尽くしすぎて苦しいあなたへ - やりすぎな対人援助の心理と抜け出し方

あなたの周りにいませんか?

 

 


誰かに

「尽くして・尽くして・

尽くし続ける」人。

 

 


どんな無理難題でも

「いいよ」と引き受け、

 

嫌な顔

ひとつ見せない。

 

 


周囲からは「いい人」と

言われますが、

 

実際には

都合のいい人として

 

扱われている

こともあります。

 

 

 


見ている側は

 

 

「無理してそう」

「しんどそう」

 

 

と感じても、

 

 

本人は

やりがい

 

 

感じている

 

 

そんな姿に

ココロ当たりはありませんか?

 

 

 

普通の援助と

「やりすぎ援助」の違い

 

 

医療・福祉・

教育・司法などで

 

働く人を「対人援助職」と

呼びます

 


医師や看護師、

介護士、教師、

 

カウンセラー、弁護士など、

人を支える仕事です。

 

 


けれど、

同じ人を助けるでも、

 

普通の援助と

「やりすぎ援助」には

 

大きな違いがあります。

 

 

 

 

それは、

 

満たされた状態で

与えているのか、

 

自分を満たすために

与えているのか

 

という点です

 

 


ココロが満たされている人は

「誰かの役に立ちたい」という

 

純粋な気持ちで行動し、

見返りを求めません。

 

 


一方、

 

 

やりすぎ援助の人は

 

「自己犠牲を払っている

私を褒めて」

 

「認めてほしい」

 

という承認欲求から

動いています。

 

 

 


自分を卑下し、

欠乏感を埋めるために

他人の役に立とうとする

 

まるで

 

「誰かの役に立たない

私は価値がない」

 

と信じ込んでいる

かのようです

 

 

やりすぎ援助の特徴

 

 

やりすぎ援助の人には

いくつかの共通点があります。

 

 

・求められてもいないのに

頑張りすぎて疲れている

 


・「こんなにやって

あげてるのに」

と感じてしまう

 


・相手の希望に合わせ、

予定や行動を

すべて調整してしまう

 

 

 

これらの行動の裏には、

「不安」や「自信のなさ」

があります

 


「嫌われたくない」

「頼りになる人でいたい」

 

 

という恐れから、

尽くすことを

やめられないのです。

 

 


しかし、

 

本当に大切なのは

「自分がやりたいからやる」

 

という内側からの動機。

 


満たされた

ココロからの優しさ

 

と、

 

欠乏感からの

優しさ

 

は似ていても、

結果はまったく違います。

 

 

自分を犠牲にする

優しさは苦しくなる

 

 

 

自己否定や欠乏感から

他人に尽くし続けても、

ココロは決して満たされません。

 


なぜなら、

その行動の根底には

 

「等身大の自分じゃダメ」

「ありのままの私は足りない」

 

という無意識の否定があるからです。

 

 


やがて、自分を見失い、

相手との関係も

 

「支配と従属」に

傾いていきます。

 

 

 

やりすぎ援助から抜け出す

3つのステップ

 

 

 

もしココロ当たりがあるなら、

次の3つを試してみてください。

 

 

 

①頼まれるまでやらない

勇気を持つ


②自分の不安や寂しさを

受け止める


③他人の人生ではなく、

自分の人生に取り組む

 

 

 

あなたが尽くす人

なってしまう背景には、

 

自己肯定感の低さや

「認められたい」という

 

ココロの渇きがあります。

 

 


でも、他人に尽くすことで
しか

埋められない思いは、

本当の癒しにはなりません。

 

 

 

 

まずは、

自分自身に優しく声を

かけてください

 


「頑張りすぎてきた私、

よくやってきたね」と。

 


それが、

やりすぎ援助から

 

抜け出す最初の一歩に

なるはずです。