全部「自分のせい」にしてしまう人へ

「ごめんなさい、

私が悪かったんです」

 


「うまくいかなかったのは、

私の責任です」

 

 

こんなふうに、

何か起きるたびに

 

全部自分のせい

にしてしまう人、

 

周りにいませんか?

 


もしかすると――

 

それは、あなた自身の姿

かもしれません。

 

 

 

一見

 

「責任感が強い」

「誠実」

 

と思われがちですが、

実際には心をすり減らし、

 

人間関係も

狭めてしまう

 

大きな要因になります。

 

 

今日は、この

 

「なんでもかんでも

自分のせいにしてしまう

心のクセ」

 

 

についてお話しします。

 

 

目の前の出来事は

“3つの要素でできている

 

 

 

人は目の前で

起きた出来事を、

 

つい自分の責任

受け止めがちです。

 

 

 


でも実際には、

次の3つが絡み合って

起きています。

 

 

 

・自分の選択
・他人の選択
・偶然(運・タイミング)

 

 

 

 

1番は確かに

自分に関わりますが、

 

23はどうやっても

コントロールできない領域です。

 


それでも

「全部私のせい」

 

思い込んでしまうと、

苦しさが増す

 

ばかりなんですね。

 

 

反省と自責は、

似ているけど真逆

 

 

 

出来事の後にとる態度には、

大きく分けて2種類あります。

 

 

・反省:次に生かすために

振り返る。前向きな行為。

 

 


・自責:ただひたすら

自分を責める。

逃げ場がない行為。

 

 

 

例えば、反省なら


「今回のアイデアは

イマイチだった。

次は改善してみよう」

 

 


と、次へのヒントになります。

 

 

 

でも自責になると、

 


「私がダメだから失敗した」
「もっと頑張ればよかったのに」

 


と、自分を責め立てる

言葉しか出てきません。

 

 

 

結果として、

心はボロボロになり、

 

次に活かすどころか

動けなくなってしまうのです。

 

 

 

 

ここで知っておいてほしいことは――

 


反省するか、

自責するかは、

自分で選べる

 

ということ。
これはとても大切な視点です。

 

 

改善のカギは「課題の分離」

 

 

「なんでも自分のせいにする」

 

 

クセを和らげる方法のひとつが、

課題の分離です。

 

 

 

例えば、

 

社内で大きなトラブルが

起きたとしましょう。

 

 


上司が不在で、

取締役まで巻き込んで

対応する事態になった

 

 

この時に考えるべきは、

 

・上司が不在だったこと

 


・社内のチェック体制が

機能していなかったこと

 


・あなたがその部署にいたこと

 

 

――それぞれに

課題があるということ。

 

 

 

あなたが担うべきは

自分の課題だけであり、

 

上司や会社全体の

課題まで

 

背負う必要はありません

 

 

心を軽くするために

 

 

「全部自分のせい」と

思ってしまう人は、

 

責任感が強く、

当事者意識も高い人です。

 

 

それは本来、素晴らしい長所。

 

 

 

 

ただし、

その範囲を広げすぎると、

心は疲れ果ててしまいます。

 

 

 

 

だからこそ、

意識的に課題の分離

してみてください

 

 


「これは私の課題?

それとも他人の課題?」と

 

 

考えるだけで、

自分の責任範囲が

 

クリアになり、

気持ちがぐっと楽になります。

 

 

 

すべてを

自分のせいにする

必要はありません。

 

 


あなたの課題だけを

丁寧に果たすこと、

それで十分なんです