感情なんて、いらない②

どうも、皆さん、こんにちは。

 

ココロ・ワークス・ラーニング 

福井 久です。

 

梅雨の中休みなのか、

毎日、気温が高い快晴が

 

つづきますね。

 

急激な気温変化や

冷房効き過ぎなどで

 

体調を壊さないように
十分に気を付けてくださいね。

 

前々回

【世の中に他人は存在せず、

すべて自分自身の鏡】

 

前回

【感情なんて・・・・

いらない】

 

と人の感情について、

ブログを書かせて頂きました。

 

お陰様で、

様々な方々から反応を頂き、

 

“人間の感情”に

ついての関心の高さが

 

伺い知れます。


そもそも、

このブログを書き始めたのは、

 

クライアント様から頂いた

質問に対して、

 

 それにお答えする形式で

書かせて頂いております。

 

頂いた質問は、

 =・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・

「自分自身が

捕らわれていた問題・課題の

全容が理解出来た時、

 

今までに感じていた、

感情

(特にネガティブ感情;

怒り、悲しみ、恐怖など)

無くなるじゃないかって

心配している、

 

もしくは

 

“感情なんてなくして欲しい、

感情なんてあるから苦しいし、

 悲しいし、ムカつくんです”

 

っていうお話しも伺います。

 

感情は本当に必要なく、

失くすことが出来るのか、

 

くなっても

大丈夫なものなのか、

というものでした。」

=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・=・

前回はちょうど、

ビリーフについて

 

書いていた途中でした。


少し復習すると、

ビリーフ/プログラムと

 

いわれるものは、

幼少期特に両親との間、

 

もしくは

 

その他、当時当事者に

影響力をもった人


(お祖母ちゃん、

おじいちゃんなど)

 

との間において、

 

強い感情と記憶が

結びついて出来る、

 

自分自身が生き残り、

安心・安全を

 

感じられる法則であると
述べさせて頂きました。

 

ビリーフに縛られて

しまっている事例を

 

挙げますと、

 

幼い頃、両親もしくは

その他影響力のある人から、


“あなたは幼いままで、

何も出来ないで

いてくれた方が

かわいいの!”


“身の回りのお世話は

全部やってあげるから、

(なにも考えないで

いいから)

そのままかわいく、

従順なあなたでいて!”

 

などの明文化された、

もしくは暗黙の

 

メッセージを

受け取ってしまった方は、

 

大人になってからでも、

精神的には子供であり、

 

“大切なことを自分で

決めることが出来ない”


“指示を受けないと

不安なので、

 

やたら指示を

確認しても

 

行動しない”など、

 

性の

ロリータ・コンプレックス

 

 

女性の

ファーザー・コンプレックスの

原因になってしまったり、

 

または、幼い頃、

“あなたの人生、

あなたがやりたいように

やればいいの!!”

 


“あなたの人生なんだから、

自由に行動していいのよ!”

 


“生きている内に、

やりたいことやって

おかないとね!”

 

 

という


メッセージ、一見、

子供のことを

 

よく考えているように思うの
ですが、

 

受け取った子供達側では、


“(私達、親は

自由にできなかったから)

だからあなたには

口先では言ってんの。

 

でも、

 

私達が自由でなかった様に、

なたも自由に

振る舞わないで!”


“自由でなかった

自分達の恨みを

私達を使って晴らす、

ように感じる”

 

などメッセージを

受け取っていて、

 

必ずしも表面の意味、

肯定的に意味が

伝わってなく、


両親もしくは影響力が

もった人の

反抗的決断をした意味


(私達;両親、

もしくは影響力をもった人、

 

は自由ではなかった。

だから、あなたも自由に

 

行動することは止めなさい)

 

が伝わってしまっているこ

が多々あります。


ですから、人生において、

大切な決断を

 

しなければならない時に

いつまでも結論を

 

先延ばしにしたり、

結論を出すけれど

 

何か罪悪感、

切迫感のような

 

感覚を感じて

ザワザワしている人

 

 

“私は自由人です”

といいながら、

 

社会既成概念や

規則、通念に縛られていて、

 

既存の発想、

当たり障りのない発想

 

しかできない人は、

それぞれ幼い時に

 

作成した強い感情を

伴った記憶によって、

 

安心・安全を保つため、

き残るためのルール;

 

ビリーフが大人になっても、

未だに当事者が

 

安心・安全を感じて、

生き残るために

 

“機能し続けている状態”

 

であることが

理解できると思います。

しかし、

 

大人になった

今、現在、当時のように、

 

生存危機

 (両親もしくは

影響力がある人から

養育放棄されるなど)

 

になるようなことがないので

安心・安全、生き残りを

 

目的に作成された

ビリーフが日常生活を

 

