イヤな感情なんて感じたくない

心理カウンセラーを

やっていると、

 

様々なお悩みを

相談されることがあります。

 

 

 

 

以前、

 

感情なんていらない、

そう思ってしまうあなたへ、

 

で人間が持っている

感情について、

 

書かせて頂きました。

 

 

 

そして、

本日は感情についてですが、

 

“イヤな感情”について

書かせて頂きます。

 

 

 

 

職場や学校、

それ以外にコミュニティで

 

多くの人間が集まりますよね。

 

 

の際、

参加メンバー全員にとって、

 

快適、安心安全だった

ということはなくて、

 

場合によっては、

 

“あんな奴いなくなればいいのに!”

 

とか、

 

“明日は上司が休みだから

清々する”

 

とか、

 

他人に対して、

 

“イヤだ”

“納得がいかない”

“腹が立つ”

 

と思ってしまう、

 

“怖い”

“近づきたくない”

“避けたい”

 

と思ってしまう、

この思ってしまうこと、

 

考えてしまうこと、

イヤな感情を持ってしまう

 

自分を悪だとみなして、

許せずに、

 

“こんなイヤな感情を

取り除いて欲しい”

 

とか、

 

“このイヤな感情を

持たない自分になりたい”

 

というお話を伺います。

 

 

本当の気持ちは

 

“イヤだ”

“納得がいかない”

“腹が立つ”

“怖い”

“近づきたくない”

“避けたい”

 

 

 

 

なのに、

人間は社会性の

 

動物だから集団内で

誰かに自分の本当の感情を

 

表現することで、

集団構成メンバーから

 

異端児とみなされて

排除されてしまうことを怖れて、

 

特に、

何事もなかったように

 

立ち振る舞ったり、

むしろ笑顔を絶やさずに、

 

迎合してしまったこと

ありませんか?

 

 

 

 

 

もしくは、

そのように

 

立ち振る舞っている人を

みたことありませんか?

 

 

 

 

イヤな感情を

もってしまう自分を

 

悪だとみなして、

それをやめたい、

 

自分は

 

清廉潔白、

聖人君主

 

でいたい、

と考える人が

 

多いと感じます。

 

 

そして、

このように、

 

 

“イヤな感情”を

持ってしまった時に、

 

 

表現しないで

抑圧していると

 

 

身体が疲弊しますし、

感情は

 

 

さらに傷つけられることを怖れて、

センサーレベルがより

 

 

鋭くなって

ほんのちょっとしたことでも、

 

 

怒りを止められなかったり、

怖いと思ってしまったりして、

 

 

ココロの状態が

不安定になります。

 

 

 

 

そして、

この感情は必要だから

 

発生しているのに、

発生した人間が

 

安心安全で居たい欲から、

取り去りたい、

 

感じないようにしたい、

 

 

としてしまうと、

感情を感じている

 

自分そのものを

否定することに

 

つながってしまいます。

 

 

 

 

つまり、

 

自己否定の強化行動

なってしまいます。

 

 

 

自分の理想イメージは

イヤな感情を

 

一切表出させず、

 

清廉潔白、

聖人君主

 

でいること、

 

 

 

しかし、

 

実際は周囲の他人に対して、

イヤな感情をもってしまう、

 

この持ってしまっていることを

ひたすら隠したいと思っていて、

 

一切表出させない

状態であると、

 

理想イメージと

実際がどんどん離れてしまって、

 

自己否定が酷くなって、

辛さ、苦しさを

 

感じてしまう頻度が増して、

自分が嫌いになります。

 

 

 

 

そして、

自己否定を持って、

 

自分のことが嫌いな人の

最大の問題は他人を

 

愛せなくなってしまうことです。

 

 

 

 

 

 

ですので、

 

自分の感覚・感情を

感じなくする、

 

取り除こうとすると、

生来の自分の感情を

 

否定することから

自己否定が起きて、

 

自分のことが嫌いになって、

周囲の他人のことを

 

怖れるようになり、

世の中が怖い場所と

 

感じるように

なってしまうことが

 

問題です。

 

 

 

 

 

では、

イヤな感情を感じてしまった時に、

どのように対処すればいいのか、

 

 

 

上述したように、

自分の感情は

 

生来必要なものなので、

否定せずに感じ、

 

表出させてあげることが

大切です。

 

 

 

 

しかし、

表出する際に、

 

自分に危害が及ぶ

可能性もありますので、

 

 

誰にも迷惑が掛からない状態

(部屋で一人になっている、

車の中に一人になっている)

 

 

 

で、

その場面をイメージすることで

 

感情が再現されますので、

表出させてみてください。

 

 

 

 

それと、

書いてみること:

 

ノートに書き出してみる、

ブログに書いてみる、

 

 

 

と自分が感じたイヤな感情が

表現される機会を

 

与えられているので、

感情のバランスが取れて、

 

ココロが安定しますよ。