

③ドラマかぶれ症候群
月9テレビドラマを
見ていると、
そのストーリーが波乱万丈で、
息をつかせない
展開のはやさに、
次回が気になってしまうような
気持ちになったこと
ありませんか?
題材が
韓流ドラマであったり、
アメリカTVドラマでも
同じですが、
ご自身が生きている人生で、
困難な人
(友達・恋人)や
職場などをあえて選んで、
その場でお世話役をやることで、
自分の存在価値を
見出している
いつも
ハラハラ・ドキドキ・ギリギリ感を
感じて、
“自分は生きている”と
感じている、
ドラマや映画の
主人公のように、
様々なトラブル、
事件の波を
乗り越えていくことを
ココロの根底で望んでいる、
ドラマチックな体験をしたい、
させてもらいたいと思っている、
他人とは違うこと、
特殊な自分であること、
人間ができる限界を超えた
努力をすることに
価値を見出している
楽に上手くいくのが不安で、
苦労しないといけないと
思っている、
困難が美徳と
思っているなどが
特徴です

では、
改善と対処についてですが、
ドラマチックで
ジェットコースターのような人生を
望まなくても、
日常で確認できる
ささやかな出来事に
幸せを感じてみる、
楽してもいいし、
怠けてもいいし、
特殊じゃない
平凡なあなたにも
十分魅力があって、
存在しているだけで
価値があります。
周囲の他人に起きた
トラブルに知らない間に
巻き込まれて
しまうこともありますが、
他人の課題・問題と
自分を分離して、
境界線を明確にしてください。

④悲劇のヒロイン症候群
私はコミ障で、
自己肯定感が低いので、
恋愛、結婚、子育てが
うまくいかなかったとか、
職場で
ただただ
都合のいい便利屋としか
見られていない、
私の努力を
誰も見ようとはしてくれない、
などを強く思っていて、
私は可哀そうだ、
不幸だ、
悲劇を背負う運命なんだと
思い込んでいる、
他人からアドバイスが
とても薄っぺらいものに聞こえて、
起こっている境遇の大変さを
全く理解されていないと
感じて、イライラする
起きてしまった過去に対して、
本当は~~だったら
よかったのに、と
過去を回想しながら
繰り返し思ってしまう
悲劇のヒロインであると
強く思い込んでいるがために、
好意的に接してくれる人や
理解しようと努力してくれる人が
いるのに、
受け入れようとしません。
幸福感を
受け入れようとしないで、
悲劇のヒロインでいることの方が
納得感がある、
などの特徴があります。
では、
改善と対処についてですが、

過去を振り返ってみて、
“可哀そうだった”とか、
“不幸だった”という
体験があると思います。
その時の自分を客観視して、
自分を勇気づけることが
まずは大切、
“よく今まで、
頑張ってきたね”
とか、
“あの時を
よく乗り越えてきたね”
など、です。
そして、
過去のある時点に
執着することをやめて、
自分の人生、
自分で判断して、
決めて、責任を取る、
覚悟が必要です。
人間それぞれに
それぞれの人生を生きていて、
それぞれに複雑な事情がある、
ということを理解する
必要があります。
他人の人生と
自分の人生を比較しても、
メリットはないので、
自分の人生を
存分に生きることが重要です。
前編から合わせて、
全部で4つ生き辛さを
感じる症候群として、
ご紹介してきました。
自分の傾向がおかしいとか、
特殊なわけではなく、
当てはまる人は結構います。
しかし、
当事者にしかわからない
感情がありますので、
改善対処は
ゆっくりと進めていくことが
大切です。