生き辛さを感じる症候群(前編)

私は心理カウンセラーを

生業としているので、

 

様々なお悩みを

伺う機会があります。

 

そして傍目に見ていて、

辛そう、苦しそうだと

 

思っても、

ご本人が

 

心理カウンセリングを

受けたいと

 

自己申告するまで、

何もアドバイスする

 

こともありません。

 

 

ご自身で、

無自覚の内に

 

苦しい生き方を

選んでいる方々がいて、

 

その方々のお悩み傾向を

分析してみると、

 

大筋まとめることが

出来るので、

 

ご自身に当てはまっている

部分があるか、

 

どうかチェックしてみて下さい。

 

①燃え尽き症候群

 

 

私自身、

すごく思い当たる節が

 

あるのですが、

わざわざ難しい選択肢を選ぶ、

 

とにかく頑張りすぎで、

嫌なこと、辛いことが

 

あっても我慢してしまうことで

エネルギーが枯れてしまう、

 

 

 

人間関係や仕事、

日常生活においてさえも

 

虚しくなって、

力が入らない、

 

これまで築き上げた関係性を

突然リセットしたくなる、

 

 

 

一生懸命頑張っている

状態が大切、

 

 

 

人一倍努力を

しないといけないと

思っている、

 

 

 

などが特徴として

挙げられます。

 

 

 

 

私自身、

サラリーマン時代に

 

経験したことがあって、

プロジェクトが進行中ならば

 

やる気があって、

充実感や達成感が

 

あるのですが、

プロジェクトが終了した瞬間に、

 

努力や我慢の限界に

直面して、

 

エネルギーゼロの状態になり、

何もやる気が起きない

 

状態でした。

 

 

 

 

 

また、

 

そんな自分自身に

自己嫌悪を持っていました。

 

 

この症候群は、

完璧主義、

 

~すべき思考が

大きく影響していて、

 

 

“完璧でなければ怖い”

 

“完璧でなければ、

否定される”

 

 

という恐怖心が根底にはあって、

その根底に向き合わないために、

 

わざわざスケジュールを

いっぱい詰め込んで、

 

仕事を一生懸命、

精一杯やることで

 

誤魔化している人は

かなり多いと思います。

 

 

 

 

 

では、

改善と対処として、

 

まず自分自身が

燃え尽き症候群であることに

 

気付くことが

改善の糸口になります。

 

 

 

その上で、

 

人間には限界や

向き不向きがあること、

 

『絶対に自分がメインで

関わらなければならない』

 

ということはないことを

理解して、

 

他人に頼る、

他人に任せること

 

挑戦してみて下さい。

 

 

 

②注目の的だった症候群

 

 

かつて外見や成績、

能力が優れていて、

 

ちやほやもてはやされていた、

 

年齢、美貌、

外見、生活環境が

 

変化で目立たなくなると

自分の価値がわからなくなり、

 

不安を感じてしまう

 

 

 

高校・大学時代に

私設ファンクラブがあったほど、

 

外見の良さ、綺麗、かわいいと

もてはやされていたが、

 

芸能事務所やモデル事務所に

所属して活動を広げようとしたが、

 

所属タレント、モデル達の

レベルが高く、

 

次第に目立たなくなって、

埋もれていってしまった。

 

 

 

クラブ活動の全国大会で

入賞するほど活躍していたが、

 

致命的なケガを

負ったことによって、

 

選手生命が

絶たれてしまったことで、

 

さぁ、これからもっと活躍できる

 

“かっこいい自分”

“実績を残せる自分”

 

をイメージしていたのに、

ある日、突然、

 

その夢が絶望になってしまった

 

 

 

 

SNS上で、

いいねの数によって、

 

気分の乱高下があり、

周囲の他人から承認される

 

自分しか認めることが出来ない、

 

SNSでいいねの数を

稼ぐために、

 

金銭的にも、

体力的にも、

 

犠牲を強いられているが、

自分の存在価値を

 

自覚するために、

止められない

 

 

どれも変化の

スピードに対して、

 

ココロが

ついていけていないので、

 

メンタルダウンを

起こしてしまいます。

 

 

 

 

 

では、改善と対処として、

 

周囲の他人の評価が

自分の評価であると

 

思い込んでいることに

気付くことが大切です。

 

 

 

大前提として、

 

 

 

“何が出来ても、

出来なくても、

あなたには絶対の価値がある”

 

 

 

ということが真実なので、

周囲の他人に

 

飛び散らかっている焦点を

自分に戻してみて下さい。

 

 

優れていること、

他人から注目されること

 

 

個人が幸せであることは

全く関係がありません。

 

 

 

 

今日は

生き辛さを感じる症候群を

 

2つ紹介しました。

 

あと2つあるので

明日、後編でご紹介します。