
~“本当の自立”を手に入れる方法~
■頼れなかったあの頃の私
「全部、自分でやらなきゃ」
昔の私は、
まさにそう思い込んでいました。
24年間、
医療機器メーカーで働き、
マーケティングから
営業、研修、海外学会まで、
すべて一人で
こなしていたんです。
「人手が足りないん
だから仕方ない」
「私がやるしかない」
でも今振り返ると、
それは
“頼らなかった”
のではなく、
“頼れなかった”
のだと思います。
弱さを見せるのが
怖かった。
人に迷惑を
かけたくなかった。
「私が頑張らないと
崩れてしまう」と、
無意識に
背負い込んでいました。

■頼れない人の
ココロの中には
もしあなたが今、
「いつも一人で頑張っている」と
感じているなら、
少し立ち止まってみてください。
・人に甘えるのは
迷惑だと思っている
・弱音を吐くと
舐められる気がする
・一人でやることが
正しいと思っている
・他人を信じきれず、
任せられない
・しんどくても
「大丈夫」と言ってしまう
どれかひとつでも
当てはまるなら、
きっとあなたも
“頼れない優しさ”を
持っている人です。
でも、
本当に
自立している人って、
どんな人でしょうか?

■“ひとりで頑張る”ことは
自立ではない
「自立=誰にも頼らないこと」
ではありません。
私たちは、
誰かが建てた家に住み、
誰かが作った服を着て、
誰かが育てた食べ物
を食べています。
つまり、
すでに誰かの支えの上に
生きているんです。
だからこそ、
本当の自立とは
「できるだけ
多くの人や場所に、
安心して
頼ることができる力」
頼る場所が一つしかないと、
そこが崩れたときに
一緒に倒れてしまいます。
でも、
いくつもの支えがあれば、
再び立ち上がれる。
“甘えること”
も
“助けを求めること”
も、
決して弱さではなく、
自分を守る力です。

■自立への第一歩は
「自分をねぎらう」こと
ここまで、
本当によく頑張ってきましたね。
「私がやらなきゃ」
「もっと頑張らないと」
と自分を奮い立たせてきた
その努力を、
まず認めてあげてください。
そして次の一歩は、
「NO」と言う勇気。
休むこと、
頼ることを
“怠け”
ではなく
“セルフケア”
と考えてみましょう。
それは自分を
大切にしているからこそ、
できる選択です。
■最後に
「他人を信じられない」
というのは、
実は
「自分を信じきれていない」
ということ。
少しずつ、
自分を信じる練習を
重ねていけば、
他人にも安心して
任せられるようになります。
最初は不安でも大丈夫。
信じて頼ってみると、
あなたの
世界は驚くほど
優しく見えてきます。
頼ることが
できる人こそ、
ほんとうに強い人。
あなたが
“自立した自分”を
軽やかに
生きられますように。