苦労を背負いすぎてしまう人へ

頑張りすぎるココロの

しくみと癒し方

 

 

「若い時の苦労は

買ってでもせよ」

 

よく聞く言葉ですよね。

 


確かに、

若いうちに

 

経験する苦労は、

将来の糧に

 

なるかもしれません。

 

 


でも、

その言葉を真面目に

受け止めすぎて、

 

「苦労しない

自分には価値がない」

 

思い込んでしまう人がいます。

 

 

 

 

実は、

苦労にも条件があります。


それは

 

頑張った後に、

自分をちゃんと労わること


ココロも身体も

すり減ったまま

 

走り続けてしまうと、

いつかココロが

折れてしまいます。

 

 

 

■頼まれごとを

断れない人の共通点

 

 

以前、私の職場に、

どんな仕事も

 

引き受けてしまう

同僚がいました。

 


体調を崩しても

「迷惑をかけたくない」

 

と出社し、

いつも誰かのために

 

動いている人。

 


周囲の信頼も厚く、

評価も高かったけれど、

 

いつもどこか疲れた

表情をしていました。

 

 

 

なぜ、

そこまで頑張れるのか

 


それは

 

「頼られることで、

自分の存在価値を

感じていた」

 

からかもしれません。


誰かに認めてもらうことで、

やっと安心できる。

 

そんなココロの構造が

あるのです。

 

 

 

背負うこと

安心しようとする心理

 

 

最近話題の

ホス狂い

 

呼ばれる女性たちも、

根っこは同じ心理です。

 


お金も身体も削ってまで

ホストに尽くしてしまうのは、


「優しくされる瞬間に、

自分の居場所を

感じられる」から。

 


自己否定の強い人ほど、

愛されることで安心する

構造を持っています。

 

 

 

過剰な自己犠牲の裏には、


「怒られたくない」

「見捨てられたくない」

 

という不安が潜んでいます。

 


そして、

忙しさに追われている間は、

孤独や自己否定と

向き合わずに済む

 


それが、

無意識のうちに

 

自分を守る逃げ場

なっているのです。

 

 

■少しずつ、

自分に戻るために

 

 

いきなり頑張るのを

やめる必要はありません。

 


長く背負ってきた人ほど、

急に止まると

不安になってしまうからです。

 

 

まずは、

 

・自分が

何を背負っているのか

に気づくこと


・それによって得ている

安心やメリットを見つめること

 

そして、

自分に問いかけてみてください。

 

 


「私は誰に認められた

かったのだろう?」


「何を怖れて、

頑張り続けてきたのだろう?」

 

 

 

その答えに気づいたとき、

あなたは少しずつ

自分に優しくなれます。

 


苦難を背負うよりも、

自分を支える力を育てること。

 


それが、

これからの人生を

 

穏やかにする

第一歩です。

 

 

どうか、今日だけは

自分を責めずに、


深呼吸して

「よく頑張ってきたね」と、

 

自分に声をかけて

あげてくださいね。