
「嫌だ」「悲しい」
「ムカつく」「怖い」
「罪悪感」
「不安でたまらない」…
こうした感情は、
とても不快で
長くは感じていたくない
ものですよね。
いわゆる
“ネガティブ感情”と
呼ばれるものです。
ここで多くの人が
思いがちなのは、
「ポジティブは良いもの、
ネガティブは悪いもの」
という考え方です。
でも実際には、
感情に優劣は
ありません。
どの感情にも
人間が生きるうえで
大切な役割
があるのです。
今日は
「ネガティブ感情の奥にある
肯定的な意図」
について、
一緒に見ていきましょう。

ネガティブ感情が
教えてくれること
1. 悔しさ
肯定的意図:
もっとできた、という希望
「本当は自分には力がある」と
信じている証拠です。
👉 「私は何をもっと
出来たと思っているんだろう?」と
自問してみて下さい
2. 罪悪感
肯定的意図:
人を思いやりたかった優しさ
「相手を大切にしたい」という
気持ちが強いからこそ、
罪悪感を抱きます。
👉 「私はどんな思いやりを
表したかったのか?」と
考えるきっかけになります。
3. 悲しみ
肯定的意図:
失ったものの価値を
教えてくれる
心から大切に
思っていた証拠。
どうでもいいものには
悲しみは生まれません。

4. 怒り
肯定的意図:
大切なものを守る防衛心
時には、
悲しみや恐怖を
うまく言葉にできないとき、
怒りとして現れることもあります。
5. 羨ましさ
肯定的意図:
自分の願望を
認識させてくれる
「本当は自分も叶えたい」という
気持ちの裏返しです。
👉 「私は何を我慢していて、
何を叶えたいのか?」と
自問してみてください
6. 自己否定
肯定的意図:
自分に期待している理想
理想があるからこそ
苦しくなります。
👉 高すぎる理想なら、
小さな目標に分けて
調整することができます。
7. 不安
肯定的意図:
未来への備え
不安は、危険を予測し
準備する時間をくれる
感情です。
👉 「最悪の事態を想定して、
今できることは何か?」と
考えるきっかけになります。

ネガティブ感情と
仲良くなると生きやすくなる
私たちはつい、
「ネガティブ感情=
ダメな自分」
と思ったり、
無理やりポジティブに
変えようとしたりします。
でも、感情はすべて
“生きるためのメッセージ”
です。
ネガティブ感情に隠された
肯定的意図を
受け取れるようになると、
心がずっと楽になります。
ネガティブを
排除するのではなく、
「そこに込められた
意図を見つける」。
これが、自分を大切に
生きる第一歩です。

👉 あなたが最近感じた
ネガティブ感情には、
どんな肯定的な意図が
隠れていそうですか?