
最近、
「やりたいことがわからない」
「特にやりたいことがない」
…そんな声をよく耳にします。
実はこれ、
あなただけの悩みではなく、
今の日本で多くの人が
抱えているテーマなんです。
私自身、
シンガーソングライター
高橋優さんの『虹』という曲を
聴いたとき、
まさにこの状況を
代弁していると感じました。
歌詞の中に
こんな一節があります。
“人生の良し悪しを
裁くルールなんかないのに、
常識だ格式だ
はみ出せばタッチアウトだ
とがんじがらめの毎日
だから
お手本通り
言う通り
お利口なフリをして
空気読んで
言葉飲んだ
自分じゃない自分…”
思わず「そうそう!」と
頷いてしまう人、
多いのではないでしょうか。

どうして「やりたいこと」が
見えなくなるのか?
小さいころ、
親から
「いい子でいなさい」
「しっかりしなさい」
「人に迷惑をかけちゃダメ」
と言われてきた方は
多いと思います。
学校に行けば
「みんなと同じに」
「空気を壊さないように」
と、同調圧力にさらされる。
そんな環境で育つと、
少しでも外れるのが
怖くなり、
自分らしさを
押し込めてしまうんですよね。
やがて、
その“よろい”を
着ていることすら
忘れてしまい、
「自分が本当にやりたいこと」が
わからなくなってしまいます。

じゃあ、どうすればいいの?
ここからは、
私がオススメしたい
3つのステップを紹介します。
難しいことではなく、
日常のちょっとした
選択からできることですよ。
①「やりたくないこと」をやめてみる
「みんながやってるから」
「〇〇さんに言われたから」
そんな理由でやっていること、
ありませんか?
本当はどうでもよかったり、
やりたくないのに
続けていることを、
少しずつ減らしていきましょう。
それだけで
心に余白ができて、
自分の声が
聞こえやすくなります。
②「これでいいや」じゃなく
「これがいい」と選ぶ
「悪くないから、これでいいや」
…そんな選び方、
ついしていませんか?
でもそれは実は
“どうでもいい”に近い選択。
理由がなくても、
「なんとなく好き」
「直感でいい」
と思える方を
選んでみましょう。
それが、自分の意思を
取り戻す一歩です。
③小さなことを
自分の責任で決める
今日食べたいもの、
休みたい場所、
部屋のレイアウト
…そんな些細な
ことでいいんです。
「自分で選んで、
自分で責任を持つ」
経験を
少しずつ
積み重ねていくことが
大切。
その選択の先に、
あなたの
「楽しい」
「好き」
が広がっていきます。

最後に
これまであなたは、
人の期待に応えようと
頑張ってきました。
それは生き延びるために
必要なことだったし、
その環境では
仕方のないことでも
ありました。
でもこれからは、
自分の「これがいい」を
大切にしてもいいんです。
大げさに考える
必要はありません。
小さな選択の中で
“楽しい”
“好き”
を重ねていくことが、
失われた自分を取り戻す
一番の近道です。
どうか、
今日のあなたがひとつでも
「これがいい」と思える
選択をできますように。