
「しっかりしている人」
「何でも自分でやりきる人」
周囲からは
頼もしく見えるその姿。
けれど、
実は一番“頼ること”が
苦手で、
人知れず疲れを
ため込んでいる
タイプかもしれません。
もしかすると、
それは
あなた自身の姿では
ないでしょうか。

私の体験から
20年前、
私は医療機器の
輸入業務に携わり、
マーケティングやマニュアル作成、
顧客対応など、
あらゆる仕事を背負っていました。
「他人に
迷惑をかけてはいけない」
「自分でやるべきだ」
そう信じて、
月200時間を超える残業を
こなし続けた結果、
ある日、
全身に原因不明の激痛が走り、
動けなくなったのです。
今思えば、
「頼る勇気」を持っていれば、
倒れる前に
助けてもらえたの
かもしれません。
だからこそ今回は、
「頼れない人のための頼り方」 を
お伝えしたいのです。

頼り方の3ステップ
① 自分から声をあげる
周囲はあなたを「大丈夫な人」と
思い込んでいます。
だから待っているだけでは
誰も気づきません。
「今、困っています」
「ちょっと相談したい」
この一言で十分です。
弱さの告白ではなく、
状況を分かち合うための
言葉だと思ってみてください。
② 「テーマ・時間・件数」を
伝える
相手も忙しいかもしれません。
「15分だけ、2つのことを
相談したいのですが」
そう前置きすれば、
相手も安心して聞けますし、
あなたも話が
整理しやすくなります。
③ 「どうして欲しいか」を
はっきり伝える
・ただ聞いて欲しいのか
・励ましが欲しいのか
・アドバイスが欲しいのか
・実際の協力が欲しいのか
最後に必ず「ありがとう」を
伝えることが、
次の信頼につながります。

頼ってはいけない人
周囲の他人で
下記のような
特徴のある人には
頼らない方が良いです、
トラブルになる
可能性があるからです。
頼る前に、
冷静になって
見定めることが大切です。
・完璧を求める人
・強く支配したがる人
・暴力や依存に巻き込む人
・「普通」を押し付ける人
こうした相手は、
あなたの心を余計に
疲れさせてしまいます。
気をつけたい頼り方
そして、他人を頼る際、
あなたも気を付けないといけないのは、
・何も言わず
「察してほしい」と待つ
・感謝を伝えない
・すべてを丸投げする
これでは相手との信頼が
崩れてしまいます。
頼ることは“お願い”であって
“依存”ではありません。

最後に
「迷惑をかけたくない」
「一人でやり遂げなければ」
そう思い込む人ほど、
心も体も限界まで
頑張ってしまいます。
でも、本当は私たち人間は
一人では生きられません。
頼ることは弱さではなく、
人と人をつなぐ力です。
少しずつでいいので、
“頼る練習”を始めてみませんか。