こじらせ依存専門心理セラピスト
福井 久 ふくい ひさし です。
⇒ 詳細はプロフィールへ
多くの“こじらせ”体験で、
辛さ・苦しさを誤魔化すために、
仕事/激務に、
自己啓発セミナーに、
原因不明の病気に、
セミナージプシーに、
スピリチュアル世界に
依存した経験から、
自己肯定感が低くく、
自虐しかせず
他責しかせず、
他人を頼れない、
常にネガティブで
反抗的な
こじらせ依存症を
持っている方々に
心理療法を通じて、
人生の秘密を
体感して頂き、
自ら幸せになるための
選択ができる結果を
あなたに提供しています。
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「そんなこと言ってないよ」
「あなたの
考えすぎじゃない?」
もし、こうした言葉を
繰り返し向けられ、
自分の記憶や感情に
自信が持てなくなった
経験があるなら、
それは
ガスライティングと
呼ばれる
心理的操作
かもしれません。
ガスライティングとは、
相手の感じ方や
記憶を否定し続けることで、
現実の認識をゆがめ、
「自分の判断は
間違っているのではないか」と
思わせる心理的虐待です。
1938年の舞台『ガス燈』に
由来する言葉で、
静かに、しかし確実に
ココロを追い詰めていくのが
特徴です。
■日常に潜むガスライティング
・夫婦関係で起こりやすいケース
妻が
「最近冷たい気がする」
と伝えると、
夫は穏やかに
「そんなことないよ。
君が考えすぎだよ」
と返します。
疲れを訴えても、
「みんなそれくらいやってる」
「大げさだな」
と一蹴され、涙を見せれば
「情緒不安定だね」と
感情そのものを
否定されます。
次第に妻は、
「私が悪いのかもしれない」と
自分を責め、
怒りや悲しみを
感じることすら
ためらうようになります。
周囲に相談しても
「優しそうなご主人なのに」と
言われ、
ますます孤立していくのです。
・職場で起こるケース
職場でもガスライティングは
起こります。
曖昧な指示を
出しておきながら、
後になって
「そんなことは言っていない」と
否定する上司。
確認を取れば
「神経質だ」と笑われ、
周囲には「彼女はおかしい」と
印象操作をされる。
こうして部下は
自分の記憶や
判断を疑い始め、
ミスが増え、
自信を失っていきます。
怒鳴ることも
暴力もありません。
ただ、静かに
「相手がおかしい」という
物語がつくられていくのです。
■なぜ気づきにくいのか
ガスライティングが
厄介なのは、
とても日常的で、
外からは
見えにくい点にあります。
記憶や感情という
“目に見えない部分”を
操作されるため、
被害に遭っている本人すら
「自分の問題だ」と
思い込んでしまいます。
気づかないまま
関係を続けると、
自己評価は下がり、
判断力は鈍り、
相手に依存し
やすくなっていきます。
■ガスライティングを
する人の特徴
こうした行為をする人は、
表面的には理知的で
冷静、礼儀正しく善人に
見えることが少なくありません。
正論を巧みに使い、
相手の弱点を見抜き、
精神的に優位に立つことで
関係をコントロールしようとします。
背景には、
感情表現が許されなかった
家庭環境や、
条件付きの愛情、
共依存的な関係性で
育った経験がある場合も
多いとされています。
■巻き込まれやすい人の
共通点
一方、巻き込まれやすい人には、
・自己犠牲をしやすい
・自分の感情に
自信がない
・境界線が薄く、
相手を優先しすぎる
といった傾向が見られます。
実は、「する側」と「される側」は、
根っこに似たココロの傷を
抱えていることも
少なくありません。
その傷が、
自分を責める方向
(内罰的)に
向くか、
他人を支配する方向
(外罰的)に
向くか
の違いなのです。
■巻き込まれないために
本当に大切なこと
ガスライティング対策として
「記録を残す」
「第三者に相談する」
ことは確かに有効です。
しかし、それだけでは
根本的な
解決にはなりません。
大切なのは、
自分の中にある
過去に傷ついたココロに
目を向けることです。
「感じてはいけなかった怒り」
「押し込めてきた悲しみ」
「無視してきた怖さ」
それらを否定せず、
少しずつ
感じ直していくことが、
ココロの軸を
取り戻すことにつながります。
■最後に
もし今、
「私がおかしいのかな」と
苦しんでいるなら、
その違和感は
とても大切なサインです。
あなたの感情や記憶は、
誰かに決めつけられる
ものではありません。
自分のココロを信じる力は、
外から与えられるものではなく、
内側から育て直すものです。
その一歩として、
まずは「私は傷ついていた」と
認めてあげてください。
そこから、
支配のない関係への道が
静かに始まっていきます。
