったなぁ”

 

とか日常の出来事に

遭遇した際に、

 

すべて

マイナス、ネガティブに

 

結び付けてしまう

思考のことです

 

 

 

 

過剰な一般化:

 

 

“世の中、ウソだらけだ、

もう誰も信用しない”

 

とか、

 

“男なんてみんな○○××、

女の人は大体○○××”

 

とか、

 

“周囲の他人は

皆きっと私をバカにしている”

 

などで、

一部分でしか

 

起きていない現象、

特徴を全体にあてはめて

 

考えてしまう思考のことです

 

 

 

 

 

べきねば思考:

 

 

 

“隣人とは仲良くすべき”

 

とか、

 

“集団の中にいる時は

空気を読むべき”

 

とか、

 

“これくらいの労務は

我慢すべき”

 

とか、

 

“上司・親の期待には、

応えねばならない”

 

などで、

 

文末に

“べきねば”が付くので、

 

やり切るために、

自分自身を

 

ついつい

追いこんでしまいますし、

 

この“べきねば”が

出来ていない

 

周囲の

他人が居れば、

 

イライラしたり、

怒りをぶつけたりしますので、

 

人間関係が

うまくいかなくなります

 

 

 

 

拡大解釈と過小評価:

 

 

“あの人は素晴らしい人で、

私はダメな存在だ”

 

とか、

 

“私はこれが

出来ていないから、

もっともっと頑張らないと

いけない”

 

とか、

 

“あの人と

やればうまくいくけど、

私とやるときっと

うまくいかない”

 

などで、

 

他人の長所を

拡大解釈して、

 

自分自身の

成功や優位点を

 

過小評価する思考です

 

 

偏見のレッテル貼り:

 

 

“〇×大学出身の人は

優秀に決まっている”

 

とか、

 

“一部上場企業で

働いている人は

信用できる”

 

とか、

 

35歳を超えて、

結婚していない人は

人生の落伍者だ”

 

などで、

貼り付けられている

 

レッテルのみを見て、

その物全てを

 

評価してしまう思考です

 

 

自分へ責任転嫁:

 

 

“みんなが

楽しそうじゃないのは、

私のせいだ”

 

とか、

 

“家族が

病気になったのは、

私が優しくし

なかったからだ”

 

とか、

 

”いじめを受けたのは、

私が悪いからだ“

 

などで、

 

何でも自分事にしてしまって、

自分を悪者にする材料に

 

使ってしまう思考です

 

 

 

このようにして

認知の歪みについて、

 

ご紹介してきました。

 

 

 

 

特徴として、

マイナスに、

 

ネガティブに

決めつけている、

 

ということです

 

 

 

このような認知の歪みは

なぜ起きるのか、

 

という疑問が出てくると

思います

 

 

 

 

それは

幼少期から15歳頃までに、

 

親との関係性や

友人との関係性の中で、

 

ココロが凄く傷ついてしまった

経験をしたことで、

 

そんな辛く、苦しい経験を

二度としたくないので、

 

同じ状況が

また起きたとしても、

 

全自動反応して

すぐに対応できるように、

 

先入観を持っていた方が

 

楽だからです。

 

 

 

認知の歪みによる

マイナス、ネガティブに

 

考えて想定していた方が、

本当にそのことが起きた時に

 

ダメージが少なくて

済むからです。

 

 

 

では、

 

どのようにして、

認知の歪みを

 

正していくのか、

についてですが、

 

 

 

出来事

 

 

その時に

思ったこと(感情)を

 

分けるということが大切です。

 

 

認知の歪みが起きた時に、

精神的に苦しくなるのは

 

偏った決めつけになり、

1つしか選択肢がない

 

ように感じるからです。

 

 

 

ですから、

 

紙に出来事とその時に

思ったことを書き出してみて、

 

ご自身の思考の特性を

つかむこと

 

 

“逆もまた真なり”ということ

があるので、

 

決めつけずに、

例外があるので

 

考えて見ることが大切です