わざわざ他人に嫌われなくても・・・

本日は、

自分をわざわざ周囲の

 

他人に嫌われるような

トラブルを起こして、

 

自己否定が強い人の

ココロの中では、

 

どのような心理状態に

なっているのか

 

説明したいと思います。

 

 

 

 

 

皆さんが見たこと

あるかもしれない例で

言えば、

 

 

わざわざイライラさせる

ようなこと躊躇なく

口に出して言う、

 

 

相手の“地雷”だと

わかっているのに、

口に出していって

相手を怒らせてしまう、

 

 

決して意識的ではなく、

相手の自尊心を

傷つけること、

 

 

癇に障るようなことを

口に出していって、

人間関係を

ややこしくしてしまう人、

 

 

出会ったことありませんか?

 

 

 

 

 

このような方々は、

常に人間関係に

 

トラブルを抱えていて、

周囲の他人達は、

 

はれものに触れるが如く

コミュニケーションをする

 

しかなく、

また傷つけられないか、

 

どうかでハラハラ、

ザワザワしてしまいます。

 

 

 

 

 

そして、

当事者に

 

なぜそんなわざわざ他人を

怒らせるようなことをするのか、

 

と問いただすと、

 

 

 

“そんなつもりは毛頭ない”

 

とか、

 

“まったく傷つける

つもりはなかった”

 

 

さらには、

 

“私のその発言の

何が悪いのか、わからない”

 

 

と返答が返ってきます。

 

 

 

その当事者達の

特徴的なパターンとして、

 

イヤな人、苦手な人に

ワザワザ近づいていって、

 

相手の“地雷”の

ホットボタン

 

押してしまう

コミュニケーションを

 

どんな場でも

無意識の内に

 

再現してしまうことです。

 

 

 

 

このような当事者達は、

根底に自己不全感、

 

自己無価値感、

強い自己否定感

 

持っています。

 

 

 

 

通常、

人間は愛情や信頼、

 

尊敬を持って

他者とつながろうとします。

 

 

 

つまりポジティブ側面で

他者とつながりたいと

思っています。

 

 

 

ところが、

この当事者達は、

 

周囲の他人から怒りを

ぶつけられたり、

 

嫉妬させたりして、

相手を怒らせることで

 

他人との繋がりを

感じられます。

 

 

つまりネガティブ側面で

他者とつながりたいと

思っています。

 

 

 

このような当事者達は、

デフォルトとして、

 

 

他人とは嫌われることで

繋がれる、

 

 

他人から否定されて

繋がれる、

 

 

他人との繋がりは

罵倒や暴言を通して

行われる、

 

 

という思い込みを

持っています。

 

 

幼少期の家庭環境で、

DVや罵詈雑言が

絶えなかった、

 

 

父親と母親の

ケンカが絶えなかった、

 

 

兄弟・姉妹と比較されて、

存在を否定される

ようなこと

 

 

 

『どうしてお前はそんな

出来損ないなんだ』

 

『なんで、お兄ちゃん

(おねえちゃん)みたい

なれないんだ』

 

 

を言われ続けていた、

このような修羅場の環境下で

 

獲得したのが、

親を通じて

 

他人と繋がるのは、

ネガティブ側面である、

 

というデフォルトで

あった訳です。

 

 

 

大人になってからは、

このデフォルトが正しいか、

 

どうかを確かめるために、

確認行動がなされます。

 

 

 

本当に、

他人とネガティブ側面で

繋がれるのか、

 

 

実験をしてみて、

その都度、

 

他人から怒られたり、

嫌われたりするので、

 

ご自身がもっている

デフォルトの確実性が増す、

 

強化行動をしている訳です。

 

 

 

 

 

もし当事者が

自己啓発セミナーや

 

宗教活動に参加すれば、

抱えている辛さ、苦しさは

 

ますますひどくなります。

 

 

 

これは、

自分自身が持っている

 

 

 

自己不全感・

自己無価値観・

強い自己否定

 

 

を根底に持っていることを

見ないで、

 

憧れ・理想に

なろうとするからです。

 

 

 

 

上述したように、

 

 

当事者達は、

ネガティブ側面を持つことで、

 

親と繋がれる、

周囲の他人と繋がれる、

 

というデフォルトを

持っています。

 

 

 

自己啓発セミナーや

宗教活動に参加して、

 

何者かになろうとしたり、

自分の好き、

 

欲しいを尊重して、

周囲の他人とは

 

愛情・信頼・尊敬で

繋がろうとすると、

 

体得しているデフォルトの

真逆になってしまいますので、

 

とても苦しい訳です。

 

 

 

 

世の中に、

強い自己否定をしていて、

 

周囲の他人を怒らせたり、

嫌われることで、

 

幼少期に親との間で

獲得した関係性を再現して、

 

自分自身を粗末に、

感情のごみ箱役として、

 

存在することを

許可してもらっていると

 

無意識に

思い込んでいる人達が

 

相当数いることを

知ってもらいたいです。