
プライドという言葉、
ある局面には
聞く言葉ですよね。
そして使われる語句としては、
“あの人、プライドが高いよね!”
ってセリフが一番
よく使われると思います。
皆さんの周囲にいるプライドが
高い人はどんな感じでしょうか?
よく勘違いする方が
いるのですが、
自尊心と虚栄心についてです。
自尊心は
自分自身を
価値判断して、
良い部分も悪い部分を
すべて含んで、
ありのままの自分を
受け入れる感情のことです。
それに対して、
虚栄心は
周囲の
他人と自分を比較して、
自分の劣勢を認識して、
安心安全を感じるために
自分自身を
大きく見せようとする
感情のことです。
プライドが高い人の特徴としては、

・絶対に自分が正しい、
相手には譲らない、
自分目線ばかりで話す
・自分を大きく、
立派に見せようとする、
とにかく自分が上でいたい
・自分は選ばれた
特別な存在
(イケメン、美人、
頭の回転が速い、
IQが高いなど)、
自己正当化
・自分起因の問題、
非を認めようとしない、
謝らない
・自分の方が出来た、
よく知っている
・他人のこと認めない、
他人の話を遮る
・他人の言動を束縛したり、
黙らせることで
安心や快感を得る
・思い通りにならないことに
耐えられず、よくイライラする
・共感や理解をしようとしない、
出来ない
・周囲の他人とは
常に競争・上下の関係性
・傷つくことが嫌だから、
口だけで新たな挑戦はしない
いかがでしょうか?
いくつチェック項目に
当てはまりましたか?

プライドが高い人は、
自分が周囲の他人よりも
優れている、
正しい、特別な存在であるという
感覚を感じていないと、
とても恐怖を感じます。
自分自身が
満たされていないというのが
前提なので、
自己肯定感が低くく、
プライドが傷つくようなことが
起きると、
やたら巧みな言い訳をしてみたり、
自己顕示欲が
全面に出てきます。
プライドが高い人が
学校の先生や
自己啓発セミナー講師を
やっていた時に質問した際、
その質問対する
明確な回答ではなく、
まるでお説教のように、
怒りの感情を乗せて
“これでもか”と言わんばかりに、
去勢を張った回答が
投げつけなれたかもしれません。
自分自身で
設定したハードルが
めちゃめちゃ高くて、
そのハードルを越えないと
自分自身を認められず、
常に周囲の他人と比較していて、
競争している感覚、
何かにつけて
“上下”の価値判断を
しているので、
周囲の他人から
付き合うのは疲れる、
面倒くさいと
思ってしまわれます。

それで、
心理カウンセリングで
“自信がない”という方の
お話を聞いていると、
すごく近くにプライドが
高い人がいて、
その人が影響している
場合があります。
このように近くにプライドが
高い人がいて、
自信を無くしている人には
“あなたは何も悪くなくて、
相手のココロの問題・課題”
であると認識してください。
プライドが高い人と
あなたの間に
くっきりと境界線を
引いてください。
プライドが高い人は
相対的位置を守るために、
あなたを相対的に
“下”に引き下げるように
利用してきます。
自責の念、
罪悪感などを使って、
あなたが悪いから、
改善しなさいと迫ってきます。
人間関係で
心地よくない関係は
距離を置く、
もしくは(意識的になって)
深入りしない、
ということが大切です。
プライドが高い人は
周囲の他人と比較して
相対的に
高い位置にいるための
手段を選びません。

“弱い人間になりたくない”
“立ち位置・居場所を
失いたくない”
“理想じゃない
自分をみたくない”
などが動機付けになっていて、
相対的位置が下がること、
下げられることが
嫌で怖くてたまらないと思います。
元々周囲の他人から優秀だと
評価されていたり、
立派な学歴で
権威的な肩書があった人にとって、
相対的位置が
下がることはとても怖いです。
もし自分自身、
プライドが高いと気づけた人は
素直になって、
現実の格好悪さや失敗を認めて、
笑い飛ばすことです。
そして、
自分の責任範囲で
非があったら、
素直に認めて謝ることです。
できなくったって、
失敗があったって、
間違いがあったって、
知らないことがあったって、
人間的にダメになる
わけではありません。