最近、高市早苗さんが
自民党の新総裁に選ばれ、
日本の政治が
再び大きく動きましたね
報道番組やSNSでは
連日話題になり、
世論調査では
「期待している」と答えた人が
約70%にのぼるそうです
一方で、
残りの30%は
「期待していない」
と感じている人たち
この“期待しない層”の
ココロの背景には、
少し深い理由が
隠れているの
かもしれません
■「どうせ変わらない」と
感じる背景
この30年、
日本は長い不況の中で
所得が伸びず、
さらにコロナ禍や物価高が
追い打ちをかけました
ひとり親世帯や
高齢者世帯の
生活は厳しくなり、
若い世代の自殺率も
高止まりしています
選挙では
毎回、給付金や減税
といった政策が掲げられますが、
実際の暮らしで変化を
実感できた人は
少ないと思います
結果として、
「どうせ何も変わらない」と
感じる人が増えていくのも、
無理のないことです
■「学習性無力感」という
ココロの反応
この「期待しても無駄」と
感じる心理状態を、
心理学では
“学習性無力感”と呼びます
長い間、
努力しても
報われない状況に
置かれることで、
「何をしても
結果は変わらない」と
ココロが学んでしまうのです
学習性無力感に陥ると、
次のような状態が現れます
・何をしても意味がないと感じ、
無気力になる
・自発的に動けなくなり、
変化を避けるようになる
・「もう期待しない」と
ココロを閉ざしてしまう
■日常にも潜む“無力感”
この現象は政治だけではなく、
私たちの日常にも
よく見られます
たとえば、
「どんなに頑張っても
上司に認められない」
「何度挑戦しても
結果が出ない」
といった体験が続くと、
人は自然と行動を
止めてしまいます
最初は
「もう少し頑張ろう」と
思っていたのに、
何度も報われない
経験を重ねるうちに、
「努力してもムダ」という
思考が定着してしまうのです
■無力感をつくる3つの原因
① 失敗体験の繰り返し:
何をしてもうまくいかない経験が続く
② 適切なフィードバックの欠如:
努力しても誰からも評価されず、
成果を実感できない
③ 過度なストレス環境:
逃げ場のない職場や家庭の中で、
慢性的にプレッシャーを受け続ける
こうした環境では、
ココロがすり減っていくのも
当然です。
「もう頑張れない」と
感じる人に対して、
「もっと頑張れ」と言うことは、
さらに苦しめてしまう
こともあります
■「もう頑張れない」は、
心の安全装置
けれど、
この“無力感”は
決して
怠けや甘え
ではありません
むしろ、自分を守るために
ココロが働かせている
安全装置のようなものです。
何度も傷つく経験を
したからこそ、
「もう傷つきたくない」と
ブレーキをかけている
だけなのです。
■小さな成功を積み重ねよう
では、
どうすれば少しずつ前を
向けるのでしょうか
答えは、
「小さな成功体験を積む」
ことです
完璧な結果を
求めるのではなく、
「今日は少し気持ちが
軽かった」
「誰かにありがとうと言えた」
そんな小さな変化を
丁寧に見つめること
それが
“努力は
報われるかもしれない”
という感覚を、
もう一度取り戻す
第一歩になります
■希望は、
ほんの少しの実感から
「どうせ何やっても変わらない」と
感じたとき、
まずはその気持ちを
責めずに認めてください。
あなたの中の
“もう頑張れない”
という声は、
これまで一生懸命に
生きてきた証なのです。
そこに少しずつ
“それでも変わるかもしれない”
という希望を足していけたら、
きっとココロは
もう一度動き始めます
