勝ち続けないといけない

私、20代後半は

起業家に憧れを持っていて、

 

 

自己啓発、

リーダーシップ、

戦略的思考術、

マーケティング

 

などの関連セミナーに

参加していました。

 

 

 

ちょうど

IT技術が時流に乗って、

 

PCも個人で

1台持っているのが

 

当たり前になり、

 

 

 

アメリカ;

シリコンバレーでの

IT長者達の武勇伝

 

 

日本でのIT起業家;

ソフトバンク 孫正義氏、

楽天 三木谷浩史氏

 

など、

 

ネット上ですごく有名で、

活躍されていたと思います。

 

 

それと同時に

経営コンサルタント

 

 

米国MBA

Master of Business

Administration

(経営学修士)

 

取得もブームで

あったと思います。

 

 

 

 

米国MBA

取得出来れば、

 

外資系

経営コンサルタント会社に

 

就職でき、

初年度から

 

年収1,000万円以上、

待遇が保証されると

 

考えられていたし、

自分自身が持っている

 

劣等感、自己否定感を

一発逆転出来ると

 

思った人たちが

こぞって挑戦していたと

 

思います。

 

 

 

 

そして、

 

これらの起業家の

卵達はその後どうなったか、

 

と言えば、

ある方は人間が感じる

 

不具合を見つけ出して、

その業界で大成功をおさめて

 

有名になった人がいました。

 

 

 

 

 

たまに

 

フェイスブックや

インスタグラムを

 

のぞきますが自分自身の

事業化への思いが

 

市場ニーズと

マッチして

 

うまくいっているように感じます。

 

 

 

 

あるいは、

たしかに年商は

 

上がっているので、

うまく回っている

 

ようにみえますが、

 

すごく違和感がある

起業家がいました。

 

 

そして、

 

まだブレイクする前で、

めちゃめちゃ頑張っているのは

 

よく伝わってくるのですが、

なにか悲壮感のようなものを

 

感じる人もいました。

 

 

 

 

 

なぜ彼らは自分がやりたいと

思って立ち上げた

 

起業でつらそうなのか、

苦しそうなのか、

 

そして実際に実績を

上げている彼らをみて

 

私は違和感を

持ってしまうことについて、

 

お話ししたいと思います。

 

 

 

この現象の原因は

当事者のココロの問題を

 

反映していて、

まず基本的には、

 

過剰な

不安や恐怖心、

低い自己肯定感

 

を持っています。

 

 

 

これが根本原因で

周囲の他人、

 

世の中から失敗したときに

見下される、

 

イジられる恥の恐怖が

あります。

 

 

 

 

ですので、

 

頑張り続けること、

成功し続けること

 

 

で自分が持っている

 

不安、恐怖心、

低い自己肯定感

 

に向き合わなくてもいいので、

ひたすら頑張り続けること

 

が出来ます。

 

 

 

ただし、

 

ココロはかなりすり減って

しまいますが、

 

当事者は気づきません。

 

 

 

この当事者たちは

条件付けでしか

 

自分自身を認めることが

できなくなっていて、

 

 

“何かができる

自分は認められるけど、

できない自分は認めない”、

 

 

何か結果が出せる

自己を肯定できたり、

 

自己顕示欲を満たすことが

出来るけど、

 

結果が出せない

自分には厳しい

 

自責が止まらずに、

自分を口汚く

 

ののしったりしてしまいます。

 

 

 

 

 

仮に、

 

この当事者の近くにいる

協力者に対しても、

 

自分自身に対してとっている

態度と

 

同じく厳しく対応してしまうので、

人望がなくなり、

 

いずれ周りに人がいなくなります。

 

 

 

 

 

もともと人間社会にある

不具合を起業アイデアでもって、

 

みんな便利に、

幸せにしたい、

 

と思っていたのに、

起業意図が

 

すり替わってしまって、

周囲の他人に

 

自分という存在を

承認させるため、

 

周囲の他人から

賞賛を浴びるため、

 

自己顕示欲を

満たすためになってしまっていて、

 

不安や恐怖を感じなくして、

頑張り続けるわけです。

 

 

 

ですから、

 

いくら成功したとしても

ますます苦しくなるだけです。

 

 

 

 

そしていつの間にか

起業意図が

 

もともとあったものではなく、

周囲の他人から

 

嫌われないように、

周囲の他人からウケるように、

 

不安や恐怖を避ける

行動になってしまって、

 

企業にとって

もっとも大切な理念が

 

ブレブレになってしまいます。

 

 

 

 

では、

このように不安や恐怖から

 

逃れるために、

勝ち続けないといけないと

 

思っている方は

どのように改善に向かえばよいか、

 

 

 

まず初めに、

ご自身で気づくことが大切です。

 

 

 

自分自身に

問いかけしてみてください。

 

 

 

“自分はどのような不安や恐怖を

避けようとしているのか?”

 

 

“頑張って評価や賞賛を

得ることで何を避けていますか?”

 

 

“その不安と恐怖を

感じてしまったら、

どうなってしまいそうですか?”

 

 

 

 

不安や恐怖を

抑圧するために、

 

勝ち続けないといけないと思って、

すごく頑張っても、

 

ご自身のココロと身体の

バランスを壊して、

 

周囲から

協力者がいなくなってしまう

 

人生よりもともとの起業アイデアで

世の中の人の役に立つための

 

人生でありますように、

ココロから願っています。