
今日は承認欲求の
お話をしたいと思います。
承認欲求とは、
他者から認められたい、
価値ある存在として
認められたいという
欲求のことです。
誰もが持つ
自然な欲求ですが、
強すぎると
自己肯定感が低くなったり、
人間関係でトラブルを
起こしたりする
可能性があります。
この承認欲求が強い人が
時々見受けられます。
この承認欲求が強い人には
2パターンありますので
説明します。

①アピールが強い・
賞賛を得たい人:
賞賛獲得型
SNS上で“いいね”の数、
フォロアーの数に凄く敏感で、
こだわりを持っています。
増えると
嬉しい気持ちになりますが、
減ってしまうと気持ちが
不安になったり、
増やさなきゃと思って
焦ってしまいます。
他人の話に被せて、
“私もやったことある”とか、
“私もそれ知っている”
と言いながら、
話の流れを横取りする、
自分自身の賞賛を
積極的に集めようとする人
②社会や集団から
否定されることを
逃れたい人:
否定回避型
賞賛されることは
望んでいない、
目立たなくていいと
思っている、
他人との関係性が
断たれることを怖れて、
無理な要求も
拒否できない、
せめて普通だと
見なされたい、
せめてここに居ていいよって
許可をもらいたい、
というような感覚を
持っている人
みなさんは
どちらの要素が
強かったですか、
それとも両方とも
持っていますか?

それでは承認欲求の
強い人の特徴としては、
①賞賛獲得型は、
“認められたい”
“必要とされたい”
“求められたい”
“注目されたい”
と思っている、
肯定的な評価を得たい、
尊敬されたいと思っている、
頼られるので
イヤとは言えない、
怒られ役いじられ役も
引き受ける、
求められるから
離れられなくなっている、
認めてかまってほしい、
自己顕示欲が強い
(会話の中心でいたい、
見た目やステータス重視、
見栄っ張り)
過剰な頑張り屋、
周囲の他人からの目、
評価に意識が集中して、
外観を整えることに
注力しています。

次に
②否定回避型も
含んだ特徴です。
“私をみて、大切にして、
認めて欲しい”と思う、
私は存在価値が
あるんだと思いたい、
空虚感から逃げたい、
自分で自分を
認められない、
自分で自分を
大切に出来ない、
自信がない
という特徴を持っています。
承認欲求が
強い人の特徴を
総じて端的に言えば、
自己肯定感が低くて、
自己否定が止められない
ということです。
自分自身の内側を
認められていないので、
外側から賞賛を
持ってこようとする、
外側から安心を
持ってこようとする
訳です。
ここまで、
お話してくると、
承認欲求=
(イコール)悪の存在、
と思われがちですが、
承認欲求にも
ポジティブ面もあります。
それは、
高評価であれば、
モチベーションを保てる、
自己研鑽の原動力に
なることです。

ただ、
承認欲求が
悪く言われがちなのは、
承認されることで、
快楽のあじをしめて
欲求が暴走したり、
ココロの枯渇で
不安と虚しさが
膨らみ過ぎると
人間関係やココロの
トラブルが発生する
事例がかなりあるからです。
それでは、
承認欲求が強い
状態をどのようにして
対処していくのか?

①自分自身の気持ちは
絶対に否定しない、
“~が好き”
“~を(自分のために)
やってみたい”
というような気持ち、
あくまでも自分自身を
満たしてあげるためにやる訳で、
周囲の他人の目、
評価は一切気にしない
②結果が全てではなくて、
挑戦したこと、
しようとしていることに
〇(マル)
自分の欲求(やってみたい)に
従って、
挑戦したこと自体が素晴らしい。
世間的な結果が
どうこうということは二の次。
自分自身に
優しく声掛けしてあげる
(えらかったね、すごいよ、
よく頑張ったね、
いい経験になったね)
③周囲の目、反応、
完璧人間を手放す
勇気をもつ
自分の外面のみに
意識を向けて磨き続ければ、
自分のなかの空虚感が
強くなります。
ですので、
“自分は自分でよかった”
と思えるように、
内面に意識を向ける
練習をする

自分の意思で
自分を承認する力を付けて、
率直な自己表現が
できるようになること、
そして、
周囲の他人の目、
期待よりも
自分の好き、
楽しい、成長に
意識を向けることが
大切です。