送るにあたって、

 支障を来すようになってきた

 

と言える訳です。


いわば、

 

“ビリーフ”が年代落ちして、

日常生活において、

 

有効機能を果たさず、

むしろ障害になっている

 

状態が実現されて

いるのです。

 

このビリーフが作成される

段階において、

 

感情が密接に、

強固に関連しています。


そもそも、

人間が

 

“決断をする”

 

行動を決める際に

原則になっている法則;

 

快・不快

もしくは

痛みの法則

 

が用いられています。


具体的な感情でいうと、

”快感“と”恐怖“

 

密接に、強固に関連して、

この法則を

作成しているのです。

幼い頃、

 

両親や影響力のある人

が言う通りにしていれば、

 

安心・安全ですし、

なによりも可愛がられて、

 

承認され、

褒められたでしょう。


ですから、この状態は、

快の状態;快感であり、

 

脳科学的には、

脳内にドーパミン/オキシトシン等が


分泌されて、強い快感として

記憶に残り、時間が経てば


再度この快感状態を欲して、

快感を得るために同じ行動を


何度も行ってしまう状態が

実現されてしまいます。


最後には、

 

全く無意識的に、

全ての工程を全自動で

 

実施して、当事者は

全く気付けていない状態に

 

なってしまいます。

 

また、幼い頃、両親や

影響力のある人の

 

言う通りの従わないと、

 

“このばち当たりが!”

 

“将来、ろくな

大人にならない”

 

“本当に出来ない子ね!”

 

“いい子じゃないと

うちの子じゃない!”

 

など、

 

ひたすら恐怖感情を

煽られて、大人たちに

 

従順になるように

仕立てられていくのです。


ですから、

 

不快の状態;恐怖であり、

人間は本能的に、

 

恐怖感情を感じると

次の4つの行動の

 

どれかを実行して、

一刻もはやく、


この恐怖感情を

感じる状態に

 

対処しようとします。

 

・恐怖の発信源と戦う

 

・いち早く、逃げる

 

・その場で凍り付く、

感情・感覚を全て遮断する

 

・自分を大きく見せる

(虚勢を張る)

これも、

 

恐怖感情が大きいと、

ASD(急性ストレス障害)

 

もしくは

 

PTSD

(心的外傷後ストレス障害)

 

になってしまい、

これまた強い恐怖心と

 

共に記憶に残ります。

 

そのレベルでなくても、

何度も何度も恐怖感情を

 

体験していると、

上記、4つの反応の内、

 

どれかを実行して、

最後には全く無意識的に、

 

全自動で対処していて、

当事者本人は

 

全く気付けていない

 状態になってしまいます。

 

これらの事例を見てくると、

感情は

感覚機能

いわゆる五感;視覚、

聴覚、体感覚など)と

 

強く結びついて、

まずは

 

自分以外の外観世界を

認識するために

 

そしてその段階を踏まえて、

自分自身の内観世界を

 

認識するために

絶対必須

 

であるということが

ご理解頂けると思います。

結論

 

感情は自分以外の外観世界、

ひいては内観世界を理解し、


認識するために

必要不可欠なものです。

 


そして、人間が感情を

コントロール下におく、

 

もしくは感情とうまく
付き合っていくためには、


はじめに、

 

感情(快感・恐怖)による

快・不快(痛み)の法則に

 

よって、


無意識的に流されて、

全自動反応で

 

苦しむ経験を経て、

その状態に嫌気が

 

刺して

初めて

 

“自分の人生を生きる”

 

 

意識的になることが

出来ます。


感情に流されること、

全自動反応は

極端に少なくなり、

 

つまり

感情(快感・恐怖)による

 

快・不快(痛み)の法則

によって、縛られる時間が

 

少なくなります。

 

よって、

 

感情は意識的に生きる;

自分の生きたい人生を生きる


目的にとって、

感情に揺らされない、

 

影響を受けない自分

意識的に生きる自分)


になるために
感情に

揺らされる、影響を

受けまくる経験・体験


(全自動反応で

無意識的な自分)を

 

沢山するために、

絶対必須です。

 

 


この経験・体験を

した方々のみ、

 

意識的に自分の人生を

生きることが

 

できる可能性が

与えられと思います。

 

また、自分自身が

捕らわれていた

 

問題・課題の全容が

理解出来た時、

 

今までに感じていた、

感情は無くなるじゃないか

 

って心配されている方々、

 

体験した私が思うのは、

全自動反応を

 

起こしていた時より

むしろもっと鋭敏になったけれど、

 

感情に振り回される時間が
著しく減少したと申し上げて、

 

結論とさせて頂きます。

長文にお付き合い頂いて、

最後までお読み頂いて

 

ありがとうございました。