なぜいじめはなくならないのか?

今日は“いじめ”について

お話したいと思います。

 

 

 

 

“いじめ”って単語、

今となっては

 

頻繁に見られるし、

実際の現場で

 

目撃することもあれば、

いじめを直接体験する

 

こともありますよね。

 

 

 

 

いじめ問題が

いつぐらいから

 

社会問題に

なったかなぁ、

 

 

 

 

と自分の記憶を

たどってみると、

 

45年ほど前に

いじめをくにした

 

自殺がニュースに

なっていたことを

 

思い出しました。

 

 

 

 

 

Webで調べてみると、

『いじめ問題が

 

社会的な関心を

集めるようになったのは、

 

1980年代半ば以降です。

 

いじめは「根絶すべき」

社会問題として

 

広く認識されるようになり・・・、

 

2013年には

いじめ防止対策推進法が

 

成立・施行され、

いじめへの対策が

 

法的に整備されました。』

 

 

 

とありました。

 

 

 

 

そして、

 

学校や会社で

いじめ・パワハラ・モラハラは

 

よくないことだと

社会良俗的に

 

わかっていることですが、

無くなったりはしませんね。

 

 

 

 

人は

理性的に、論理的に、

 

“いじめはダメなことで、

決してやってはいけないこと

 

と理解して、

自覚していても、

 

故意でなくやってしまうことが

実情です。

 

 

 

 

いじめを

やり続けている人は

 

自分のココロの中にある

葛藤や矛盾のストレスを、

 

自分より弱くて、

歯向かってこないと

 

思う人にぶつけて、

ストレス解消をして、

 

別のストレス解消法が

ないために、

 

いじめが止められない

状態にある

 

人達がいます。

 

 

 

 

では、いつでも、

どんな組織に身を置いても、

 

いじめやパワハラ・モラハラの

ターゲットになりやすい人の

 

特徴とは、

 

 

・“他人軸”で、

他人の顔色を伺って、

“下”に潜り込んだ

人間関係しか築けない人

 

 

 

自分の意見を持たずに、

周囲の他人から反感を

 

買いたくないので、

他人からの無理な要求

 

(相当な自己犠牲が必要)を

嫌とは言わずに飲み込んで、

 

支配と服従の関係を

持ってしまう人、

 

 

 

この他にも、

本音を出さない、

 

他人が怖くて安心感、

信頼感が持てない、

 

自己否定が強く

自分はダメな人間だと

 

思っている、

などが挙げられます。

 

 

 

 

この特徴は

幼少期の生育環境で

 

親から言うことを聞かないと、

恐怖を与えられたり、

 

ネグレクトされたりして

親子関係も支配と服従で

 

成り立っていた、

親から愛情や情緒的な

 

関わりがもらえずに、

否定的な扱いや

 

暴力・拒絶に合ってきたことで

自尊心が育たずに、

 

自己否定や低い自己肯定感を

獲得してしまった、

 

 

ことが原因と考えられます。

 

 

そして、

いじめ行為が悪い事、

 

社会的に批判されること、

と理解しているのに、

 

止められない人がいる、

ということについては

 

こういう人達こそ

ココロに闇をかかえて、

 

病んでいる人達です。

 

 

 

 

ココロの世界では、

誰かに向けて

 

出せない怒りを

自分より弱い、

 

歯向かってこない人に

対してぶつける

 

ということをやっています。

 

 

 

これらの人達は

過去に親や上司、

 

周囲の他人などから

された迷惑行為に怒りを

 

我慢(抑圧)して、

その時に感情を表現せずに、

 

いい人を演じ続けて、

やがて身体の中に

 

溜まった怒りを

放出するために、

 

無意識的に、

上述したような

 

特徴をもって人を選んで、

いじめ・パワハラ・モラハラを

 

することでココロの

バランスを保っている訳です。

 

 

 

 

 

理不尽な怒りを

ぶつけられてしまう

 

対象としては、

こどもやパートナー、

 

友達、親、部下などが

よく見られる傾向です。

 

 

この図式で

家庭内において起きるのが、

 

夫婦間で

お互い嫌だと思っていたり、

 

お互い凄い怒りを

相手に対して

 

抱えていたりすると、

その怒りは本来、

 

夫もしくは妻に

ぶつけるものなのに、

 

こどもに躾と称して

ぶつけることで、

 

こどものココロが

病んでしまって、

 

不登校や引きこもりが

発生してしまうケースです。

 

 

 

このような夫婦からの

お悩み相談は

 

“こどもが不登校で

問題だ”というんですが、

 

問題の本質は

夫婦間にあるなんて

 

ケースはよくあります。

 

 

 

最後に、

いじめ被害に

 

あわないためには、

 

 

 

自分を相手に

粗末に扱わせないこと

 

 

いじめにあってきた人は

上述したように、

 

自分軸を持たずに、

ひたすら周囲の

 

他人達の顔色を伺って、

 

 

“自分”という

存在を消すことで、

 

相当な自己犠牲を払うことで、

周囲の他人との

 

人間関係を保ってきました。

 

 

 

 

ですので、

いじめにあわないためには、

 

自分軸をしっかり持って、

理不尽だと思うこと、

 

イヤだと思うことには、

はっきりNOということです。

 

 

 

 

 

あなたが

NOを言えるようになって、

 

自分自身を

大切に扱えるようになると、

 

周囲には

あなたを大切に扱ってくれる

 

人達しか残りません。

 

 

 

 

勇気が必要ですが、

自分自身を大切にして、

 

相手に粗末に

扱わせなければ、

 

必ず良い方向に

変わっていきます。