
皆さんの周囲に
近しい人ほど
苛立って、
厳しくなってしまう人は
いませんか?
もしくは、
あなた自身がそうでは
ありませんか?
私自身、
ココロ当たりが
あるのですが、
家族や親友やパートナーに
イライラして、
きつい言葉を
掛けたことありませんか?

特徴として、
・他人や仕事には
冷静で良い態度
・身近なひとには
感情が爆発
・家族、こども、パートナー、
親友になると
何となくイライラする
・(近しい人から)
責められている
ように感じやすい
・他人には『まあ、いいか』で
済むことでも、
身内には
『なんで・・・!?』
『わかるでしょ(怒)』
『言ったでしょ(怒)』
・冷静なやり取りが
出来なくなる
・自分にとって
特別な存在にほど
感情が反応する
・裏切られたように感じる
相手を理想化してしまって、
安心して甘えている状態で、
『この人なら
わかってくれるはず』とか、
『私のことを
傷つけないはず』とか
『幸せにしてくれるはず』
と思い込みをもってしまいます。
普段は人に
悪印象を与えない、
むしろ、
善人願望が強くて、
“いい人”に見られたい、
正しく居たい願望を
持っています。
このような傾向を
持っている人ほど、
身近な人、
近しい人に苛立って、
感情的に強くあたる
ことがあります。

その相手が
理想から外れた時に、
感情では期待を
裏切られたことで、
悲しみと恐怖が
先に湧いてきて、
その後、
一瞬にして怒りの感情に
変換されます。
身近で、
期待しているからこそ、
強く当たってしまい、
怒りっぽくなってしまいます。
『なんで、私のこと
わかってくれないのよ‼』
ってイライラする訳です。
では、
なぜ身近な人に
程怒りっぽくなったのか、
その原因は幼少期に
養育者(主に親)から
愛してもらった記憶がなく、
トラウマとなって
うずいている場合に、
『わかってもらえなかった』
『尊重がなかった』
『認めてもらえなかった』
『本当はもっと
大切にされたかった』
『愛されたかった』
『味方で居て欲しかった』
のような
愛情枯渇なこともあれば、
『わかってくれて当然』
『この人なら許される』
という甘えがにじんでいる
こともあり、
両方が考えられます。

でも、
そんなふうに
安心と期待を
抱ける相手が
傍にいることは、
ある意味幸せの証拠とも
言えるかもしれません。
なぜなら、
外では“いい人”を
頑張って演じて、
ありのままの自分を
常に後回しにしてきたり、
他人に期待することすら
怖くてやめてしまったような
寂しい時期を
過ごしてきた人ほど
身近な人に
強くぶつけやすくなるからです。
そして、
このように身近な人に
程怒りっぽくなる人の
改善と対処については、
・最初に大切なのは、
“身近な人に程怒りっぽくなる”
ことに当てはまっていることに
気付くこと
・その上で、相手は相手、
自分は自分と境界線を
明らかにする
・外の世界で、
相手にとって都合のいい人を
止めていく
・ココロの奥にある
『傷ついてきた』ことを認めて、
『今まで本当に
よく頑張ってきた』と
褒める
・怒りが暴走して
激昂してしまう時には、
その場から離れて、
深呼吸する
・すぐに
“好かれていない”
“大切にされていない”
と決めつけない

人間は
心理的な距離が近く、
安心できる相手にほど
感情が溢れてしまう
習性をもっています。
身近な人にだけ
特別に湧いてくる
強い怒りや
失望の裏にある
愛され足りなかった、
つらいココロや自分自身を
生きていない
事実に気が付いて、
自分自身に
優しく寄り添って
あげてください。
“身近な人に
程怒りっぽくなる”
ことに気付ければ、
身近に安心と期待を抱ける
相手がいる幸せな状態を
大切にできるのか、
それとも怒りの感情が
自動反応して、
関係性を
破綻させてしまうのか、
選択することが
できるようになります。