もう頑張らなくてもいいよ

表題の言葉、

 

 

“頑張らなくていいよ、

今まで、

すごく頑張ってきたんだから”

 

 

とか、

 

 

“何が出来ても、

出来なくても、

ありのままのあなたで

頑張らなくていいよ”

 

とか、

 

 

“もう何かになるために、

頑張らなくてもいいよ”

 

 

 

など、

 

これらの言葉に類した言葉

聞いたことあるんじゃない

 

でしょうか?

 

 

 

心理学の関連読み物を

読んでいても、

 

心理カウンセラーのブログを

読んでみても、

 

 

“もう頑張らなくていい”

っていう言葉が

 

出てきますよね。

 

 

この言葉について、

私なりの私見を

 

お話したいと思います。

 

 

 

表題の

”もう頑張らなくてもいいよ”

 

という言葉は、

今までに一生懸命に、

 

すごく自己犠牲を払って、

自分の健康を害してまでも、

 

頑張り続けて、

身体とココロのバランスが

 

崩れてしまった人に対して

使う言葉ですよね。

 

 

 

 

では、

おそらくその当事者は

 

“何かができる自分には

 

価値があるけど、

何もできない自分には

 

価値がない”

 

 

という

思い込みを持っていて、

 

条件付けでしか

自分を認めることが

 

出来ません。

 

 

ですから、

 

“頑張って”、

目に見える

 

結果が出ている時、

自分は周囲の他人から

 

責められることがなく、

賞賛されて、

 

結果が出ない時は、

周囲の他人から冷遇される、

 

軽くあしらわれる、

無視される、

 

などの不安・恐怖を

行動のエネルギーとして、

 

目に見える結果で

出るまで頑張り続ける訳です。

 

 

 

 

この際、

当事者の行動エネルギーは

 

不安・恐怖を消すことを

エネルギーに変換している訳です。

 

 

 

 

そして、

かなり無理をした

 

頑張りの結果、

私のように突然、

 

原因不明の全身激痛で

強制終了されてしまって、

 

うつ状態になってしまって、

頑張りたくても、

 

頑張れなくなってしまう人も

かなりいると思います。

 

 

 

 

 

この時点で、

私は目に見える

 

結果を行動で、

出せないことを

 

すごく不安・恐怖に

思っていました。

 

 

 

 

ですので、

周囲の他人から

 

“もう頑張らなくていいよ”

という言葉は

 

全く受け入れることが

出来ませんでした。

 

 

 

 

確かに、

身体とココロが

 

疲れ切った状態だから、

頑張らなくていい、

 

というのは回復させるための

方向性として

 

正しいと思いますが、

 

 

“何かができる

自分には価値があるけど、

何もできない

自分には価値がない”

 

 

 

という思い込みは

まだ持っているので、

 

行動出来ていないことに、

不安と恐怖が増幅されて、

 

自分自身に対して、

焦ったり、

 

こんな自分はダメだ、

と自己否定をしていました。

 

 

 

 

ですので、

もう頑張らなくてもいいよ、

の本当の意味は

 

 

“何かができるための

行動を頑張らなくていい”

 

 

という意味と同時に、

ずっと隠し続けてきた

 

 

できない自分、

不器用な自分、

意固地な自分、

意思が弱い自分

 

 

 

などの存在も

認めてあげてください

ということも含んでいます。

 

 

 

 

でないと、

頑張っていない

 

自分を責め

続けるだけですからね。

 

 

両側面からの

アプローチが必要です

 

 

そして、さらに

 

“嫌なこと、やりたくないことは、

頑張らなくていいよ”

 

 

という言葉もありますよね。

 

 

 

これも、

上述したように、

 

当事者の行動エネルギーは

不安・恐怖を消すことを

 

エネルギーに変換しています。

 

 

本当は嫌だけど、

やらないと怒られるから、

やらないと嫌われるから、

 

 

だから

 

 

やりたくないけどやっていた、

そして終いには、

感情を麻痺させて、

 

“嫌だ、やりたくない”ということが

わからなくなってしまいます。

 

 

 

最終的には、

何かしら強制終了が

 

発生すると思います。

 

 

 

このような経験をした人は、

自分の感情を無くして、

 

自分の価値判断を無くして、

他人軸の生き方でしか、

 

生きられなくなってしまったので、

自分の好き、欲しいを

 

取り戻すために、

 

“嫌なこと、やりたくないことは、

頑張らなくていいよ”

 

という訳です。

 

 

 

 

そして、

 

自分の好き、欲しいを

取り戻した時、

 

“嫌なこと、やりたくないことは、

頑張らなくていいよ”

 

 

では、

ただのわがままで弊害が

 

発生すると思いますので、

その際は

 

 

“嫌なものを嫌だと感じても、

やり遂げる”

 

ことがすごく大切です。

 

 

 

渦中にいた時は

自分の感情や

 

価値判断を

無くしていたので、

 

 

まずは感情や価値判断を

取り戻すために、

 

/不快の法則を

取り戻して、

 

 

 

その上で、

避けてきた一時的に

 

訪れる

嫌な/不快な状態に

 

身を置くことで

だんだんバランスが

 

とれるようになってきます。

 

 

 

以上のように、

ココロのバランスを

 

崩した人に対して、

かける言葉はどの

 

ステージにいるかに

よってかなり変わってきます。

 

 

 

 

 

同じ人でも、

時間経過と共に真逆を

 

意味する言葉になることも

当然です。

 

 

だって、

人間は進化し

続けているからです。