『野良』カウンセラーですが、なにか?
2025/08/26
Webニュースで“なぜネット上に「野良カウンセラー」が跋扈するのか――自称可能な肩書が生む、メンタルヘルスの危険性”というテーマ記事が掲載されていました。この種のテーマは、私が心理学を勉強し始めた15年ほど前からありました。 問題の要点は、臨床心理士や公認心理師などココロに関する対人援助職について、資格取得を絶対ルールにしよう、という学識者達が学会を立ち上げて推進しています。

愛着障がいの彼女と付き合うには
2025/08/25
過去に頂いたご相談で彼女の束縛と感情確認行動が異常だ、というお悩みがありました。詳細は下記のようでした。 “最近、マッチングアプリで知り合って、お付き合いを始めたところまでは良かったのですが、お互いにだんだんと仲が深まってきた時に、わかったのですが、彼女の束縛行動や愛情確認行動が酷くて、嫌になることがあります。何度も口喧嘩したりしても、最終的に冷静になってお話をして、”浮気なんかしない“とか、”あなたのことを愛している、大切にしている“と何度も伝えるのですが、LINEの返信が少し遅かったり、仕事の都合や電車移動の最中で電話に出れないと、パニック発作を起こして、リストカットやオーバードーズをやろうとします。いろいろを調べてみると、彼女は愛着障がいなのではないか、と思い助けてあげたいと思いますが、どうすればいいでしょうか?”

他人に力を与えるコミュニケーション
2025/08/24
ついに高校野球決勝戦で、沖縄尚学が優勝しましたね。おめでとうございます。この高校野球で、私が一番注目するのは、指導される監督の姿勢です。たしかに、広島県代表の広陵高校野球部内の暴力事件がありましたが、全般的にみて、指導者が教え子達にかける言葉やトレーニング方法が昔と比べて明らかに変化していると感じます。 私が知っている昭和の指導者達は“監督・コーチが言うことは絶対に従わないといけない”とか、“闘志なきものはグランドから去れ”とか、“鉄拳制裁・しごき・根性”とか、が当たり前で、野球でもサッカーでもまたその他の部活動でも名門校と呼ばれる学校ではこのような指導方法があったんだと思います。

私を見捨てないで
2025/08/23
皆さんは報道やWebニュースでご存じだと思いますが、2025年6月28日付けで改正風営法が施行されました。ホストが恋愛感情を利用して高額な料金を請求する行為が明確に違法とされましたし、無許可営業や行政処分違反に対する罰金が大幅に引き上げられました。Y

共依存の関係性
2025/08/22
ココロの世界では、よく出てくるキーワードで“共依存”があります。共依存でいえば、母娘共依存関係が一番よく取り上げられることだと思いますが、今日はそれも含んで、共依存をテーマにお話ししたいと思います。まず、共依存をご存じない人のために、共依存とは、特定の相手との関係に過度に依存し、その関係性に囚われてしまう状態のことです。

憎き女性性
2025/08/21
性別問題について考える時に、よく出会うお悩みが“女性に生まれたことをすごく否定している方が多い”ということです。 昭和の時代には、“男尊女卑”という言葉があったように、女性の社会的地位が低かったり、役職昇進が男性よりも遅かったり、仕事はよくできる都合のいい便利屋扱いで、男性と給料の差が付けられていたり、“男尊女卑”が当たり前の風潮がありました。 このような、“男尊女卑”的な価値観は家庭内にも持ち込まれて、こどもの頃から女性であることを否定され、暴言を浴びせられてきたので、その方の人生全般にわたって深刻な問題を引き起こしています。

部屋が汚い・片づけられない
2025/08/20
皆さん、ご自身にもココロ当たりがあるかもしれませんが、部屋が汚い、片づけられないというお悩みを持っている方、意外に多いですね。今日はこの問題について、心理的な側面から取り上げていきたいと思います。この記事は発達障害などの脳機能の問題として解説するものではありません。 部屋が汚い・片づけられない問題について、どのような問題が発生するのか、そしてその当事者の心理的な特徴の順番でご紹介していきます。

生き辛さを感じる症候群(後編)
2025/08/19
昨日、生き辛さを感じる症候群(前編)で、無意識の内に生き辛さ、苦しさを選んでいる方々がいて、特徴をまとめると、体系化できるものを燃え尽き症候群と注目の的だった症候群としてご紹介しました。今日は、後編になります。

生き辛さを感じる症候群(前編)
2025/08/18
私は心理カウンセラーを生業としているので、様々なお悩みを伺う機会があります。そして傍目に見ていて、辛そう、苦しそうだと思っても、ご本人が心理カウンセリングを受けたいと自己申告するまで、何もアドバイスすることもありません。 ご自身で、無自覚の内に苦しい生き方を選んでいる方々がいて、その方々のお悩み傾向を分析してみると、大筋まとめることが出来るので、ご自身に当てはまっている部分があるか、どうか、チェックしてみて下さい。

同調圧力の功罪
2025/08/17
この記事は8月15日に書いています。今日は、終戦記念日ですね。東京には、靖国神社と遊就館(戦争遺品、遺書が展示されている資料館)があるので、You tubeなどの動画資料よりも、リアル感を感じながら学ぶことが出来ます。 よくトピックとして、取り出されるのが特攻隊であり、太平洋戦争末期に日本軍が行った特別攻撃隊の略称で、搭乗員が乗った航空機や小型艇で敵艦に体当たり攻撃を行う部隊のことで、この攻撃は、搭乗員の死を前提とした決死の作戦であることは皆さん、ご存じだと思います。この特攻隊員の年齢は、17歳から32歳までと幅広く、平均年齢は21.6歳です。多くの隊員は10代後半から20代前半の若者でした。 では、なぜ将来がある若者が死ぬとわかっている特攻隊の任務を遂行したのか、

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