愛着はココロの問題の源②
2025/05/28
前号では、幼少期において、養育者(特に母親)との関わりの重要性について、愛着障害の概要についてお話ししました。 今回は、もう少し具体的に、愛着障害を持っていると、日常生活を送るに際して、どのような困難に見舞われるか、について、お話したいと思います。 ※なお、ここに掲載させて頂く情報によって、周囲の方々に対して、医学的診断、性格診断を行うため、先入観を持つためのものではありません。人間の特性に良し悪しはありません。

愛着はココロの問題の源①
2025/05/27
書店の心理書コーナーに立ち寄れば、必ず置いてあるのが愛着障害を取り扱った読み物です。そして、最近、たまに報道される幼児虐待、育児放棄、ネグレクトなども同じく愛着の問題だと言えます。今日は、愛着障害が人のココロの及ぼす影響について、お話します。

過剰な自己愛に困ってませんか?
2025/05/26
あなたの周囲に下記のような人達がいませんか? 初対面の印象は、とても魅力的で、自信に満ち溢れている、と感じます。饒舌で、能力もあって、とても立派な人、という印象を受けます。実際に、やり手の人が多いと言えます。しかし、このタイプの人と親しくなって、心理的距離が近くなってくると、次第に正体をあらわします。 自分は特別な存在だという気持ちがあり、傲慢で、他人を見下したような態度で、他人の気持ちや痛みには関心がなく、周囲の他人は自分のために尽くすのが当然、と考えています。

利権・影響力が怪物になる時
2025/05/25
私は、心理カウンセラーとして、独立起業する前、24年間医療機器製造会社の輸入部門で、心臓不整脈治療に関連する機器・デバイスの担当をしていました。具体的には、心拍が遅くなってしまう病態に対して、ペースメーカー、と呼ばれる機器や心拍が異常に早くなる病態に対して、植え込み型除細動器やカテーテル心筋焼灼術が治療のために使われるのですが、この製品群の輸入販売に関わっていました。ですので、医療業界のことは、心臓不整脈部門でなくても、だいたいわかります。

あの子の方が細い
2025/05/24
公開から気になっていた映画をみてきました。その映画タイトルは、『渇愛』(かつあい)、ルッキズムの流れから摂食障害を患ってしまった少女のお話でした。まずは、理解を深めて頂くために、基本事項を説明させて頂きます。 ※ルッキズムとは、人を外見だけで判断したり、容姿を理由に差別したりする考え方のことです。日本語では「外見至上主義」とも訳されます。外見を重視しすぎることによって、人々は精神的・身体的に様々な影響を受ける可能性があります。 ※摂食障害とは、食事量や食べ方などの食行動の異常が続き、体重や体型の捉え方など、こころとからだ両方に影響が及ぶ病気をまとめて摂食障害と呼びます。摂食障害は女性の割合が高く、10〜20代の若者がかかることが比較的多いですが、年齢、性別、社会的、文化的背景を問わず誰でもかかりうる病気です。 摂食障害は、必要な量の食事を食べられない、自分ではコントロールできずに一度に大量に食べてしまう、一度飲み込んだ食べ物を意図的に嘔吐したり、下剤を大量使用したりするなど、さまざまな症状があります。

身を置く環境を考えよう
2025/05/23
私は東京都新宿区歌舞伎町を中心に、立ちんぼ(未成年も含む売春婦)がよくいる都立大久保病院前、大久保公園周辺、ラブホテル街、トー横(新宿東宝ビルの横)界隈で、売春撲滅活動のボランティアに参加しています。先日、ショッキングなニュースが入ってきました。 それは、この界隈で性暴力・性搾取で困り果てた女性達(担当ホストからの売掛金縛りにあっている女性、父親がわからない妊娠をした女性、元締めによる管理売春の恐怖に晒されている女性など)やその親族が万策尽きたと感じた時に、相談することで有名でした、公益社団法人 日本駆け込み寺の事務局長が違法薬物所持の容疑で逮捕されました。

毒親育ちの子供達へ 4/4
2025/05/22
毒親育ちの子供達へ 1/4では毒親のイメージについて、毒親育ちの子供達へ2/4では毒親の特徴について、毒親育ちの子供達へ 3/4では子供に及ぼす影響について、書かせて頂きました。そしてこの最終号では、毒親育ちの子供達の対処法について書きました。 それでは、毒親に育てられた人達がどのようにすれば、解決に向かえるのかについてお話します。

毒親育ちの子供達へ 3/4
2025/05/21
前号(2/4)では、毒親の特徴について、5つ述べさせて頂きました。 幼少期に毒親に育てられると、子供にどのような悪影響があるのか、そして、その悪影響を受けて、成人した人がどのようにすれば自分の人生の主人公として、自分自身を生きることができるのか、についてお話します。

毒親育ちの子供達へ 2/4
2025/05/20
前号(毒親育ちの子供達へ 1/4)では、毒親のイメージを掴んでいただくことを目的に書かせて頂きました。今回は、毒親の特徴について、お話します。前号から読んでいただいた方が理解は深まると思います。 次に毒親の特徴について、お話します。

毒親育ちの子供達へ 1/4
2025/05/19
書店の心理書のコーナーに行ってみると、必ず、置いてある本が“毒親”という言葉が背表紙に書かれている本があります。 毒親に育てられた子供達は、“毒親育ち”とか、“虐待サバイバー”と呼ばれて、幼少期に毒親から受けた影響が計り知れず、子供の人生に悪影響を及ぼします。毒親は、スーザン・フォワードが「毒になる親」という本を上梓したことから始まって、毒親という言葉が使われるようになってきました。

さらに表示する